H.E.R. | Press On.

Press On.

趣味のギターや好きな音楽に偏った雑記デス。

今週末(日本的には来週月曜日のAM)はグラミーか。

早いな、一年。。。

 

 

 

61回目を数えるグラミー賞

今回から主要4部門のノミネート枠が5→8に増え、やたら多く感じるんですけれど、、、

 

個人的には、チャイルディッシュガンビーノ「This is America」かな。

あと、いきなり主要3部門、計6部門にノミネートされ、白いカントリー票を担うブランディカーライルだが、Zep臭もして興味深かったり。

 

 

 

 

 

とはいえ、個人的な今回の注目株はやっぱり彼女。

 

H.E.R.

Offisial Site, Instagram, Twitter, Facebook, YouTube, SoundCloud,

 

 

枠が増えた恩恵か、いきなり主要4部門中「Best New Artist」と「Album of the Year」の2部門にノミネートされ

さらに、「Best R&B Album」「Best R&B Song」「Best R&B Performance」と

計5部門もノミネートされたのには驚いた。

(*アルバムが2部門選出されてますけれど、3枚の既出EPを1枚にまとめたものでH.E.R.側としてはまだ1stアルバムはリリースしていないという解釈ですからややこしい。まぁ、Mixtapeがノミネートされちゃったようなもんですかね。)

 

グラミー当日のライブパフォーマンスも予定されており、楽しみです。

 

 

また、結果的にグラミーのプレイベントとなった先日のアレサ追悼コンサート

"Aretha! A GRAMMY Cerebration for the Queen of Soul" でも、蒼々たるメンツの中

ステージに立ち「I Say a Little Prayer」を披露している。

アッチでTV放送され次第、またYouTubeなどで映像が観れる筈。

 

 

 

 

 

 

 

 

サングラスにロングのカーリーヘアをトレードマークに

ペンネームならぬ、アーティストネームを用い匿名で活動する謎のシンガーソングライター。

 

ギターやキーボードはもちろん、ベースにドラムもこなすマルチプレイヤーぶりは

プリンスを彷彿とさせる。

 

 

彼女がアイドルとしているアリシアキースを発掘した事で知られるジェフロビンソンに見出され
NYにある彼の事務所「MBK Entertainment」に所属。

 

H.E.R.」自体が、DJキャンパーをプロデューサーとしたプロジェクトで

いづれにしても、そのブレーンや仕掛けてる人たちはツワモノです。

 

 

 

 

 

 

そんな彼女は、2016年このEPで突然現れた。

本当に突然。

 

アリシアキース、アッシャーなどがこぞってSNSで紹介してて知る。

事務所やレコード会社絡みのあざといプロモーションだと思ったが、聴いてみるとクォリティに驚き一発で惹き込まれた。

 

H.E.R. | H.E.R., Vol.1 (2016)

 

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H.E.R. | Focus
 

 

 

2017年、EP第二弾「H.E.R., Vol. 2

第三弾「H.E.R., Vol. 2 – The B Sides」と、立て続けにリリースし

H.E.R. Volume 2 H.E.R. Volume 2
1,600円
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それら3枚のEPを1枚にまとめた「H.E.R.」もリリース。

H.E.R. H.E.R.
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そして昨年は、正式なファーストアルバムに専念するという名目で、日本を含む(東京赤坂の1dayだけでしたが)アジアツアーが残念ながら中止になるも、、、

 

8月にEP「I Use to Know Her: The Prelude

さらに11月にも「I Use to Know Her: Part2」と、EP2作を続けてリリース。

 

 

 

 

 

 
この辺りから一般的にもジワジワ浸透しはじめ、、、
 

 

中でもダニエルシーサーとのデュエット曲「Best Part」は話題を集め、グラミーにも選出。

 

H.E.R. feat. Daniel Caesar | Best Part

 

 

ダニエルのアルバムにも収録される。

Freudian [Explicit] Freudian [Explicit]
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| DM7    | Am13    Am7    | GM7    | BbM7    Bb6    |...

 

って感じで延々ループするシンプルな曲だが、何とも気持ちが良い。

 

 

 

 

この辺りからUS, UK, カナダなど世界市場へ向けて一斉に露出ラッシュが始まり、TV番組でのパフォーマンスなどメディアでの露出ラッシュも始まる。

 

H.E.R. and Daniel Caesar | Best Part (Live Perform on BBC Two)

 

 

 

 

こーいうシンプルな同じパターンのループ曲はバックの演者のセンスがよく表れる。

個人的にはTiny Deskで披露されたピアノヴァージョンとか、好みですね。

 

Daniel Caesar | NPR Tiny Desk Concert

with H.E.R. "Best Part"→ コチラ

 

 

 

 

CBSの人気番組

ジェームスコーデンの"The Late Late Show"ではマルチプレイヤーぶりを披露。

 

H.E.R. Live Performs The Late Late Show with James Corden

 

 

 

"Black Girls Rock 2018"では、ギター弾き語りでクワイアをバックにスキャットソロを。

 

H.E.R. | Make it Rain (Live Performs on Black GIrls Rock 2018)

 

 

 

そして、"BET Awards 2018"

一気に知名度が増し、セールス的にも加速。

 

H.E.R. | Performs BET Awards 2018

 

 

 

 

 

 

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そんな、H.E.R.という匿名のキャラ設定で活動してるが

実は以前から"Gabi Wilson" という名で活動しており、それが彼女であることは隠していない。

 

Gabi Wilson

Instagram, YouTube, SoundCloud,

 

ただ、公式サイトやSNSなどこれまでGabi Wilson名義で活動していた分は、つい先日まであったものもグラミー後の知名度向上を懸念してるのか?今になって次々と閉鎖していってるんで、またこの名前に戻すタイミングが来るなら、今のH.E.R.名義を引き継ぐでしょうねぇ。

 

 

本名はGabriella Wilson

父親がカヴァーバンドをやっていて、リビングルームでよくリハーサルをしていたらしい。

それを幼い頃から間近で見ていた彼女は、自然と音楽に触れ、自然と楽器に触れ

物心ついた時から人前で歌い、いつしか楽器も弾けるようになり、父親のバンドと共にステージにも立っていたらしい。

 

思うに、音を通じてコミュニケーションを取る、通じあう、信頼を得る、絆が生まれる。

そんな経験を意識するまでもなく幼い頃からしていた結果かと。

(私も娘がいれば、そんな環境を作るのが夢だったw)

 

 

 

また子役としても活動してたみたいで、9歳の時にTV映画「School Gyrls」にアンジーストーンの娘役で出演。

 

10歳でTV番組でアリシアキースの「If Ain't Got You」を披露したことで注目を集め、、

 

Gabi Wilson (aka. H.E.R.) | If Ain't Got You (Alicia Keys's Song) (10 years old)

 

 

 

天才少女扱いで当時随分とネタになったみたいで、ゴロゴロ出てくる。笑

 

Gabi Wilson (aka. H.E.R.) | Faliin' (Alisia Keys's Song) (10 years old)

 

 

 

ドラムやベースを弾くシーンもあって、この頃から既にマルチプレイヤーぶりが分かる。

 

「パパのギターを貰ったの、エリッククラプトンのシグネイチャーモデルなのよ」

なんて言いながら弾き語る曲がミニーリパートン「Lovin' You」とか、ツボやわ。笑

 

Gabi Wilson (aka. H.E.R.) "The House of Music" Singing play on Drums, Guitar, Bass, and Piano (10 years old)

 

他、

NBCニュースのネタにも使われてたり。

ディズニー主催のコンテストなのか?投票してね的なのが残ってたり

アポロシアターでアレサを披露してたり

マイケルジャクソン「Beat It」のカヴァーでライトハンドしてたりw

 

 

 

 

 

そんなあれこれを経て、14歳の若さでメジャー、RCAレコードと契約。

 

Gabi Wilson (aka. H.E.R.) | BET, Coca Cola Promotion

 

 

 

 

アイズレーブラザースの「Between The Sheets」をサンプリングしたこの曲でデビュー。

 

Gabi Wilson (aka. H.E.R.) | Something to Prove (2014)

 

 

 

 

この頃にはもう今の原型が出来上がってますね。

 

Gabi Wilson (aka. H.E.R.) | Good Girl (Studio Live, 2014)

 

 

 
 
 

そして、表舞台から姿を消し、、、

約2年後、H.E.R.として登場→現在に至る。

 

 

 

 

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H.E.R.というアーティスト名は「Having Everything Revealed」の略。

直訳すると「すべてを明らかにさせる」となる。

 

 

彼女曰く

「楽曲制作に対してもっと正直になれるように匿名性を強調して作り上げたアーティスト」

 

 

分からなくも無いが、、、
 
よく分からない。笑
 
 

 
 
 
「曲を通して、私は何を表現すべきで、そこにはどんな意味を込めるべきなのか?」
と悩み続けた結果、、、
 
「顔とか名前は別として、私のありのままの音だけを感じてもらえば良い」
との結論に辿り着いたとか。
 
 
そんなのをこの歳で感じ、答えを探そうと試みてるのが凄いが、、、
 
 

表現者として素直な音を生み出すのに必要だったんだろな、ってのは何となく理解できる。

正直でいるってのは、実はカナリ難しいもんですから。。

 

 

 

 

 

何はともあれ、彼女の音はホンモノです。

 

あまりこんな事を考えたくは無いですけれど、、、たとえ今回のグラミーがアリシア総合司会のバーターとして大きな力が働いていたとしても、、、デス。

 

H.E.R. | NPR Tiny Desk Concert

 

 

 

 

 

 

久々にレコードよりもライブが観たいアーティスト。

母親がフィリピン系だけにアジアツアーは是非やりたいと思っているらしく、そのうち必ず来るでしょう。

 

出来ればビルボードライブくらいの箱で観たいんですけど

グラミーの主要部門を獲っちゃうと、そーもいかなくなりそーな。。。

 

でも、ガラパゴス日本でどれだけ集客出来るねん?って話で

グラミー獲ってアッチで話題になってもホールクラスを埋めれるか?となれば疑問。

しかし、ギャラはしっかり上がるから、クラブクラスではコストが合わない。

 
となると、サマソニとか東京Jazzとか横浜何チャラとか、スポンサーの付くフェス系イベントと抱き合わせでクラブツアーってのが現実的なんやろね、あと、Zepp系か。。
 
関東圏のイベント抱き合わせでブルーノート系、東京ー名古屋で終了ってオチだけはご勘弁を。^^;

 

 

 

 

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PS.

グラミーのノミネートリストを見てると、H.E.R.のエンジニアに「Miki Tsutsumi」の名前が。

そっか、彼も関わっていたのか、と。

調べると、Gabi Wilson時代から関わっていたようで。

 

他、今回ミュージックビデオ部門でもノミネートされているチャイルディッシュガンビーノの「This is America」を撮った監督も「Hiro Murai」という日本人だし(村井邦彦の息子さん)

近年、日本人は裏方クリエイターの活躍が目立ちますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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PS.

結果が出ましたね。

 

61st GRAMMY Awards Complete Nominees and Winners List → コチラ

結局、新人賞を含め主要部門等は逃しましたが、混戦の「Best R&B Album」と「Best R&B Performance」の2冠!

Congrats!!!

 

2 GRAMMY's Winner!!!

 

 

H.E.R. | Hard Place (Live Performed Grammy's 2019)
 

パフォーマンスも素晴らしかった!

アレンジや演出、そしてこの選曲を含めてね
 
| E    | Bm7    | A    | E    (Esus4 - E)     |...
という4小節の繰り返しのみのループで、敢えて延々展開するシンプルさは今の時代ならでは
 

映像はAmebaの禁止タグに引っかかってアップ出来ないので直リンクを→ コチラ

削除される前にお早めに。

 

 

 

 

"Best R&B Album"獲っちゃったけど私のはアルバムじゃないからね、EPよ。」笑

なんて念を押してますねw

このちょっとした事が正式な1stアルバムをリリースする際の諸々に活きる筈ですから、仕掛けてる人は本当に上手い。