まさかっ!あの服薬管理方法で劇的に改善したよ(笑)~初回訪問編~ | 薬剤師の在宅医療奮闘記

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患者さんを助けるのは医師、看護師やケアマネージャーだけではありません。
薬物治療の担い手、薬剤師の活動を報告します。

はいっ!どーも!!

 

大学の同窓生の部下(笑)と

 

コンプライアンス改善に四苦八苦している

 

あらいぐまです!!

 

 

 

今回は、あの管理方法によって

 

コンプライアンスが改善したのでご報告です!

 

 

 

あの管理方法とはコチラ

 

※こちらは今回の患者さん用で用意したものではありません

 

 

出ました!

 

100均の下着ケースです!!

 

 

前回の記事の後半で出てきた

 

物盗られ妄想のある患者さんに試していました。

 

前回の記事はコチラ

 

 →☆おくすりの管理方法いろいろ☆

 

 

 

この患者さんですが、

 

ケアマネージャーさんから、

 

『物を溜め込むからゴミ屋敷になっていて

 

薬も飲めてなさそうだから、介入してほしい!』

 

と依頼があり訪問服薬指導を開始しました!!

※医師の承諾も、もちろん取っています。

 

ゴミ屋敷というキーワードから

 

こだわりが強い患者さんの可能性が

 

ありそうだったので、

 

ケアマネージャーさんにお願いして

 

初回のみ同行してもらうことにしました。

 

 

また、初のゴミ屋敷を経験してもらう為に

 

在宅医療経験3か月の同級生の部下(笑)と

 

一緒に訪問することにしました。

 

 

家に入るとゴミ屋敷という程でもなく、

 

ゴミ袋を捨てに行けないから

 

沢山溜まっているだけでした。

 

 

薬については、

 

薬局のビニール袋に

 

入れっぱなしになっていて、

 

残薬を数えてみると、

 

用法によってバラバラになっていました。

 

 

このままだと管理が大変なので、

 

3日分のお薬を残して

 

あとは、リパックしてお持ちすることを

※ここでいうリパックは一包化し直しを指します。

 

お伝えしました。

 

 

しかし、

 

ここからが問題でした!

 

『お風呂場にアルロイドGが沢山あるんです』

 

とケアマネージャー

 

恐る恐る風呂場を見てみると

 

あるではないですか!

 

ビニール袋8個分の

 

アルロイドG600mlボトルがっ!!

 

 

在宅経験10年の先輩風を吹かせながら

 

お風呂場のアルロイドGに手をかけたとき

 

多数のうごめく小さいG達

 

思わず

 

『うわぁぁぁぁぁぁぁっ!!』

 

と叫んでしまいました!

※先輩風どこへやら・・・

 

 

しかし、回収しないことには

 

いくらボトルに入っているからとはいえ

 

Gに攻め込まれたアルロイドGを

 

飲んでしまう可能性が残ります。

 

うごめくG達の魔の手を躱しながら

 

全て回収しました。

 

 

全て回収する旨を伝えると、

 

怒られそうだったので、

 

 

『カビが生えちゃってる』

 

とか

 

『賞味期限切れてる』

 

などと伝え回収に成功しました。

 

嘘も方便とは、正にこのことだなぁ

※実際にカビの生えたもの期限切れのものありました。

 

 

こうして、服薬管理の準備が整ったので

 

あとは在宅医療経験3か月の同級生に

 

お任せすることにしました!!

 

 

そして、ここから

 

同級生は在宅医療の難しさを

 

経験していくのでした・・・

 

 

長くなってしまったので、

 

続きは次回へ

 

 

ちなみに回収したアルロイドGは

 

 

産業廃棄物として天に召されました・・・