数日前に
Char さん家の公式YouTube にてアップされたライブ映像
Char feat. 上田正樹 & 三宅伸治 | Take Me with You (Live on "石田長生展 Happiness!!" at 下北沢GARDEN, 25/June/2016)
イケてる〜〜
上田さんは石田さんとは共にバンドも演ってたけど、Charさんと、ってのが何とも新鮮!^^
当然、こーしてイベントで一緒に演ることはこれまでもあったでしょうけど。
それだけ、大阪(関西)と東京ってのは文化の違いがありましたから。汗
今でこそ、そんな差も随分薄くなりましたけどね。。。
(世代交代と共に、ネットの普及で地域差による情報スピードの差が無くなり同じ情報が同じタイミングで一斉に知れ渡る昨今、当然それは地域独自に生まれる文化に影響する。笑いのツボも変わるからね。。。今や広いアメリカでもそんな流れなのかしらん?)
原曲はコチラ
上田正樹 | Take Me with You (Live at OSAKA Blue Note, 20/Mar/1998)
大阪にまだブルーノートがあった頃のオーティスレディングへのトリビュートライブ
クールなファンクギターは、職人長岡忠治さん
そしてサウストゥサウス時代のお仲間、くんちょうさん
2人は "QC (Quncho and Chuji)" としても活動→コチラ
Tribute Live At Osaka Blue Note
1,600円
Amazon |
くんちょうSETを初めて観た時は、ビックリしたなぁ〜。。。
くんちょうSET | ハイヒールスニーカー (Live at "8.8.RockDay" 滝野ローンステージ, 8/Aug/1979)
なんて、話がそれましたが、、、
闘病していた石田さんが「長生」という名をネタにする事も無く帰らぬ人となった翌年の誕生日に、下北沢にて多くの仲間たちが石田長生を偲び集まったイベントをCharさん家のレーベルで映像&音源化。
7/10発売
詳しくは→コチラ
タイガースイメージが最高デス。(いてまえ〜)
冒頭のライブ映像はそんな一幕。
収録されている内容を見てると、石田さんの曲や石田さんに関わる曲のカバーってのが
当然ながらお題になっていて
このイベントのホストでありプロデューサーでもあるCharさんは何を選ぶのかと思えば、、、
「ラ・ジ・カ・セ」である。
思春期にラジカセを相棒とし、共に過ごした経験のある世代ならキュンと来る詩。
あの頃のラジカセの存在って、、、
ってのが分かる世代限定。^^
90年代に石田さんと共に漫談、もとい、アコースティックデュオを演ってた頃も
よく演ってはりました。
個人的にそんな二人で演ってるヴァージョンがツボで。
相乗効果で良い化学変化が生まれていた曲だとも。
中でも私の思うベストテイクはコレ。
BAHO | ラ・ジ・カ・セ (Live)
BAHO 唯一の公式ライブ盤だったか?
江戸屋の解体と共によく分からんようになってしまったけれど、iTunesとかが始まった頃、タイトル通り蔵出し的に活動から随分経って忘れた頃にしれっとリリースされていた気がする。
OKURADASHI
1,944円
Amazon |
音はもちろん、笑いも「生」に限りますからね。
客との掛け合い等も含め、客席とステージの二人によるその場の空気と、その瞬間その一瞬の間のみ成立する掛け合い、、、
当時の関西では当たり前な光景だけど、それ以外では珍しかったかも知れませんね。
BAHO のライブはそんなライブでした。
そんなこんなで、このライブVer.を元に改めて音を採ると、、、
______________________________________________________________________________________
Am7 - Ab13(9) - G13(9) - F#13(9) - F13(9) (いやいや構わんでくれ〜) - E
[Intro]
| E | E Esus4 - E | E | E Esus4 - E |
| E | E Esus4 - E | E | E EM7* - E13* - E |
| E | E Esus4 - E | E | E Esus4 - E |
| E | E |
[Interlude]
| C#m B | E | C#m B | E |
| C#m B | E | C#m B | E |
[A]
| F#m7 Abm7 | AM7 Abm7/C# | F#m7 B9 | E |
| F#m7 Abm7 | AM7 Abm7/C# | F#m7 B9 | E |
| F#m7 Abm7 | AM7 Abm7/C# | F#m7 B9 | E |
| F#m7 Abm7 | AM7 Abm7/C# | F#m7 B9 | E/C# - E |
[B]
| B | B/Ab | F#m7 | C#m7 |
| B | Abm7* Ab5 - | - A5 - B5 Ab5 - | - A5 - B5 |
[A2]
| F#m7 Abm7 | AM7 Abm7/C# | F#m7 B9 | E |
| F#m7 Abm7 | AM7 Abm7/C# | F#m7 B9 | E/C# - E |
[C]
| F#m | E | F#m | E |
| F#m | E | F#m | E |
[A (Char Solo]
[Interlude]
[A]
[B]
[A2]
[C2]
| F#m | E | F#m | E |
| F#m | E | F#m | E |
| F#m | E | F#m | E |
| F#m | E | F#m | E |
[A (Ishiyan Solo)]
[Interlude (Outro)]
| C#m B | E | C#m B | E E E |
| C#m B | E | C#m B | E E C#m |
Ishiyan「おおきに」
Char「石田長生 Yeah~~!」
E= 022100
Esus4= 022200
EM7*= 060400
E13*= 040200
C#m= x46654, 9-11-11-9-9-9
B= x2444(2), 799877
F#m7= 2x222(2)
Abm7= 4x444(4)
AM7= x06650
Abm7=C#=B13/C#= x44444
B9= x2122(2)
E/C#(=C#m7)= x4245x
B/Ab(=Abm7)= 4x444x
C#m7= x46454
Abm7*= 464444
Ab5= 46xxxx
A5= 57xxxx
B5= 79xxxx, x24xxx
F#m= 244222
______________________________________________________________________________________
枕というか、頭に適当に掻き鳴らしてるのは、、、
Am7「5x555x(x02010)」からAb13(9)「4x4566」→G13(9)「3x3455」→と、半音づつ降ってって、最後ベタEホールド(白玉)で空気を作り、イントロへ
【イントロ】
普通にEのワンコード、ブルースパターンにsus4をアクセント。
オカズ的なものもEM7*とかE13*とか無理やり書いてるけど、単にこの手のお約束パターン。
あとは、ハイポジションからsus4の音を重ねていくアンサンブル。
【インタールード】
歌メロ前にワンクッションこのセクションが入ることで全然違う。
C#m7ではなく、ベタにC#mってのがあの時代を臭わすミソなんやろなぁ。
てか、原曲を聴けば分かるんだが、この7thの有無(小指の有無)がホーンセクションのメロディになっている。(このBAHO ver.でも一応それらしきフレーズを石田さんが弾いてるけどね)^^
【Aメロ】
メインリフというか何というか。
よく聴いてこのグルーヴを掴んでください。
ラストのE/C#→Eという〆
E/C#「x4245x」としているが、つまりはC#m7「x424xx」(目線を変えると、コレにマイナーたるEの音をオクターブで加えた「x4245x」。形、てか、ギターフォーム的にはジミヘンコードな#9のマイナー版。ちなみにこの5弦ベースを6弦ベースにするとE/Ab、このブログでは頻繁に登場するアレです。)
ベタにC#m7「x46454」でも良いが、敢えてこのヴォイシング(つまりはC#m7の5度ヌキ、目線を戻してEのトライアド+C#)にしている意図を汲みE/C#と私は解釈した。
【Bメロ】
B→B/Abは、前回ネタにしたブライアンアダムスと同じで、Bからの「On Ab」って解釈。
つまり、「x2444x」からの「4x444x」って感じ。(音的にはAbm7)
からのF#m7「2x222x」、で、C#m7はシャクって入る(指一本B13/C#「x44444」からの「x46454」)
また、6小節目の4拍目からは5度のパワーコードでスライドってイメージ。
*その為に6小節目は普通にAbm7からパワーコードへ展開した方がスムーズですね。
符割はよく聴いて掴んでください。
【Cメロ】
ココもF#m7ではなく、敢えてのF#mというドマイナーが効いているね。^^
______________________________________________________________________________________
参考までに原曲を。
石田長生 | ラ・ジ・カ・セ
Solo…、Solo…。
Amazon |
The Best of Ishiyan
2,916円
Amazon |
石田長生 | ラ・ジ・カ・セ (Mixed '96)
Dictionary
Amazon |
石田さんが亡くなってからは、Charさんもライブで演ってるみたいで、、、
Char | ラ・ジ・カ・セ (Live at 狛江エコルマホール, 6/Nov/2016)
______________________________________________________________________________________
何はともあれ、ギター一本でもこのグルーヴを出すのが第一で、私がベストテイクとするヴァージョンもそこがミソ。
このグルーヴで生きてる人には何て事の無い日常に流れているリズムですから、弾けば自然と生まれるグルーヴなんですけど、慣れてない人にとってはコード云々よりもそこに苦労するかも知れません。
そんな人はどーすれば良いか?
一杯黒い音楽を聴いてください。笑
聴いて、感じて、心の底からそれが心地良いと思わない限り
つまり、足りない音楽のインプットを増やさない限り
どれだけ鬼のような練習をしても無意味デス。
逆に言えば、インプットと熱量は満ちているけど表現する技術が足りない人は、出来ないながらも溢れちゃってるから伝わるものがある。
まずは、ギター云々よりも、例えば膝を叩いてこのノリを生み出せるか?かな。^^
Charさんって、日本を代表するロックギタリストって看板を未だに背負ってはりますけれど
根底に「R&B/Soul, Funk」という地盤をちゃんと持ってはりますからね。
むしろ、16の人。
そして、3連の人。
なんてのも知らない人からしたら意外なのかも。
世間のイメージなんて、何で有名になったかで決まる。
その当時、どんな売り方をしてたか、と。
例えば、Led Zeppelin だって、ハードロックという当時新たなジャンルを築き牽引したからこそロックを象徴する存在ですが、あれも「R&B/Soul, Funk」という地盤があってこそ。
特にドラマーのボンゾ(ジョンボーナム)がね。
ベース&moreなジョンポールジョーンズだって元はソッチ系のスタジオミュージシャンだったし、3ピースのバンドでリズムを司る2人のリズムが黒いんだから、いくら創世記だったとはいえそこらのロックバンドとは違って当然。
クリームだって、、ジェフベックだって、、、
もちろんジミヘンだって、、ね。
プリンスだって、70年代にインストのジャズファンクバンドを経ての全曲オリジナル&全ての楽器を一人で演奏しファルセットの歌で仕上げた1st-2ndアルバムを知ってる人と、80年代に中性的なビジュアルイメージでエレクトロPOPを演ってた一時期しか知らない(知ろうとしない)人とでは全く話が噛み合わない。
また、本来の自分とは違うイメージで有名になってしまったが為に、それに苦しみ潰されたミュージシャンもいた筈で、、、
なんて
どんどん話が逸れていくので、今日はこの辺にしといたりマス。笑
______________________________________________________________________________________
PS.
さらに追加されてますね。
Char feat. 松永希 | Boninの島 (Live on "石田長生展 Happiness!!" at 下北沢GARDEN, 25/June/2016)
定期的に小笠原諸島に行ってはりましたから
そこで生まれた曲やろな。。。
石田長生 | Boninの島
Boninの島
2,880円
Amazon |
The Best of Ishiyan
2,916円
Amazon |
PS.
さらに追加
Char feat. 金子マリ & 三宅伸治 | 最後の本音 (Live on "石田長生展 Happiness!!" at 下北沢GARDEN, 25/June/2016)
Char & 金子マリでこの曲を演るってのが、分かる人には事件ですわ。笑
金子マリ&バックスバニー | 最後の本音(Live, 1976)
ライブ We got to・・・
1,500円
Amazon |
Soo Baad Revue | 最後の本音(Live, 1976)
ライブ!ソー・バッド・レビュー
1,028円
Amazon |