大阪星光学院中学校の出願が締め切られました。

出願数は全体で749名(Ⅰ型・Ⅱ型の詳細は不明)で、出願倍率(出願数÷募集定員)は3.9倍です。

 

数字だけ見ると多く感じるかもしれませんが、昨年の出願数は737名なので+12名です。

昨年の実質倍率(受験者数÷合格者数)は2.3倍なので、ほぼ同じくらいと考えていいでしょう。

 

ただし、2021年の入試は東大寺学園中学校の募集定員が20名増となります。

この影響を最も受けると思われるのが大阪星光学院です。

大阪星光学院を受験する人の多くが西大和、東大寺を受験します。

東大寺の入学者数が増えればその分だけ大阪星光の入学辞退者が増えると予想されます。

これは大阪星光を第一志望とする人にとってはありがたい話です。

合格最低点で数点、偏差値にして1ポイントくらい下がる可能性があります。

今後、西大和(本校)の出願者数が確定すればもう少し状況がはっきりしてくると思います。

 

 

出願者数と受験者数

 

2020年は出願数737名に対して、受験者数は695名でした。

入試当日に42名が欠席したことになります。

最大の理由はいわゆる”W出願”であると思われます。

つまり、同一日程の他の学校にも出願していて、結果的に大阪星光を受験しなかった人がほとんどではないかと思います。

考えられる学校としては、同一日程の灘、甲陽、洛星、六甲学院、高槻などがあると思います。

灘・甲陽組が念のために出願というケース、東大寺・西大和組、チャレンジ組が安全策をとって直前で回避という可能性もありますね。

その辺の事情はあまり深く追求してもアレなのでそっとしておきましょう。

毎年30~40名程度欠席者がいるので、今年もおそらくそれくらいになるかもしれません。

 

 

第一志望の人は合格を目指して最後まで頑張ってください。

第一志望でない人は本命合格を目指して頑張ってください。

 

 

 

 

 

 

大阪星光学院中学校は4科有利?

 

大阪星光を第一志望とする場合、4科が有利だと言われています。

しかし、なぜ4科が有利なのでしょうか?

 

2020年の入試結果を見てみましょう。

各科目の受験者平均点は以下の通りです。

 

受験者平均点

国語(120点) 72.8

算数(120点) 68.4

理科(80点)  53.9

社会(80点)  59.3

 

400点満点に換算します。

Ⅰ型(算国理社) 254.4

Ⅱ型(算国社)  250.625

Ⅱ型(算国理)  243.875 

合格最低点 262点

 

 

各科目の合格者平均点も見てみましょう。

合格者平均点

国語(120点) 79.6

算数(120点) 82.2

理科(80点)  58.8

社会(80点)  63.5

 

Ⅰ型(算国理社) 279.2

Ⅱ型(算国社)  281.625

Ⅱ型(算国理)  269.625 

 

 

こうやって計算してみると4科、Ⅱ型(算国社)の平均点が高く見えます。

社会の平均点が高いためにそうなるのです。

 

しかし、それだけで4科が有利だと考えるのは大きな間違いです。

 

2020年度の受験者数695名のうち、4科受験は527名、3科受験は168名でした。

4科受験が圧倒的に多いのですが、基本的には受験パターンが星光・西大和・東大寺の人だと思われます。

3科受験(算国理)の人は灘・甲陽から志望校を下げてきた人がけっこう含まれているのです。

志望校を下げたと言っても、切り替えた第一志望は東大寺という人が多いかと思います。

統一日を押さえておくために星光に切り替えてきただけかもしれません。

3科受験(算国理)の上位層はそういう人たちが多く、彼らが平均点を引き上げているのです。

 

3科(算国理)の人が合格最低点の262点を取るためには、算国理3科の素点で209.6点が必要です。

一方、4科の人は4科の素点で262点ですが、ここから社会の平均点59.3を引くと算国理3科で合計202.7点ということになります。

ここで6.9点の差があるのです。

3科だと1.25倍ですから、約8.6点差になります。

 

4科の人の算国理の平均が320点満点で202.7点ですから、得点率は63.3%です。

社会も同じくらいの得点率だとすると80点満点で50.7点くらいになります。

ですが、社会の平均点は59.3点ですからその差8.6点のハンデをもらっていると考えることができます。

 

4科受験の人は、社会を算国理と同等のレベル(偏差値)まで頑張って勉強すればハンデがもらえると言うことになります。

その分、算国理の勉強時間は削られますから有利と言えるかどうかはわかりませんね。

社会を途中でやめて3科にするとか、中途半端なことをするとマイナスになりそうです。

 

※ 平均点をいくら計算してもみなさんの点数が上がるわけではありません。

※ 自分が平均点を取れる前提で考えてはいけません。

※ 過去問を解いて各教科の点数が出た人は400点満点に換算して比較してみましょう。

 

 

4科受験で有利な点とは

 

4科合計、算国理合計×1.25、算国社合計×1.25のうち、最も高いものを得点とするということです。

1科目でちょっと失敗しても取り返せるチャンスがあるということですね。

 

例えば算国で10点分ミスをすると-10点ですが、3科だと1.25倍で-12.5点になります。

3科に比べて20%軽減されるということです。

理科でミスをしても、算国社がよければマイナスにはなりません。

社会でミスをしても、算国理がよければマイナスにはなりません。

 

これが4科受験の最大のメリットです。

 

さらに、社会の平均点が他教科よりも高いときは有利になります。

理科の平均点が社会に比べて低いときも有利になります。

 

ですが、それはどの教科でも平均点を取れるだけの実力を持っている場合です。

しかも、平均点では合格最低点に届きません。

 

4科受験を目指すなら、各科目で満遍なくA判定を越える偏差値を取れるように頑張ることですね。

出来れば算国をしっかり鍛えておいて、3科でも合格できる実力を身につけておきたいところです。

 

 

 

 

 

大阪星光学院中学校を目指す人向け