12月22日夜、NSRのブレーキ周りの点検をしていた。


メッシュホースの配管に緩みが無いか軽くスパナを掛けて見ていたら、
左キャリパー接続の所のストレートフィッティングに、ヒビが入っていた。

このままだとフルード漏れを起こしそうだから、
応急的に手持ちの中古ホースからフィッティングを流用して組みなおした。

写真は応急修理で取り外したときのもの。取り外した時にボロッと欠けて壊れてしまった。
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修理後、ブレーキを強く握ってもフルード漏れは無かったので、このままでも大丈夫だと思うのだが。





話はそれるが、こんなふうに急に部品が割れるのって、なんか嫌な予感を感じる。

翌日の朝、ウチの柴犬が散歩中突然倒れた。
偶然だとは思うけど、あとで医者に診せたら心臓発作だったそうで、その場で死んでてもおかしくなかったそうだ。

その後、3日も経たないうちにまた発作・・・。
14歳と長生きだけど、発作が無ければごく普通にしているし、もう少し元気でいてもらいたい。





メッシュホース交換。

修理したホースでも問題ないとは思うが、10年近く使ったホースだし、オリーブも交換しないで修理したので、後々のことも考えて改めてホースを新品に交換することにした。


ホースが逝かれてから、良くないことが続けて起きたし、キチンと直してから新年を迎えよう。


27日、仕事の帰り道にNAPSに寄ってホースを買ってきた。

ちょっと前なら車種別のホースのキットがたくさん並んでいたが、今は汎用ホースしかなかった。
仕方ないので、単体品のホースと、バンジョー、ワッシャーを一緒に買った。
予めホースの長さを測っておいたのが幸いして無駄足にならずに済んだ。

メッシュホース

予算の関係でステンレスは諦めてアルミ金具付きの物を購入した。
(メッシュブレーキホース・NAPS-LINE 585mm、535mm、1本づつ購入)

フィッティング

購入したバンジョーはマスターシリンダー側に使用、
キャリパー側は88のNSRはストレート型なので今までの物を流用した。
(フィッテイング・バンジョー型 首振りがストレートのと30度のを1個づつ購入)

必要なものしか買わなかったので、部品代は全部で7500円位と割と安く買えた。


組み付け。

スロットルケーブル等に干渉しやすいので、ハンドルを何度も切って最適な位置に取り付けた。
締め付けトルクは厳密に守って組んだが、バンジョーボルトはエア抜きの関係で気持ち弱く締め付けた。
最終的な締め付けトルクは、ホースのネジが1KG、バンジョーボルトは2KG位。


エア抜き。

NSRの場合、ハンドルとマスターシリンダーの形状からバンジョーの位置がシリンダーよりも高い位置に付く。
結果的にバンジョーの所にエアが残り易いので、エア抜きがキチンと出来ないことが多い。

ブリードバルブ付きのバンジョーボルトを使えばエア抜きが確実に出来るけど、自分は普通のバンジョーボルトを以下の方法でエア抜きしている。


マスターシリンダー側のバンジョーボルトのエア抜き。(ブリードバルブ無しのバンジョーボルト)

あらかじめ、マスターシリンダの所のバンジョーボルトは規定トルクより少なめに締めて組立てから、
エア抜きをはじめる。

軽くレバーを握った状態でバンジョーボルトを少し緩めながら、レバーをグーッと握って圧を掛けて、
ガスケットワッシャーの隙間からフールドをにじませる。このときに余分なエアが一緒に抜ける。

レバーを戻すときは、必ずバンジョーボルトを締めてから戻す。
締め加減にはコツがいるが慣れれば何てことは無い。

これを何度かやるとエアが抜ける。

もちろん、ブレーキフルードがバンジョー周辺にこぼれるので、ウエスとかで保護が必要。
マスターシリンダー側のエア抜きが終わったら、バンジョーボルトを正規のトルクで本締めする。

キャリバー、マスター側と、交互にエア抜きを繰り返すうちにレバーのタッチが硬くなれば、
ラインからキチンとエアが抜けた合図なので、作業を終わらせる。

このあたりの作業は、臨機応変に出来る人以外にはお勧めしない、あしからず。


作業日・12月27日



12月28日、NSRを軽トラックに積んでロードスターをしまっている車庫に置いてきた。
工場が手狭になったし、バイク遊びはいつでも出来るから、暖かくなるまで乗らないことにした。


取り外した今までのホース。
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取り付けた新しいホース。
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今までと比べると好みじゃ無いけど、これで安心して乗れます。