RIP. James Ingram | Press On.

Press On.

趣味のギターや好きな音楽に偏った雑記デス。

この十年くらい

多感な時期に影響を受けた人たちの相次ぐ訃報に言葉を失い続けている。

 

 

60年代後半〜80年代に活躍した人達に影響され

 

私のベースが作られたんだからそれも仕方ない、そんな時期なんだろう...

 

 

 

レッドツェッペリンから色々経てジミヘンと出会いヴァンヘイレンと出会い、ギターと出会い

上手くなればいつかディストーションが掛かる(歪んだ音になる)筈だとガチで信じ

まだまだ気合が足りない!なんて、日々ペキペキオラオラやってた私のハードロック期

(まだギラギラする前のキラキラ10代)

 

実は平行して、全盛期のクインシーにもドップリだった。

 
 
ですので、ジェームスイングラムの声には当時の酸っぱい想い出もいっぱい詰まってて。。
 
 
 
James Ingram 1952 - 2019
やはり、晩年のツルっとした姿よりもこのイメージやね...
 
 
 
 
 
 
 
彼がヴォーカルを取る、このアルバムの2曲は特に思い出深い。
 
Quincy Jones | The Dude(邦題:愛のコリーダ) (1981)
 
愛のコリーダ 愛のコリーダ
1,458円
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Quincy Jones feat. James Ingram | Just Once

 

Quincy Jones feat. James Ingram | One Hundred Ways

 

| Eb    | A7-5   | AbM7    | Fm7-5    |

| Cm9    | F13(9)    F7aug    | Bb7sus4    Bb6    | Ab/Bb    Ab-5/Bb     |...

 

Eb= x6888(6)

A7-5= 5x564x

AbM7= 4x554x, 4x6543, x-11-x-8-8-8

Fm7-5= xx3444, x8989x, 1x110x

Cm9= x3133x

F13(9)= 1x1233

F7aug (F7(-13))= 1x122x

Bb7sus4= 686866, x13141

Bb6= 6x578x or Bb13= 6x678x, 686786

Ab/Bb= 6x6544

Ab-5/Bb= 6x653(3)

 

*あくまでギター目線で採ったものですので、鍵盤の感覚だとコードの解釈はまた違うかも知れません。

"One Hundred Ways" は個人的にダントツFavorite. もれなく色々想い出す.......

 

 

 

 

 

1983年、パティオースティンとのデュエット曲「Baby, Come to Me」の全米No.1ヒット

以来、映画の主題歌などでもデュエットヒットを連発し、バラード歌手、てか商業デュエット歌手みたくなっちゃいましたが、そんな中でも私の中ではこの曲↓がピカイチだと思ってマス。

 

James Ingram feat. Patti Austin | How Do You Keep the Music Playing?

 

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邦題「結婚しない族」。当時観た気がするけども、全く覚えていない... 汗

でも、バートレイノルズ x ゴールディホーンってだけで、たまらんわ。

 

 

 

当時ブラコン(今やもう死語なのか、ググると別の意味ばかりが並ぶ)なんて呼ばれて流行ったR&Bのジャンル

「クワイエットストーム」とか「スムース系」とか、そんなのにも欠かせない存在となる。

 

 

関わった曲がグラミーに延べ14回もノミネートされ、クインシー名義ながら先の「One Hundred Ways」と、マイケルマクドナルドとのデュエット曲「Yah Mo B There」で2度のグラミー受賞。

 

 

 

そんな日本で言うところのムード歌謡な大御所バラード歌手扱いに完全に仕上がるも、、、

 

 

クインシーに拾われる前はLAで鍵盤弾きとしてセッションミュージシャンをしていて

R&B/ソウル/ファンクシンガーのバックでファンキーなプレイを繰り広げ、、、

 

その前は、地元オハイオでバリバリのファンクバンドを演ってたりして

実は、聖地オハイオで生まれ育った生粋のファンクプレイヤーだったり。

 

Ravelation Funk | Time is on Our Side (from the Film "Dolemite" (1975))

on Keyboard "James Ingram"

 

 

 

何がキッカケで売れるか分からないが、ブレイクした曲のインパクトに比例して以後のイメージが決まる。

 

もし彼らが何らかの流れにハマってもっと売れてたら、今頃ファンク界のキーボードプレイヤーとして扱われてたかも知れない。イメージなんてそんなもん。

 

 

以前、何かのインタビューで読んだけれど、彼自身も「自分はシンガーというよりもキーボードプレイヤーだ」と言い切っていた。

このファンクバンドでもキーボードプレイヤーに徹している。

 

 

 

 

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そんな、シンガーでは無い鍵盤弾きが何故こーなったかという逸話が、、、

 

 

1980年、音楽出版社に所属するソングライターが作った曲を売り込む為に、そのデモテープを仕上げるというバイトをしていたジェームス。

演奏はもちろんながら、仮歌を入れる事が多かったとか。(たぶん1曲いくらとか、1日拘束いくらとか)

 

そんな中に、バリーマン&シンシアワイルのコンビによる曲「Just Once」もあった。

それをジェームスが仕上げたデモテープが回り回ってクインシーの元へと届き、聴いたクインシーは気に入ってちょうど制作中だったアルバム「The Dude」への採用を検討。

 

とりあえず録ってみようという事になり、ジェームスはレコーディングに呼ばれる。

キーボードを弾くんだと思い込んでいたが、「歌って欲しい」と言われビックリ仰天。

クインシーはジェームスの仮歌を聴いて一発で気に入っていたらしい。

 

 

そんなこんなでレコーディング当日の朝4時

ナント、ジェームスの2人目の娘ジェニファーが生まれる!

そして朝10時、スタジオ入り、クインシーと初対面。

 

Just Once」を録音し、さらに追加で「One Hundred Ways」も録る。

ジェームスにとってどれだけ特別な日だったことか。

 

 

彼の歌をクインシーは大いに気に入り正式採用、世に送り出される。

 

するとアルバムは大ヒット、ジェームスの歌う曲は2曲ともシングルカット。

さらに、グラミー(ベストR&B男性ヴォーカル)まで獲っちゃった、と。

 

これで良くも悪くも全てが変わった。

 

 

先のファンクバンドがもっと売れてたら、そんなバイトしてなかっただろうし

こんな映画みたいなサクセスストーリーは生まれなかったんだから、人生分からないものデス。。

 

 

 

 

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セッションミュージシャン&コンポーザー(作曲屋)時代、1978年にリリースされたレイチャールズのアルバム「Love & Peace」のオープニングを飾るこの曲を共作で提供している。

当時、キーボードプレイヤーとしてレイチャールズやレオンヘイウッドのバックも演ってたので、その流れか。


Ray Charles | You 20th Century Fox

 

 

 

レオンヘイウッドのアルバム「Double My Plesure (1978)」や「Naturally (1980)」などにもプレイヤー&バッキングシンガー、そしてコンポーザーとして参加してたり

 

Leon Haywood | Double My Pleasure (1978)

 

Leon Heywood | Don't Push It Don't Force It (1980)
 

これはジェームス作。

Leon Haywood | That's What Time it is (1980)

 

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そんな繋がりからレオンプロデュースで1981年にヒットしたこの曲にも参加。

この印象的なシンベは彼のプレイらしい。

 

Carl Carlton | She's a Bad Mama Jama

 

 

 

 

 

クインシーと出会ってからは、言わずと知れたこのモンスターアルバムに収録されている

この曲をクインシーと共作。

1982年リリースなんで、結構スグですよね。

 

Michael Jackson | P.Y.T. (Pretty Young Thing)

 

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2004年の「The Ultimete Collection」にてそのデモヴァージョンが収録されたが

メロディも歌詞も全く別の曲で驚いた。

アルバムとして混ぜた時にカラーが違うからアレンジが必要になったんだろなぁ、なんて思うも、それはグレッグフィリンゲインズが仕事したんだと思っていた。

しかし今思うと、これこそジェームスの出番だったのかも知れない。

シンベのアイデアも含めてね。

 

Michael Jackson | P.Y.T. (Pretty Young Thing) (Demo)

 

 

 

 

 

 

 

今改めて観ると、当時の想い出が蘇ると共に本当にスゲーなぁ〜なんて改めて思い知る

この一大プロジェクトも、何気に大トリの一つ前(実質大トリ)やからねぇ。

いくらグラミーシンガーになったとはいえ、このメンツの中でソロパートを貰うだけでも凄い扱いですから、如何にクインシーに可愛がられていたかが伺える。

 

U.S.A. for Africa | We are the World

 
 
 
 
 
 
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最後にクインシーによる追悼文を。。
 
 
「私の最愛の弟、ジェームス・イングラムが亡くなったことを知って、この胸の痛みをどう表現していいのかわかりません。あのソウルフルで、味わい深い歌声、ただただ素晴らしかった。‘Just Once’のデモテープで初めて彼の歌声を聴いた時から、‘One Hundred Ways’、パティ・オースティンとの‘How Do You Keep The Music Playing’‘Secret Garden’や‘We Are The World’ 、これまで私たちがコラボレーションした全ての作品において、彼の美しい歌声は私たちの心に染み込み、安らぎを与えてくれました。彼の月のように大きなハートと美しい人柄を思うとそれも当然のことのように思えます。ジェームス・イングラムはこれからもずっと唯一無二です。愛する弟よ、安らかにお眠りください。君は一生私の心の中に生き続けます」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

There are absolutely no words to convey how much my heart aches with the news of the passing of my baby brother James Ingram…With that soulful, whisky sounding voice, James was simply magical. From the minute I first heard him on the demo tape for “Just Once”, I knew he was IT, & he sure proved that time & time again with “One Hundred Ways”; his classic duet with my goddaughter, Patti Austin, “How Do You Keep The Music Playing”; “Secret Garden”; “We Are The World”…you name it. Every beautiful note that James sang pierced right through your soul & comfortably made itself at home. But it was really no surprise because James was a beautiful human being, with a heart the size of the moon. James Ingram was, & always will be, beyond compare. Rest In Peace my baby brother…You’ll be in my heart forever…

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感謝と共にご冥福をお祈り申し上げます。m(_ _)m
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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PS.
同郷、オハイオ出身のラジオDJ、カマサミコングが訃報を受けて2006年の来日時に東京でインタビューした際の音源をアップしている。

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