テスト結果が返却されると教育相談が増えます。

どうやったら成績が上がるのかと。

 

成績を上げる唯一の方法はテストで点数を取ることで、そのためには1問でも多く正解することです。

それがなかなかうまくいかないというわけですね。

 

とりあえず解けなかった問題、間違えた問題をもう一度解かせてみると、その原因と対策が見えてきます。

 

まったく手が出せない問題に関しては解き方を覚える以外に突破口はありません。

しかし、家で解き直したら正解出来た問題というのが少なからずあると思います。

 

それが合計10点分くらいあるのなら、偏差値5ポイントくらいに相当するわけです。

自力でどうにか成績を上げたいのであれば、それをテストの本番で正解出来るようになることです。

そのための勉強を考えた方が手っ取り早いのではないでしょうか。

いきなり苦手単元の難しい問題に取り組むよりは効果がありそうです。

 

 

あきらめたちょっと先に正解がある

 

先日、質問受けをしていてふと気付いたことがあります。

いわゆる「書き出し」系の問題というのがあります。

数の性質、規則性(数列)、場合の数、つるかめ算などでうまく式がたてられないタイプの問題では、ひたすら順番に書き出して答えを求めるという恐ろしく地味な方法があります。

しかし、テストに出題されるような問題というのはそんなにすぐには答えが見つかりません。

みんな20個くらいは頑張って書き出すのですが、それでも見つからなくて諦めるのです。

 

そんな問題を質問してきた生徒には見つかるまで書き出させることにしています。

20個書いて見つからなければ30個書けばいいのです。

テスト中にそんな余裕はないとか言う人もいますが、家で復習するなら時間はたっぷりあります。

ところが覚悟を決めて書き出していくと、案外すぐに正解に辿り着いたりするのです。

 

20個書き出して見つからなかったのに、22個目くらいで正解が見つかったりします。

 

そういう問題というのはとても良く出来た問題だと思います。

正答率が20~30%くらいで、最難関志望の上位層だけが正解できるのです。

 

つまり、あとちょっとで最難関レベルという生徒をピンポイントで落とすための問題です。

入試問題でもよくそういう問題を見かけます。

例えば素数を小さい順に2,3,5,7,11,13と試してみてもどうしても割り切れない計算が出てきます。

ですが、17か19で割り切れるのです。

 

なぜ、みんな13までしか試さないのかというと、塾のテキストにはあまり17や19の倍数が出てこないので慣れていないわけです。

だから13まで試してみて、もうダメだとそこで諦めてしまいます。

13と17の間に大きな壁があるのです。

 

単純な計算問題でも、桁が1桁大きくなるだけで正答率が下がります。

分数も分母が2桁になると正答率が下がります。

小数なら小数点以下の桁数が増えると正答率が下がります。

桁が増えると単純に計算量が倍増するのですが、それを「めんどくさい」と諦めてしまうのでしょう。

 

家でやり直しをさせると正解出来るまでは解放してもらえないので、覚悟を決めて取り組むのでしょう。

地道に計算すれば案外あっけなく正解出来るのです。

 

 

 

一生懸命頑張っているのになかなか結果が出ないという人

 

あとほんのちょっと先に正解があります。

全力で頑張って、限界まで頑張って、もう無理だと諦めた、そのちょっと先です。

 

ギリギリA判定で受験して不合格になる人の多くは、合格点まであとちょっとのところまでは到達します。

受験者数の多い学校なら合格最低点の1点差で10~20人、10点差なら100~200人にもなります。

10点差なんて問題数にしたら2~3問の差ですね。

わずかな差ですが、結果は天と地の差があります。

 

どうしたらいいかはみなさんでお考えください。

たぶん正解はそのちょっと先にあります。