宿題は2回以上するというのが今や中学受験業界では常識となっています。

そんなことは前からやっているけど、それでも点数が取れないという人もいると思います。

時間がなくて宿題が回らないという人もいると思います。

 

そんなときに塾で相談すると必ず言われるのが「宿題をやり込んでください」というセリフです。

やっているのに~!

と思う人もいると思います。

それは塾講師が言う「やり込む」という言葉の意味を正しく理解していないのかもしれません。

 

 

  塾で言う「やり込む」とは?

 

実は回数のことを言っているのではありません。

「下位クラスならせめて2回はやりましょう」なんて言いますが、2回やったら高得点が取れるとは限らないのです。

宿題の難易度は単元によって異なりますし、各教科で難しい単元が被ったりするとその週は大変なことになります。

もちろん、一人ひとり得意分野・苦手分野がありますし、誰がやっても易しい単元・難しい単元があります。

宿題の問題数は毎回同じくらいでも、その難易度によって掛かる時間も変わってきます。

 

結果がすべての世界では点数が取れるかどうかが問題です。

とはいえ、塾の成績は相対的なものなので、平均点と比べてどれくらい取れているかがポイントなのです。

 

そして、塾で言う「やり込む」というのは、それなりの点数が取れるようになるまで反復するということなのです。

つまり、2回やればいいというのではなく、目標点数が取れるようになるまで繰り返す必要があるのです。

簡単な単元、得意な単元なら1回でも十分なこともありますし、すでに特訓講座などで先取りしている場合は宿題を全然やってなくても点数が取れることもあります。

 

クラス平均点を目指すというのなら、みんなと同じ2回くらいで十分だと思います。

※間違い直しは回数に入れません。

ですが、上位クラスを狙うとかいうのであればそれでは不十分なのです。

当然ながら満点を狙っていくのが基本となります。

 

もちろん、テキストの内容がそのままテストに出ないこともありますし、少しひねってある場合もありますから、満点が取りにくいことも考えられます。

ですが、家で宿題をやっている時点で、テキストと同じ内容の出題なら100%取れるというレベルまで練習していなければクラス上位なんかは到底無理な話です。

 

人によっては時間がかかるかもしれません。

5回くらい反復しなければならないかもしれません。

 

しかし、回数を重ねるたびに少しずつ解くスピードも上がってきますし、正答率も上がってくるはずです。

それをどこまでやってくるかという問題なのです。

当然、日ごろからやり込んでいる人の方が処理速度も速く、回数を増やした割にそれほど時間が掛かっていないのです。

その域に達するまで頑張るというのも「やり込む」ということで、それが出来るようになった状態が「仕上がった」ということです。

 

 

  やり込み・仕上がりレベル

 

やり込み具合をレベルに分けてみました。

 

初級

10級 家に帰ってテキストを開き、問題を見ることが出来る。(解いてはいない)

9級 試しにテキストの問題を解いてみることが出来る。(全部ではない)

8級 テキストの問題のうち解けそうなものを一通り解くことが出来る。(丸付けが出来る)

7級 間違えた問題は解きなおし、わからない問題は解説を見て自分で解くことが出来る。

6級 7級までの内容がひとりで出来る。

5級 7級までの内容がひとりで2回以上出来る。(正答率80%以上)

 

中級

4級 基本問題・応用問題の範囲を同様に2回以上出来る。

3級 間違えた問題、わからない問題を解けるようになるまで繰り返すことが出来る。(正答率100%)

2級 どの問題も制限時間内(1~2分以内)に解くことが出来る。

 

上級 

1級 基本問題・応用問題・発展問題の範囲を同様に解くことが出来る。

 

最難関レベル(特訓講座)

初段 特訓講座の基本問題を同様に解くことが出来る。受講資格が取得出来る。(偏差値50~60)

2段 特訓講座の基本問題・応用問題を同様に解くことが出来る。(偏差値55~65)

3段 灘中向けの特訓講座のすべての問題を同様に解くことが出来る。受講資格が取得出来る。(偏差値60~70)

4段 灘中A判定レベルの偏差値を取ることが出来る。

5段 塾内で上位10以内をキープ出来る。

 

達人 塾内トップの成績、全国決勝レベルの成績を取ることが出来る。

 

 

あくまでもネタです。

塾によって偏差値は異なります。

女子は灘の代わりに洛南・西大和で考えてください。

 

 

  最後に

 

「やり込む」のは割と誰でも頑張りさえすれば出来ます。

ですが、それを「仕上げる」のはかなり難易度が高くなります。

 

どうすればいいかと聞かれても、誰でも理解できるような形で言語化するのは困難です。

あえてポイントだけ言うとしたら、「仕上がる」まで「やり込む」ことです。

出来るようになった瞬間に「仕上がる」の意味がわかると思います。

(偏差値70を超えるくらいまでになるときっと理解できます。)

 

多分。

 

知らんけど。