2月に、小1最後の参観日がありました。


事前の案内では、1年生になってこの1年間でがんばったこと、できるようになったことの発表会です。とありました。


私の子供時代の感覚だと、みんなで歌を歌うのか、劇のようなものをするのか、なにか調べ学習のまとめ発表みたいなことをするのか〜なんて思っていたら全然違ってびっくりでした。



本当に各自ができるようになったことを発表する場だったのです。


何を発表するかも子供が1人1人で決めているらしく、発表テーマは、あやとり、折り紙、だるま落とし、こま回し、なわとび、跳び箱、バスケットボール、サッカー、そろばん、漢字、ピアノなど。


1人だけが希望しているテーマもありました。


それでも、その子がやりたいと選んだから、それでいいらしい。


1人ずつの持ち時間だけは決められていて、それを守れるなら、何でもいいらしい。


先生が挙げた選択肢の中から発表したいものを選ぶとか、多数決でクラス全体で発表するものを決めるとかではないというのが、今どきだなぁと感じました。



さて娘が選んだのは…

ピアノでした!


意外!


ピアノを習ってはいるけれど、コンクールに出るほど本気でやっているわけでなければ、所属している音楽教室でも、一番ゆるーいレベルのクラスでわいわい楽しく弾いています。


親がピアノ講師で幼児期からガンガン練習していた私の子供時代からしたら、1年生ってこんなに指動かないものだっけ…?と感じてしまうレベルですが、本人が楽しくやっているのが一番なので、私も厳しいことは言わずに、家での練習にお付き合いしています。



普段はのんびり楽しくマイペースが大好きな娘ですが、参観日の発表にピアノを選んだ以上、自分なりに納得のいく演奏がしたいと思ったようで、参観日前2週間は練習時間が増えました。


練習時間が増えると、短期間でも、やはりぐん!と上手になります。


普段からこれくらい練習したら、もっとピアノも上達するよ〜と言いたくなるのを飲み込んで、私は「今日はここがスムーズになったね!」「スタッカートとスラーの違いが分かりやすくなったよ!」などの感想係に徹してきました笑



おかげで、娘のやる気をつぶさずに参観日を迎えられ、娘なりの一番の仕上がりで演奏できました。



私としては、ピアノの出来よりも、好んで人前に出たり、まして前で発表したりするタイプではない娘が、成功失敗が分かりやすいピアノを選んで、たくさんの保護者の前で堂々と弾ききったことが感動です。



親の私が思っているよりも、娘は強いし、どんどん成長していくなぁ。