
覚悟はしてたけど、ショックでした。。。
クリエイターとしてマーケッターとして、プロデューサーとしてパフォーマーとして、そして経営者として。
彼は長らく私のアイドルでしたからネ。
生前の功績はもちろん、こんなカリスマ性を持った人物はもう現れないでしょう。
今日一日、様々な報道が彼の話題で埋め尽くされてます。。。
私にとって印象的なのが、倒産しかけているAppleに復帰し、イクぞ!って頃のイメージ広告。
「Think different. 」キャンペーン。
クレージーな人たちへ
クレージーな人たちがいる。
反逆者、厄介者と
呼ばれる人たち。
四角い穴に、丸い杭を打ち込むように
物事をまるで違う目で見る人たち。
彼らは規則を嫌う。彼らは現状を肯定しない。
彼らの言葉に心をうたれる人がいる。
反対する人も、賞賛する人も、けなす人もいる。
しかし、彼らを無視することは誰にもできない。
なぜなら、彼らは物事を変えたからだ。
彼らは発明した。創造した。
人の心をいやし、奮い立たせてくれた。
彼らは人間を前進させた。
彼らは人と違った発想をする。
そうでなければ、何もないキャンバスの上に
芸術作品はみえてくるだろうか?
静寂の中に、今までにない音楽が聞こえてくるだろうか?
私たちは、そんな人たちのための道具を作る。
クレージーと言われる人たちを、私たちは天才だと思う。
自分が世界を変えられると
本気で信じる人たちこそが、
本当に世界を変えているのだから。
Think different.

今思うと、、、Jobsそのもの。
当時、これにもの凄く感銘を受けた。
時代を変えた様々な人物が登場し、Appleの製品は一つも登場しない。
Think different.を日本語に訳すのは難しいみたいですが、登場人物の功績から以下のイメージを受ける。
一生を傾(かぶ)き通し、
既成概念にとらわれず、
一歩先の時代を見据え、
物事の見方・考え方を変え行動し、
世界を変え、人間の歴史を前進させた。
私は以後、発想を変えたり、ブッ壊したりする時に思い出すようにしてる。
その後、復帰作の初代iMacに驚いた。
それは、ちょっとしたスペックの違いや安さを競い合うだけになってたパソコン界に、突然現れたキラキラ輝くメッセージ。

その後、音楽の世界を変え、モバイルの世界を変え、ライフスタイルも変わった。
少なくとも、こんなにワクワクさせてくれる革新的なプロダクトなんて私は他に知らない。
亡くなった前日、新型iPhoneが発表された。
しかし、発表されたのは期待されたiPhone5ではなく、iPhone4S。
中身は全く別物と言って良いほど進化を遂げているのに関わらず、筐体そのまま、ネーミングもマイナーチェンジを感じさせ、ガッカリの声の嵐。
株価まで5%も下げた。
だが、今日誰かが言ってたこんな文章が目に入る。
「iPhone4Sの"4S"は、"for Steve"だったんだね。」
素晴らしい解釈。
最後にこんな One more Thing があったとはネ。。。
最後に、スタンフォード大学の卒業式での有名なスピーチから抜粋。
「あなたの時間は限られている。
だから他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない。
ドグマにとらわれるな。それは他人の考えた結果で生きていることなのだから。
他人の意見が雑音のようにあなたの内面の声をかき消したりすることのないようにしなさい。
そして最も重要なのは、自分の心と直感を信じる勇気を持ちなさい。
それはどういうわけかあなたが本当になりたいものをすでによく知っているのだから。
それ以外のことは、全部二の次の意味しかない。
心の問題のすべてがそうであるように、答えを見つけたときには、自然とわかるはずだ。」
"Stay Hungry, Stay Foolish."
スピーチ全文↓
R.I.P.Steve Jobs.
ご冥福をお祈りします。

PS.
ロックスター、スティーブ・ジョブズの偽歴史
スティーブ・ジョブズ半世記