残念ながら音楽活動終了!愛内里菜さんの優しさに触れたとき。 | Prof_Hiroyukiの語学・検定・歴史談義

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<本記事を引用された場合、その旨を御連絡頂けると有り難いです。>

本ブログの趣旨に沿っていないかもしれませんが、今回は特別とさせて下さい!!


昨日のニュースで、歌手の愛内里菜さんの最終コンサートの模様が各方面で報じられました。

引退は年末ですが、残念ながらコンサートや作詞などの音楽創作はこれで終了との事です。


愛内さんの所属事務所は大阪のAding(アディング)。

音楽活動はどう見ても東京が中心と考えられていたのですが、この時期に倉木麻衣さんを初めとして関西を活動基盤とつつオリコンヒットチャート1位を取れる人達が出現しました(但し、愛内さんのシングル週間チャートは最高2位)。


愛内さんは2000年にデビュー(Debut)。この「デビュー」というフランス語は珍しく本来の意味を保ったままで国内で使われている語ですが・・・それは置いておいてきましょう。

3rdシングルの「Ohh! Paradise Taste!!」あたりから存在は気にはなっていたのですが、中でも印象的だったのは次の「恋はスリル、ショック、サスペンス」。人気アニメーション「名探偵コナン」の主題歌でして、それを目当てに本作も視聴していたという記憶が有ります。


ただ、普段はコンサートへは余り足を運ばない事もあり、ライブ・コンサートへは2回しか行っていないのです。


1度目はこの「恋はスリル、ショック、サスペンス」発売のあと。

関東に在る研究所で泊まり込みの仕事をしていたときに、そこを夜に抜けてライブに参加しました。

そこで、初めて聞く彼女の関西弁トークに度肝を抜かれてしまったのです。

今となっては、彼女の喋り方は多くの人の知るところ。

しかしあの頃はテレビの露出が殆どなかったので、歌唱しか知らなかったのです。


2度目は2007年のディナーショー。コンサート自体はホールで行われたのですが、前から三列目が取れました。
愛内さんに関してはシングル曲の殆どを知っているので楽しめましたし、何よりもトークと歌唱との「ギャップ」が凄く魅力的でした。

初のディナーショー(前日までに神奈川・兵庫で行われていたが)という事なのかトークは緊張気味。

でも、内容は一生懸命考えて来られた様で、彼女の熱心さは伝わって参りました。

そして・・・
交通機関の都合でディナーの途中でホテルから出たときの事です。

背後の雰囲気が変でしたので振り返ってみると、愛内さんが丁度タクシーに乗り込んだところでした!


車窓から見送りのスタッフに挨拶。そして、何と我々二人の方に手を振っているではありませんか!

車は動き出しました。でも愛内さんは私達の方に手を振り続けて・・・車が見えなくなるまで。


前の席だったので参加者とは認識されていたのでしょう。

でも、こんなに「ファン思い」のアーティストが存在するという事、本当に驚きでした!


その人柄だけではなく楽曲・歌唱が素晴らしかった事も有り、引退は本当に残念で仕方有りません。

相当に体調を崩されているとの事ですので、まずは療養に専念して頂き、それからは別の方面で活躍される事をただただ祈念しています。