はいっ!どーも!!
在宅医療経験3か月の同僚に
色々相談されるも
自分で考えろと言って突き放す
あらいぐまです!!
今回は、前回に引き続き
在宅医療経験3か月の同僚の
試行錯誤の戦いをお送り致します。
前回の内容はコチラ
ご覧の通り、
前回は残薬調整する為の戦いでした!!
そして、いよいよ本番です。
とりあえず、3日分を置いてきたので
3日の間に服薬管理作戦を考えなければなりません
あらいぐまは『頑張れ!』を唱えた
同僚はキョトンとしている。
あらいぐまは『管理方法は人それぞれだ』を唱えた
同僚は答えを欲しがっている。
あらいぐまは『自分で考えな』を唱えた
同僚は試行錯誤を開始した!
はいっ!
そんなわけで、個人の服薬管理困難例を
独りの力で解決する旅が始まりました。
同僚は、まず始めに
患者さんのことを理解するために、
足繫く患者さん宅を訪問し
コミュニケーションを取り始めした。
※初チャレンジなので、利益度外視訪問には目を瞑りました。
しばらくすると、1日3回食前服用の漢方、
1日2回朝夕食後に服用する内服薬が
ほぼ飲めていないことが分かりました。
大体1週あたり、何かしら2~3包飲めているかな
程度との事・・・。
どうして飲めてないか分析すると、
認知症が進行しているのか、
飲んだか飲んでないか
覚えていない可能性が高い事
また、薬をどこにしまったか忘れてしまっている事も
分かりました。
そこで、定番のカレンダー管理を提案するも
『カレンダーにセットすると盗まれるからダメ』
とのこと・・・。
一包化の用法印字を大きくしたりするも
改善されず・・・。
ヘルパーさんの介入回数を増やして
服薬を促してもらおうにも
介護度は要支援1なので難しい状況・・・。
同僚は、ほとほと困っていました。
何か良い方法はないかと相談されたので、
試しに買った市販のお薬ケースや
手作りのお薬ファイル、服薬支援ロボなど
ありとあらゆるものを提示しました!!
患者さんの状況を踏まえ
同僚が選択したものはコチラ
出ました!
100均の下着ケースっ!!
何で、これを選んだが尋ねると
『サイズ的にもクローゼットに収納でき、
尚且つ飲んだか飲んでないかが、
一目で分かるから、この患者さんに適していると思う』
とのこと
足繁く通って患者さんの状況を把握したからこその選択でした!
さて、下着ケースの管理を初めて
早2週間ですが、
なんとっ!
1週間の内、1割程度しか飲めていなかったものが
6割も飲めるようになりました!!
もちろん患者さんに
張り付いているわけではないので、
正しい時間に正しい量を
服用しているかは分かりませんが、
明らかにコンプライアンスの改善が
見受けられました。
今回の件ですが、
100均の下着ケースによる
管理が素晴らしいということではありません
※もちろん一つの手段としては良いものだと思います。
患者さんの状況をしっかり把握するために
患者さんとコミュニケーションをとり
信頼関係を築き上げ
最適な管理方法を見つけたことが
薬剤師としてあるべき姿だったのだと思います。
そんなこんなで、
成功体験?をした同僚が、
新たに任される患者さん達の抱える問題を
どんどん解決してくれることを
期待したいと思います。
でわでわ~
