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Press On.

趣味のギターや好きな音楽に偏った雑記デス。

多分に漏れず、、、



なでしこで寝不足デス。(^_^;)



しかも、今夜は男子。



女子に続いてファイナルって事になると、、、エライコッチャですナ。


自分がサッカーしていた頃、ってもう30年近く経つ昔話やねんなぁ...

何だか感慨深い。






と、一番嫌っていた昔話ばっかりする立派なヲッサンになってしまった今日この頃デス...







さて、開き直って、また昔話なんですが、、、




今日の1曲はYMO(Yellow Magic Orchestra)


ギター好きな皆さんはあまり興味無いかも知れませんネ。(^_^;)






基本的にアナログな私。

偏見的に「電子音楽=打ち込み」という勝手なイメージで、意味も無く嫌い、もう生理的に無理~って感じだったんですが、、、

彼らは人の手が入っているからなのか、例外的に入ってきてました。




で、レコーディングエンジニアを始めた頃、仕事に好きも嫌いも無い。


当然、打ち込みの仕事もありマス。

当時はアナログとデジタルのハイブリッドって感じで、アナログテープに同期信号を録音し、コンピュータと同期させていました。

これがしょっちゅうトラブり、流れを止める事にさらに嫌気が増す。


しかしプロである以上は最高の音に仕上げるのは当たり前。
期待以上のものを提供させていただく為にも、まずはその楽器を知らなくてはならない。
また、当然ながらその音楽を知らなくては求めるモノも分からないし、対等に話すら出来ない。


そんな初歩的な事がキッカケなんですが、幸い周りに今や名器とされるアナログシンセも一杯あったし、ここぞとばかりに触りまくります。(全く弾けないツマミストですがww)


で、見事にハマる。と(笑)





元々ギターでも、ワウやアンプのビブラートはもちろん、ドップラー効果なレスリースピーカーや、口の中で爆音が鳴り響き頭蓋骨を共鳴させるトーキングモジュレーター等を好んで使用したり。

また、変態系というかフランジャーやフェイザー等のモジュレーターやフィルター、ワーミー等のピッチチェンジャーを弄くって遊ぶのは好きだったんですが、それがもっと強力に楽しめるというか。

鍵盤が弾けなくてもツマミだけでクリエイト出来る最高のオモチャだと認識。(笑)

自動アルペジオをバッキングに、指1本とツマミを触るだけで楽しいですよネ。



これらの過程を経て私が嫌っていたのは、楽器も弾かない人がPC上のパラメーターだけで作った語源の如くな「打ち込み」だった事が分かりました。

ミュージシャンよりもそれを再現するオペレーターの音楽性や当時の技術自体に問題が多い。



さらに、揺れないというか、人間味の無いリズムには特に敏感に拒絶反応を起こしていた事が大きいですネ。

ソレを逆手に確信犯な素晴らしい「打ち込み」も多々ある事を知り、要は使い方次第だったって事に気付く。





って、何が言いたかったのか、また前置きが長くなりましたが、、、、(-_-;)







そんな世界に入る前から何となく良いと感じ、自然に入ってきていた彼らの曲がコレ。


Yellow Magic Orchestra / Behind the Mask



Behind the Mask」。



1979年発表の「Solid State Survivor」収録。




何でこの曲は素直に入ってたんやろ?

テクノポップの世界観からは少し外れてるからか?


なんて、ずっと思っていたんですが、、、



先日、坂本龍一氏がTVで語っている動画を偶然発見。



あ~、それ観たよ。知ってる知ってる。って方は以下スルーしてくださいネ。




NHKのEテレで昨年末に放送されたものみたいなんですが、この曲が海外からロックだと評され、カヴァーオファーが多い事にずっと坂本氏は疑問をいだいていたらしい。

坂本氏自身が長年「何故?」と考え導き出した答えを解説している。




ナルホド、ナルホド、妙に納得である。



まず、リフがギターっぽい。要は音使いがギター。

そしてリズムがロック。
さらには、ブルーノートを含むブルースな音階やR&Bライクなベースライン等、いろんな要素が含まれている。


非常に興味深いですネ~。





しかし、アレンジ段階の話なんでしょうけど、まさか「Start me up」を参考にしていたとは。(笑)


Rolling Stones / Start me up












動画中で語るように元々坂本氏は「SEIKO Quartz」のCM曲として作曲。




この原曲を聴いたYMOのプロデューサーでもある細野晴臣氏は「当たり前の曲」として評価しなかったらしい。
後に、当時この曲の素晴らしさに気付けなかった自分はプロデューサー失格と公言している。


その後、YMO2枚目のアルバム「Solid State Survivor」に収録。




そのアルバムを聴いたクインシージョーンズが、今製作中のマイケルジャクソンのアルバムに「Behind the Mask」使いたいとオファー。

それがあの驚異的なセールスを記録した「Thriller」だったと。



実際、マイケルが歌詞を付けトラックも出来上がっていたらしい。



マイケル側が作曲のクレジットと版権の50%を要求しYMO側が拒否した。等の大人の事情がイロイロとあったり、、、

作品としてトータル的に判断してボツになった。とか、諸説ありますが、結局そのスリラーには入らずお蔵入り。

坂本氏はそれを後で随分後悔したらしい。そりゃあれだけ世界中で売れたら後悔するわな。。。(笑)







しかし、お蔵入りの音源を持って、スリラーのアルバム制作にも関わっていたマイケルのバックバンドも努めるクインシー一派のキーボーディスト「グレッグ・フィリンゲインズ」が自身のソロアルバム「Pulse」に入れちゃう。


Greg Phillinganes / Behind The Mask

PVまで作っちゃう熱の入れようw



同時にエリック・クラプトンのバックバンドメンバーだったグレッグ・フィリンゲインズですが、それが縁なんでしょう、クラプトンのアルバム「August」に同ヴァージョンが収録される。


Eric Clapton / Behind The Mask

バシャバシャと独特の音でドラムを叩くまだ髪のあるフィルコリンズや、レースセンサーなピカピカブラッキーも懐かしいですがw

当時は意外なカヴァーに驚いて興味を抱きこの逸話を知ったようなもんですが、クラプトンはこの曲を果たして気に入っていたのか否か。(笑)
グレッグにフロントマンを譲っているのか、グレッグのライヴに客演なのか分からないですが、そんな映像もあったりw

マイケル云々より、単にグレッグが入れ込んでただけちゃうん?と思ったりもしますネ。(笑)


とりあえず、ロックでポップなアレンジが普通にハマる事が証明される。と。





そんなこんなもあって、坂本氏もマイケルの歌詞を用いセルフカヴァーしてたり。


坂本龍一 / Behind The Mask

ヴォーカルはバーナード・ファウラー。
Rolling StonesやBootsy、Sly & Robbie等で演ってたセッションヴォーカリストというか何と言うか。
後にスティーヴィー・サラスと「Nicklebag」と言うユニット組んで「12 Hits and Bump」と「Mas Feedback」というアルバムも出していたんですが、コレ良いんですよネ~。

何処行っちゃったんでしょうネ。(^_^;)











そこから20年以上経ち、そんな話もスッカリ忘れてた2010年。






皮肉にもマイケルジャクソンが他界した後ですが、未発表曲を集めたアルバムを7枚出すらしく、その第一弾「Michael」にてやっとマイケル側のアルバムに正式収録される。







Michael Jackson / Behind The Mask


オケは新たに作ったんでしょうけど、ヴォーカルトラックは本当に録っていたって事ですネ。(笑)

個人的にはスリラー制作時のメンツ(クインシープロデュースのもと、後のTOTOやブラジョン等のバンド)のオケに非常に興味がありマス。


何か、面白いですよネ。









しかし、長い月日が掛かったもんデス。




その間のこの変わりようは何よ?w







で、あの猫も杓子もテクノカットブームは一体何やってん。(笑)












また、長くなっちゃいましたが、、、


結局、近年iTunesStoreでリリースしていたピアノだけのシンプルなライヴヴァージョンが好きだったりする私デス。(元も子もないww)