そろそろ志望校を考えなければならない時期になってきました。
夏までの志望校はどちらかというと、夢とか理想とかが大きく反映された志望校だったりします。
それがこの時期になるとより現実的な目標に変わってきます。
11月を過ぎる頃になるといよいよ実際に受験する予定の学校に変わってきたりするのですが、それはまだ先の話。
現時点では夢と現実の妥協点みたいな感じかもしれません。
それはさておき、学校選びをする上で大事だと思うことをいくつか挙げてみましょう。
今後の受験校選びの参考になれば幸いです。
志望校
志望校というのは合格したら入学したい学校のことです。
特に第一志望校というのは、受験した学校全てに合格した場合に入学したいと思う学校のことを指します。
模試の志望校欄に書くときは、基本的に志望順位の高い順に書いていきます。
たまに、入試日程順に志望校を書く人がいたりします。
さすがにあいうえお順とかコード番号順に書く人はいないと思います。
一番に気になるのは、第三志望とか第四希望あたりに「灘」とか書いている人です。
第一志望はもちろん最難関校なのですが、なぜか遠慮がちに「灘」を後ろに書いているのです。
「もし灘に受かったら灘に行きたい?」とか聞くと、「行きたい」とか言います。
全部受かったら灘に行きたいのであれば、灘は第一志望校です。
しかし、成績が届いていないので遠慮がちに後ろに書いているのです。
多分、念のために判定を知っておきたいとか、もしかしたらと思って書いたのでしょう。
誰にもバレないと思って書いているのかもしれません。
もちろん、そういう個人情報は保護されているので外部に漏れたりすることはないと思います。
しかし、関係者には情報が行きます。
例えば、塾のお世話係や担任など、担当講師や教室職員、コース責任者のところには情報が行きます。
もちろん、模試の結果も判定もちゃんと伝わります。
そういう連携がしっかり取れることで生徒一人一人をフォローできるわけですね。
で、謎の志望校とか不思議な志望順位があったりすると生徒に直接聞いて確認を取ったりするわけです。
明らかに無謀な場合はそれとなく無茶をしないように忠告しておきます。
模試の判定の都合上、同一日程を書くとエラーになる場合は事前にチェックが入ったりします。
職員から電話があったり、教室で声をかけられたりするかもしれません。
イベントの入試練習なんかだと志望校は書かずに、頼んでもいないのにすべての学校について合否を判定してくれたりします。
残酷な結果になる場合もありますが、逆に新しい可能性が見えてきたりすることもあるのです。
話がだいぶ逸れてしまいましたが、今後志望順位を書くときは「入学したい順番」になるように書きましょう。
日程が被らないように、どこを受けるか考えていかなければなりません。
併願校
併願校というのは本来は第一志望校以外の学校という意味なのですが、実際には第一志望校よりもランクが低い学校を指す場合が多いようです。
例えば、第一志望~第三志望が最難関校で第四志望以下が難関校だったりすると、第四志望以下を併願校と呼んだりすることがあります。
これは志望校別コースの主眼校・併願校という区分けが影響しているのかもしれません。
最難関コースの場合は最難関校が主眼校で、併願校は押さえ(滑り止め)の学校という意味合いが強くなります。
コース資格を満たすだけの成績を取れていれば、だいたい併願校には合格できるように設定されています。
基本的に、これから受験校を考えていく場合に、併願校は確実に合格を取れるように設定する必要があります。
特に第一志望校が自分の偏差値以上のチャレンジ校になる場合、併願校を固めておかなければなりません。
学校が選べないというのであれば、塾(コース)がすすめる併願校を受験しておけばどこかには合格できると思います。
前受け校(お試し受験)
これは本番入試(統一日)の前に練習として受験する近畿圏外の学校のことです。
塾によってお勧めの学校が違ったりしますが、基本的に入学するつもりで受験する人はほとんどいないので、塾が勧めるところを受験するといいと思います。
もちろん受験しなくても問題はありません。
「入試当日に緊張しないように」
一度本番入試の緊張感というのを味わっておけば当日は慌てなくてすむだろうということです。
特に緊張するのは受験生よりも保護者ですね。
来年もないと思いますが、入試当日に学校前で花道を作って受験生を見送るというのが昔からあるのですが、それを前受けの学校でもやります。
おかげで本番当日は保護者がスムーズに動いてくれるのです。
小学校の避難訓練みたいなものですね。
”花道”については批判する人もいるようですが、正門前に保護者が群がって全く動きが取れなくなるのを防ぐ効果があります。
「模試の代わりに」
公開テストや模試は12月で終了します。
そうすると入試までの約1ヶ月、大きなテストは何もないわけです。
どれくらい仕上がったのか、現在の調子はどうなのかを知る術がないのです。
そこで、本番の入試を使って仕上がり具合を確認しようという作戦です。
最難関校を目指している人はレベルが高い前受け校を受験することになります。
その結果次第では急遽、本番入試の受験校を変更する人もいます。
(目標を上げる場合もあります)
「合格を取って勢いをつける」
入試直前に不安になる人も多いので、一つでも結果を出しておこうという作戦です。
そのために塾の設定する偏差値も少し高めになっている気がします。
そこに合格できたのだから自信を持って第一志望校に臨もうというわけです。
しかし、作戦が失敗に終わる場合もあります。
そこで、「結果は入試が全部終わるまで教えない」作戦をとる家庭も多いです。
「受かっていた場合だけ教える」作戦は即バレるのでお勧めしません。
実際は「受かっても落ちても教えない」と言っておきながら、受かった場合だけ教えるというケースが多いようです。
どっちみち連番受験とかをすると、周りに受験番号がバレてしまうので隠し切れないかもしれません。
最悪の場合、「前受け校」に入学する可能性がある場合は状況が変わってきます。
大阪会場とかではなく、現地受験すると合格最低点が低くなる学校の場合、前日から泊りで受験する人も毎年います。
お金と時間と労力をかけて”点数を買う”というと表現が悪いかもしれませんが、背は腹に代えられないという状況になればなりふり構ってはいられなくなります。
ホテルの予約は早めにしておきましょう。
受験パターン
塾によって、あるいは塾の志望校別コースによってお勧めの受験パターンというのがあります。
同じコース内でもクラスによって微妙にパターンが異なります。
学校をタイプ別に大きく分けると3種類あります。
1.チャレンジ校
現状で自分の偏差値を上回る学校。
合格可能性はB判定(60%未満)以下。 (実際の合格可能性はもっと低い)
志望校別コースで複数クラスがある場合に一番下のクラスの人。
記念受験したい人、とりあえず受けてみないと気が済まない人、日程的に空いている人が成績度外視で受験する学校。
(西大和、東大寺、洛南などが日程的にチャレンジしやすい)
2.勝負校
A判定(合格圏内)が取れている学校、あるいは取れたことがある学校。
合格可能性は80%以上(理論値)。
志望校別コースで複数クラスがある場合に上位のクラス、1クラスの場合はクラス内上位。
だいたい統一日に受験する学校。
3.押さえ校
たとえ入試当日に調子が悪くてもほぼ確実に合格できそうな学校。
回し合格があって、最悪下のコースには合格できる学校。
現在の所属コースよりは1ランク下、もしくは2ランク下の学校。
主眼校がダメだった人がみんな行くので、入学後は意外と安心できる。
午後入試、後期日程などで受験する学校。
基本的には勝負校と押さえ校を決めていく感じです。
チャレンジ校はどちらかというと塾からは反対されますが、押さえ校がしっかりしていればOKが出る感じですね。
受験校は各家庭で決定します。
塾からはいろいろお勧めはあると思いますが、強制されることはありません。
塾によっては対象コース生でない場合、チャレンジ校の受験者数(母集団)にはカウントされない場合があります。
合格した場合にはこの限りではありません。
大事なこと
大事なことを書き忘れていました。
「学校選び」とか言ってますが、みなさんが選ぶことができるのは受験校だけです。
最終的に合格者を選ぶのは学校側です。
自分が選ばれそうかどうかがわからない場合は塾で聞いてみてください。
みなさんのコメント、「いいね」、フォローがブログを書く励み、モチベーションとなります。
10年目はモチベ0からのスタートですが、頑張ります。
