9月の公開テストが気になる人も多いと思います。

特に受験学年の人は「”人生が掛かっている”と言っても過言ではない」という心境だと思います。

8月の模試の結果が出てショックを受けている人にとっては絶対に外せないテストですね。

 

成績というのはつまり偏差値のことで、偏差値というのは相対的なものですから、上がる人もいれば下がる人もいます。

毎月上がったり下がったりを繰り返している人も入れば、全く変わらない人、順調に上がり続ける人、順調に下がり続ける人もいます。

タイプ別に分類してみましょう。

 

 

 

成績が安定している人

 

偏差値が前回と比べてほとんど変動しない、あるいは上下幅が2ポイントくらいで収まっている人は安定型です。

確率的に全体の3割くらいはいるのではないかと思います。

毎回同じとなるともう少し少ないかもしれません。

 

安定しているのはいいのですが、夏にあれだけ頑張ったのに全く変化なしだったらちょっと悲しい気持ちになりますね。

ですが、周りのみんなも同じように努力していますから、その中で成績を維持できたのであれば十分頑張ったということになります。

 

ところが、志望校別特訓の受講コースによっては、受講基準が夏期よりも上がったりします。

そこが問題です。

 

なぜ基準が上がるかというと、志望校別にコースが細分化され人数が絞られるからです。

逆に考えると、夏期までの受講基準が緩かったということなのです。

みんなに夢と希望を与えようという塾の方針ですね。

 

ですが、さすがに9月になるともう少し現実を見なければなりません。

塾としても全く受かる可能性もないのに無理している人に、少しでも可能性の高い学校を勧める大事な機会なのです。

コースが絞られて受講基準が上がるということは、当然その内容もスピードもレベルが上がるということです。

これから年末に向けてさらにふるい落としが始まると思って覚悟しておいた方がいいでしょう。

 

基本的には第一志望校のA判定偏差値を毎回超えているのであれば、成績が上がらなくても心配は要りません。

逆に、成績が上がっていてもA判定偏差値に届いていないか、ギリギリという人は全く安心してはいけません。

 

今の成績を維持したいのであれば、今の勉強スタイル、勉強時間、各教科のバランスを崩さないように気を付けるといいと思います。

とはいっても、塾の宿題、課題、過去問などやることは増えてきますし、レベルも上がってきます。

それに対して全力で取り組む姿勢を崩してはいけません。

最後の追い込みまでひたすら頑張って耐え続けて、でも成績はそのままで志望校に合格というのが大まかな流れです。

 

何らかの個人的な事情により成績を上げたい人は、今の勉強量、勉強時間にプラスして増やしていかなければなりません。

特定教科だけを上げたい場合は、今の勉強時間よりも毎日1~2時間増やしてその教科に充てるというのがいいと思います。

苦手教科を伸ばそうとして、得意教科の勉強時間を削ったりすると、2~3ヶ月後に偏差値のバランスが狂ってきたりします。

どの科目も今の勉強量を削ったら成績は下がると考えた方がいいですね。

どうしても時間が増やせないというのなら、成績を上げたいという野望を捨てるしかありません。

「野望」というのはバランスが悪いと「無謀」になります。

 

成績が安定しているからと安心していると下がることもあります。

そのときは「成績が下がる人」を参考にしてください。

 

成績が上がる人

 

上がる人は特に問題はないと思います。

上がったけどまだ目標に届いていない人もいるかもしれませんが、上がってきているのならその調子で頑張るか、今まで以上に頑張ればいいと思います。

 

そのうち下がるかもしれませんが、そのときは「成績が下がる人」を参考にしてください。

 

 

 

成績が下がる人【特集】

 

ケース1 前回が良かったのに今回下がった

 

そういう場合はもっと遡って、過去3~4ヶ月の成績の平均値を求めてみるとわかりやすいです。

その平均値と比べて、今回の偏差値が上がっているのか下がっているのかを判断します。

 

前回がたまたまよかっただけの人は、今回成績が下がったからといって学力が落ちたわけではないかもしれません。

過去の平均値に比べて下がっている場合は注意が必要ですが、過去3~4ヶ月の最低値を上回っているのであれば今回は”いつも通りの成績”と考えていいと思います。

過去最低記録を更新した場合は、原因究明と対策が必要かもしれません。

 

過去3~4ヶ月の平均値よりも、2~3ポイント下がったりするのは誤差の範囲です。

全体で見ても半数近くの生徒は、平均値から2~3ポイントの幅で上下します。

5ポイント以上ブレる人は対策が必要です。

 

 

塾で相談してもそれほど心配はされません。

「おみくじで凶が出ました。どうしましょう?」

「もう一回引いて下さい。」

という感じの対応になると思います。

で、ほとんどの場合それで解決します。

解決しない場合はケース2へ。

 

 

ケース2 毎回少しずつ成績が下がっている

 

夏前くらいから成績が下がり続けているという人もいると思います。

 

これも過去3~4ヶ月の平均値で考えましょう。

平均値の2~3ポイント下くらいまでで収まっている場合はそれほど心配しなくても大丈夫です。

トランプのハイ&ローというゲームと一緒で、大きい数字が出た後は確率的に連続して下がりやすくなります。

ですが、下がりきったあとはまた上がってきます。

 

最難関志望で、偏差値50台後半~60台前半あたりの人でここ2ヶ月くらい下がり続けているという人もいると思います。

明らかに過去と比べても下がってきているという人です。

これについては考えられる可能性がいくつかあります。

 

1.公開テスト、模試のレベルが上がってきた

 

6年の夏くらいから実力テストの出題範囲が入試全範囲になってきます。

平均点はあまり変わらなくても、明らかに難易度の高い(正答率の低い)問題が目立ってくるのです。

これによって、上位層は偏差値が出やすくなりますが、最難関レベルに届くかどうかのギリギリのレベルの人は点数が取れなくなります。

平均点はあまり変動しないので、偏差値50くらいの人はほとんど変動しません。

偏差値40以下くらいになると、逆に平均点に近づいて成績が上がってくることがあります。

得点分布で見ると、平均点付近が団子状態になっている場合ですね。

みんなが偏差値50に近づきますから、偏差値50以上の人は下がる傾向になるわけです。

 

ここで成績を取ろうと思ったら、正答率が10%台とか1ケタ台の問題を解かなければならないわけです。

それが取れれば偏差値60は軽く超えるのですが、そこに壁があるわけです。


 

2.ミスが増えた

 

最難関志望の人で成績が下がった人の話を聞いていると、だいたいみんな正答率の高い問題でのミスが目立つと言います。

せっかく正答率の低い問題が解けていても簡単な問題で落としているので成績が伸びないとか、難しい問題も取れなかったのでボロボロの成績だったと言うのです。

 

これは思いつく原因としては、勉強内容の変化ですね。

おそらく最難関志望であれば夏休み中は最難関コースに在籍して、毎日宿題に追われていたかと思います。

夏期講習と志望校別特訓と平常授業に加えて、最高レベル特訓とか入試練習とか最難関向け自習教材とか。

普段は2回以上やり込んでいる宿題が1回しかできないとか、後ろの方の難問は全部捨てたとか、悲惨な状況だった人もいると思います。

 

かなり頑張ったにもかかわらず、思ったほどやり込めていないわけです。

問題は基本レベルです。

最難関志望だと、授業で基本レベルを扱うことはありません。

各自で必要に応じて復習をするとか、通常授業も力を入れて勉強するなどの対策が必要なのですが、最難関の宿題に追われて手が付けられていないわけです。

 

難関コースはどちらかというと今までの復習+入試問題(基本レベル)の演習が中心です。

したがって、それほど負荷もかかっていません。

もちろん、宿題量は多くなるので苦しんだ人も多かったと思いますが、夏期講習も志望校別特訓も通常授業も内容的には入試基本・応用レベルです。

同じことを何度もやらされるので、宿題をやっているだけでも十分基本の復習になります。

また、日ごろからあまり勉強に力を入れていない子も下位クラス帯には多いのですが、さすがに夏期講習期間中は朝からずっと勉強をさせられます。

ダラダラやっているようにも見えるかもしれませんが、今までやっていなかった人にとっては大きな進歩です。

 

それを2ヶ月続けてきた結果が9月の成績に出てくるわけです。

もちろん10月にも影響します。

 

最難関でギリギリだった人は基本問題が手つかずなので、正答率の高い問題でミスをしやすくなりがちです。

難関コースでダラダラしてた人は正答率の低い問題には手が出ませんが、正答率の高い問題はやり込んでいます。

 

その結果として、

 最難関でギリギリだった人は成績が下がりがち

 難関コースでダラダラしてた人は成績が上がりがち

ということになります。

もちろん、それでも

 最難関でギリギリだった人の方が偏差値は高くなりがち

 

ということで、最難関の勉強は無駄というわけではないのです。

 

足りないのは基本レベルの復習です。

 

 

ケース3 成績が激しく上下する

 

よくジェットコースターに例えたりしますね。

上がったと思ったら急降下したりでヒヤヒヤしますね。

でも、最後はスタート地点に戻ってきます。

 

クラスも上がったり下がったりして、最終的なクラスは学年の最初の頃と同じになりがちです。

結局は勉強量に見合うクラスに落ち着くと考えるといいと思います。

問題はなぜ上下するかということです。

これはどの学年でも共通してみられる現象ですね。

 

簡単に言うと、得意分野と苦手分野がはっきりしているからですね。

 

テストに得意分野が出れば点数が上がり、苦手分野が出れば点数が下がります。

もちろん1回のテストにはいくつも分野から満遍なく(といいつつ若干偏って)出題されるので、そのときの組み合わせ次第で成績が上下するのです。

逆に、3科・4科の成績は安定しているのに科目別に激しく上下する人もいます。

これも原因は一緒です。

成績が上がるか下がるかは運次第です。

サイコロを2つ振ったら出た目の合計は7になりやすいという話です。

 

運の善し悪しはコントロールできませんが、努力次第ではその平均値を上げることができます。

平均値が上がれば成績は上がりやすくなりますし、本番で最悪の成績でも合格最低点を超えていれば志望校に合格できます。

 

得意分野・苦手分野はだいたい勉強時間に比例します。

つまり、得意分野ほど勉強している時間が長く、苦手分野ほど勉強していないのです。

そんなことはみんなわかっているので、苦手分野を克服しようと弱点対策を考えたりするのですが、それで得意分野の時間が減ればその分野の得点率が下がります。

ですから、得意分野の勉強時間を減らしてはいけないのです。

 

例えば、夏の間に算数を全力でやってきた人は算数の成績はわりと上がったりするのですが、その間に国語や理科の勉強時間が減っていたら国語と理科が下がったりするわけです。

せっかく1科目上がっても、他の2科目が同じくらい下がったら全体としては下がるわけです。

 

弱点対策は得意分野を犠牲にしてやるものではないということです。

 

 

男女による変動の差

 

9月は男子が伸びやすく、女子は10月くらいから伸びる。

そんな説があります。

これは経験則ですね。

私は男子コースも女子コースを担当したことがあるので、男子と女子の特性の差を見てきました。

 

一般的に男子は

・さぼりたがる傾向が強い

・算数に力を入れすぎる

・理科は好きだけど暗記は嫌い

・追い込まれると頑張る

・短期集中型で持続性は低い

・志望校は高望み

 

もちろんそうでない男子もいます。

トップ層は全く異なります。

 

一般的に女子は

・自分のペースを維持する傾向がある

・算数、理科は嫌い

・国語、社会が好き

・宿題はちゃんとやる

・無理はしない

・志望校は安全第一

 

女子のトップ層は算数が得意で、タイプ的には男子型が多いです。

男女ともにトップ層は両方の”良いとこ取り”ですね。
 

 

これが夏を過ぎた時点でどのような差になるかというと、

男子

 今までさぼっていたが夏期中に猛勉強して力をつけた

 でも、夏が終わると力尽きて元のペースに戻る

女子

 マイペースなので一時的に男子に追い抜かれる

 夏が終わると男子のペースが落ちるので追いつく

 

こんな感じですね。

対策としては、

男子は夏のペースを落とさない。

女子はペースを上げる。

 

男子最難関はモチベーションを維持するためにしょっちゅう単発イベントや集会をやるのです。

女子最難関はそれを講座として定期的に続けるスタイルですね。

 

 


 

 

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