いよいよ新年度1回目となる公開テストがやってきます。

新入塾の人は初めて受けるテストかもしれません。

長年塾に通っている人にとっては毎月の悪夢かもしれません。

 

「どうやったら偏差値が上がるんですか?」という質問を毎月され続けること十数年。

同じ質問を何度もされ、何度も考え、何度も答えているうちにだんだん本質に近づいていきます。

かと思うと急に考えが変わったり、新しい方法を思いついたり、またもとの考えに戻ったり、何周も回って今ココ、みたいな感じです。

 

勉強方法については人によってやり方が違います。

集中力も継続時間もその頻度も総量もことなるのです。

そこで、誰にとっても共通するポイントだけまとめますから、あとはみなさんで工夫してみてください。

 

 

偏差値を上げるには

 

偏差値というのは同じテストを受験している全員(母集団といいます)の中で平均からどれくらい離れているかを表します。

平均点ちょうどだと偏差値50になりますが、ピッタリ整数値になることは滅多にありません。

平均点より高い点数を取れば偏差値50を越えます。

 

標準偏差(散らばり具合)というのですが、100点満点のテストだとだいたい15~20くらいの値になります。

標準偏差が20だとすると、平均点+20点で偏差値60、平均点+40点で偏差値70という結果が出ます。

平均点が高すぎると満点でも偏差値70に届かないことがあるのです。

 

だいたい点数が2点上がると偏差値が1ポイント上がると考えていいでしょう。

3科総合だと合計5点で偏差値1ポイントくらいになると思います。

 

というわけで、

・偏差値を上げるにはテストの点数を上げる必要がある。

・2点で偏差値1ポイント相当(算数なら1問で2~3ポイント)

 

 

 

点数を上げるには

 

ではどうやったら点数があがるのでしょうか?

誰でもわかりますね。

問題に正解すればいいわけです。

(言うのは)簡単ですね。

 

では、正解できる問題とできない問題は何が違うのでしょうか?

 

正解できる問題

⇒解き方や答えを知っていて、正しく解答できる。

 

正解できない問題

⇒解き方を知らない。

⇒計算ができない。

⇒間違えた。

⇒勘違いした。

⇒時間がない。

など

 

突きつめていくと、

・解き方を覚える。

・知識を覚える。

・計算をできるようになる。

・ミスを防げるようになる。

といったところでしょうか。

 

そのためには練習あるのみです。

 

 

出題範囲を考える

 

何を勉強すればいいのか考えてみましょう。

テストの出題範囲のことです。

2月のテストはまだ新学年になって間もないですから、今習ったばかりのことが出る可能性は低いです。

校舎によってはまだ授業をやってなかったりするので、習ってすぐは出ないと思っていいでしょう。

 

となると、前の学年の範囲からの出題になるわけですね。

原則として公開テストは塾外生も受けるわけですから、小学校でまだ習っていない範囲からは出さないことになっています。

例えば新4年生のテストには小学校4年生内容の問題は出題されません。(配当漢字とか)

 

例外として、新6年生になると小学校内容は無視して、入試範囲全般が出題範囲になったりする場合があります。(塾や模試の種類によります)

 

というわけで、

・前の学年の学習内容の全範囲が出題範囲

ということですね。

範囲さえ分かればあとは勉強するだけです。

 

ちなみに公開テストなどの実力テストの問題は、ふだんやっている復習テストなどに比べて易しいということをご存じでしょうか?

ふだんのテストは授業で習った範囲、宿題範囲からの出題なので、どこから出るかわからない公開テストなどに比べると問題の難易度をかなり上げているのです。

そうしないとみんな満点になってしまいます。

 

ということは、前の学年のテキストを引っ張り出してきて基本問題だけでも全部解き直せば、公開テストの平均点より上を狙うのも難しくはありません。

偏差値60以上を目指すなら、もう少し難易度の高い問題もやらなければなりません。

それでも1年分のテキストの全問題を解き直すくらいの勉強をすれば偏差値60は十分可能です。

もちろん、ただやり直しただけでなく、問題が解けるようになっていなければダメです。

 

 

時間の問題?

 

さて、1年分のテキストを全部やり直すとなるとどれくらいかかるのでしょうか?

1回分の宿題に1時間かかっていたとして、年間40~45回くらいの講義があります。

1科目だけで40~45時間かかる計算になります。

 

しかし、そんなにスムーズにできるくらいならそれなりの偏差値を取れていると思います。

そういう人はさらに特訓講座のテキストを全部やり直す必要が出てきますから、結局はその倍くらいの時間は必要です。

 

実際のところ、苦手な単元とかが出てくると時間はものすごくかかります。

1日に1講義分ずつ進めたとして約6週間かかってしまいます。

 

そう考えたら次の公開テストには間に合いません。

それどころか来月の公開テストにも間に合いません。

ですが、今始めなければ4月の公開テストにも間に合わなくなります。

 

まさに時間との戦いですね。

 

でも、時間は全員平等にあるはずです。

となると、時間ではなく”速さ”の問題なのかもしれませんね。

 

 

どうすれば速くなるか

 

問題を解くのが遅い人がいます。

でも、そんな遅い人でも同じ問題を2回やらせると2回目は最初よりも速くなります。

それでもまだ時間がかかるようなら、3回目をやらせるとさらに速くなります。

それを何回か繰り返しているうちに無駄なく素早く解けるようになっていきます。

何回やってもタイムが伸びなくなってきたらそれは論理的限界もしくは物理的限界に近付いているのかもしれません。

 

つまり、

・反復すればするほど速く解けるようになる

ということですね。

 

 

最後の問題

 

というわけでヒントは出しました。

何をどうすればいいかまだわからない人はもう一度読んでみてください。

これだけやれば偏差値60台まで行けるという内容です。

 

ですが、多分ほとんどの人がうまくいきません。

 

これだけやれば行けると言っているのに。

 

なぜやらない?

 

 

そこまでして成績を取りたいと思わない?

生まれつきの能力がないから無理?

 

そう思っているのならそれでもいいと思います。

偏差値60以上が取れるのは全体の約16%だけなのです。

チャンスは平等かもしれませんが、結果は平等ではないのです。

 

頑張る人だけ応援します。