大手レコード店がやるなら分かりますけど
個人のマニアックなソウルレコードショップですよ。
素晴らしい。
町のレコード屋がそこまでしてるねんから、皆、投票行こうネ。^ ^
さてさて
そんな前フリとは何の関係もございませんが、本日のネタはコチラの曲を。
Sara Smile / Daryl Hall & John Oates
1975年リリースの4枚目にしてセルフタイトルなアルバム「Daryl Hall & John Oates」
(通称シルバーアルバム)に収録。
シングルカットされた「サラスマイル」は全米4位となり初のスマッシュヒット。
'72年のデビューからようやくブレイクする。
ちなみに、'72年リリースのシングル「She's Gone」が全米60位止まりだったのが、このブレイク時に再発するだけで7位まで上昇するという快進撃。
Daryl Hall & John Oates
「Blue Eyed Soul」と呼ばれる、白人がSoulやR&Bを取り入れ成功した代表格に。
この次のアルバムの邦題「ロックンソウル」に現れているように、これから訪れる新たな時代にガッツリとハマったとも言う。
「Sara」とはDaryl Hallに長年連れ添ったガールフレンドで、タイトルそのまま彼女の事を歌ってる。
日本ではこの曲以降、80年代にヒット曲を連発したホール&オーツが印象深いのでは無いでしょうか。
(特に日本では人気が高く「ベストヒットUSA」の最多出場記録を持ってるらしい(笑))
そんなヒット曲ですが、ガールフレンドのSara Allenと妹のJanna AllenのAllen姉妹が、Darylのソングライティングに多大な貢献をしていた事は音楽好きの間では有名な話ですけど、一般的にはあまり知られていない。
もちろんちゃんとクレジットされていて、「Private Eyes」や「Maneater」「Kiss on my List」など、全米トップ10入りした16曲(*)中、約半数の7曲が彼女達との共作デス。(*)16曲中1曲はカヴァーソング
特に全盛期はオーツも含め4人の名前がクレジットされてる曲も多く、ソングライティングチームとして機能していたんでしょうネ。
しかし、'93年に妹のJannaが白血病で亡くなり、SaraとDarylも上手くいかなくなって別れてしまう。
同時にホール&オーツとしても失速。
というか、新たな曲が入ったアルバムを殆ど出していない。
もちろん時代の流れもあるかと思いますが、全く無関係だとも思えない。
まるでドラマですよネ。。。
逆に今更メガヒットを飛ばす必要も無くなり、2000年代に入ってからは原点回帰で良い感じだったり。
実は2003年にリリースした「Do it for Love」(Saraは1曲だけクレジット)が良かったので初めてツアーを生で観たんですが、期待してなかった分、あまりの良さのギャップに驚いた事がありマス。
と、話がそれましたが、、、
そんな曲の基本的なコードは、ザックリこんな感じか。
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[Intro]
| Dm7 Am7 | Gm7 B♭/C - C#9 | Dm7 Am7 | Gm7 B♭/C |
[A]
| Dm7 | Am7/C | B♭△7 | G/A A7 |
| Dm7 | Am7/C | B♭△7 | G/A A7 |
[B]
| B♭△7 C | C#dim Dm7 | B♭△7 C | E♭△7 Dm7 |
| Gm7 | Break... |
[C]
| Dm7 Am7 | Gm7 B♭/C - C#9 | Dm7 Am7 | Gm7 B♭/C |
[A]
[B]
[C]
[C]
[キメ]
| G* - A* - B♭* - C* 〜 D* 〜 E* | F* - G* - A* - B♭* 〜 C#* 〜〜 | (*単音)
[C]
[C] x Repeat to Fade Out
*Am7/CはC6でも良い
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未だ色褪せないのは、この要所要所に散りばめられたセンスの塊のせいですネ。
ベースラインがイケてる、てか、この曲のミソですね。
ですので、時折それを強調したくなる。(ギター1本なら尚更)
例えば、Aメロ、Dm7→Am7/CへとDからCへ(時に半音づつ)降り、続いてB♭→Aって感じでベース音が降っていく流れを意識して。
Bメロも同じ。
Cメロは特に。
〆はフェードアウトですので、ライブのアレンジを参考に。
そんなライブアレンジも時代ごとに変化していて、リアルタイムにその時代を過ごした者としては時代背景も感じ面白いので、70年代から80年代、90年代、2000年代、そして2010年代な近年と追っていくとナカナカ興味深いですよ。(YouTubeなどで転がってます)
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アコギヴァージョンの方が分かりやすいか。
Sara Smile @ TV Session "Daryl's House" Episode9
このダリルホールがホストのセッション番組「Live from Daryl's House」でも定番のセッション曲となってて、ゲストによって様々なアレンジが生み出され面白い。
■Smoky Robinson Version
■Rumer Version
■Jimmy Wayne Version
and more.....
以前もネタにした事ありましたネ。。。
そうそう
今回この曲をネタにしようと思ったのは、新バンドでの来日で「時の人」なコチラの方のカヴァーを改めて観て。
Sara Smile (Live) / Richie Kotzen
以前観たものより抑えめ?で良い感じ。
| Dm7 - D7sus4 - Dm7 Am7 - A7sus4 | Gm7 - A* - B♭* - B♭/C |... (*単音)
B♭/C= 8x8766
って感じでシャクりながらsusって入る感じが、流石デス。^^
ただ、彼の残念なのは少々弾き過ぎちゃうんですよネ。。
その度に、良いギターなのにモッタイナイ、、、って思っちゃいマス。
このドラマーもそうやけど、ロック畑の人と演るから尚更なんやろね。
ジャジーなアレンジもハマる。
Sala Smile (Live) / Brian McKnight
Sara Smile / Mike Mainieri featuring David Sanborn (from the Album "Love Play" 1977)
もちろんR&B/Soul界でもカヴァーは多いが、個人的に好みなのは彼のVer.かな
Sara Smile / Ronnie Dyson (from the Album "Love in All Flavors" 1977)
曲が良いから、どうやってもカッコ良いデス。
私も演りたいのぉ。
まずは、、、
「ソウルフルなヴォーカリスト募集!」
と、デカデカと描いたTシャツでも作るか。(結構マジ。爆)
iPhoneからの投稿
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PS.
イケてるカヴァーが久々にキター。^^
Sara Smile / Ashleigh Smith (from the Album "Sunkissed" 2016)
Live Version→コチラ