前回の投稿で、漢字能力検定試験の「能登半島地震返金等の対応」についての案内が
2月13日に公式HPで知らされるというお話をさせて頂きました。
この漢検を含め、英検や中検などメジャーな語学検定試験で大きな動きが有りますので、今回は知る範囲で纏めて紹介させて頂きます。
1.【漢字労力検定試験(漢検)】
(1)能登半島地震対応
公式HP内の次のURLは
令和6年能登半島地震により検定をご欠席された方の返金申請方法について(公開会場 個人受検) | お知らせ | 日本漢字能力検定 (kanken.or.jp)
です。理由を添えた(フォーム有り)申請が必要です。
(2)文部科学省後援(復活)決定!
2024年度より。(不祥事で文部省認定が取り消されていたのは周知の通り。)
(3)その他
2024年度から事件時間が変更(例えば1級は、午後→午前)、3級の受験票写真貼付が必要、など。
2.【実用英語技能検定(英検)】
(1)2024年度より各級の問題形式がリニューアル
特に問題配分が大きく変更。特に2級・3級は試験時間が延長になるほどの改変です!
詳しくは公式HP内の
2024年度 実用英語技能検定(英検) 問題形式リニューアルサイト|英検|公益財団法人 日本英語検定協会 (eiken.or.jp)
を御覧ください。
(2)2025年度より新級「準2級プラス」
準2級から2級へのステップアップが「壁」となっていると判断されたため、準2級の上位級として新設。
3.【中国語検定(中検)】
2024年3月試験から、準4級・4級の試験時間が短縮。問題数は変わらないため、事実上の難化と考えられます。
4.検定級の価値の変化について小考察
・漢検の文部科学省後援により、資格自体の影響力が強化(正当化)されます。
・英検準2級は、準2級ではダメ?履歴書に書けるのはこの級から~英検・日本語系検定編(語学検定考17) | Prof_Hiroyukiの語学・検定・歴史談義 (ameblo.jp)でも述べた様に就職活動で「履歴書に書けるギリギリの級」でした。
ところが、準2級プラスの新設によってその地位が準2級プラスに取って代わられる、すなわち
準2級プラスが「履歴書に書けるギリギリの級」になる恐れがあります。
上でもでも触れましたが、中検・英検以外でも同じ級でも内容が難化しつつあります。取れるならなるべく早い・易しいうちに・・・という事も考える必要は有りそうです。