先日、gn nikkor 45mm f2.8を購入しました。

 

ニコン党の諸先輩方にはおなじみのレンズです。

 

一応、簡単な説明をしますと、レンズ名のGNというはガイドナンバーの事で、オート調光のストロボが出る前の、ストロボやフラッシュ撮影に特化したレンズです。ストロボ撮影以外でも、写りの良い超薄型のパンケーキレンズとしても有名です。

 

自分の写真撮影歴はかなり長いですが肝心の腕の方はさっぱりで、最近はもっぱらこのような古いレンズをデジタルカメラに取り付けて山や自分の車などを撮影して楽しんでいます。

 

さて、購入したこのレンズですが、C コート(マルチコート)になる前の7枚絞りのタイプで1970年ごろのレンズです。状態はレンズにごくうすい曇りがある他は、とくに悪い所は無いみたいです。ヘリコイドや絞りの動作も良好でした

 

外観にスレ傷などの使用感はありますが純正フード付であることと、NikonにてAi改造されていること、そして金額が総額17500円以下というところにつられました。

 

ニッコールオートのレンズはこれ以外にいくつか持ってますが、たまにレンズが黄ばんだものもあるので手元に届くまで心配でしたが、このレンズはクリアでした。

 

早速 Nikon F2 に付けてみました Nippon kougaku japan の刻印がいいです。

 

保護フィルターとフードを付けるとこんな感じです

 

50mm1.8Sと比較しても薄いです

 

デジイチのD600に取り付けてみました。

これ、昔のレンズキャップを付けていますが中にフードが収まっています。Ai時代のレンズキャップや現行のレンズキャップでは絶対に収まりません。

よく考えられてていて感心します。

 

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D600に取り付けて色々撮ってみました。

(特記無き写真はストロボなしで撮影)

 

ロクに洗ってないクルマですが綺麗でシャープに映ってます。

色彩は渋めですが黄ばみなどの癖もなくいい感じです。f5.6

 

浅草の雷門です。f2.8 解放でも結構シャープに撮れました

 

大提灯の下の彫り物です、GNに敬意を示してTTLですがストロボ撮影してみました。

f2.8です

 

浅草寺本堂です f4

 

ほおずきを買いました f4

 

伝法院通りはすっかり暗くなりました。シャドウを上げてます f5.6

 

トリミングとアクティブライティングを強めにしました f5.6

トリミングしたので拡大してますが解像度はいいのでぼやけません。

 

昔、ニッコールクラブの会報誌で写真家の方が、「ニコンFに付けてもコートのポケットに入るので気に入っている」というのを読んでからずーーっと興味がありました。

 

気になる点は、小さすぎるためレンズの脱着の時に持つところに注意が必要、ヘリコイドが逆回転、それから近接距離が0.8メートルで遠いこと

 

最近は広角レンズの使用が多いのですが、小型軽量の標準レンズがあれば一緒に持ち歩けるので良いなと思っていました。大事に使おうと思っています。