本日の外来語(No.15:サボタージュ[仏]は日本だと単なる『怠業』だが) | Prof_Hiroyukiの語学・検定・歴史談義

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本日の外来語は「サボタージュ」 です。カタカナ語としての意味は『怠業』。ここから「サボる」という五段活用動詞が誕生し、活用する故かこちらの方が現在では主流を占めています。


このサボタージュ、大抵の方は「フランス語っぽいな」という印象をお持ちではないかと思います。それはその通りでして、フランス語sabotage(男性名詞)から来ているのです。


そして、その意味として「怠業」もあるのですが、単に「サボる」のではなく・・・・

破壊活動をするというのです!


(例)sabotage d'une voie fere'e(鉄道の妨害工作

・・・これは向こうのストライキ。やはり日本でいうストライキよりも妨害工作に近そうですね。


そして、このsabotageはsabot(木靴)から来ているらしいのです。ところで木靴を使う破壊活動・・・そんなに破壊力が有るのでしょうか。


参考文献:クラウン仏和辞典(三省堂).など