この車、昨年の12月に我が家にやって来てから、厳しい夏も大きなトラブル無しに走ってくれた。

最初の記憶も、おぼろげになってきたので、今のうちにインプレを書いておくことにした。


車種は、2002年式、マツダロードスター、1600M。
基本的に、ノーマル車。ただ、内装はVスペシャルと同じタン色になっている。
Web tunedって言うバッチが付いているから、新車時にタンの内装にオーダーしたのだろう。


乗ってみての感想。

座ってみると座席は低いし、スポーツカーの雰囲気が十分あって走りに期待が湧いてくる。
ところが走りだしてみると、期待とは逆に、出だしが遅いので、拍子抜けする。

オートマだから仕方ないけど、滑りが多めのミッションのようで、
今時のオートマ車のようにスイスイと走り出してはくれない。

この辺のフィーリングが、ATのロードスターの評価が悪い要因だと思う。

重ためのアクセルを踏み込んで、3000以上回して加速させれば、
まあまあ速く走ってはくれるが、燃費が結構悪くなる。


この車のミッションだけかも知れないが、60キロ以下で走る時はトップギアに入ろうとしてくれない。

60キロを越えると、トップギアでロックアップするので2000回転以下に落ちるが、
40キロでも50キロの時でも、定速で走る場合は2000回転以上で走りたがる。

ゆっくり走っていても燃費が悪いのは、どうやらこの辺の設定が影響していそうだ。
飛ばして燃費が悪いなら仕方ないが、ゆっくりでも燃費が悪いのは納得できない。

そこで色々と試して走っているうちに、走り出して所定のスピードになったらアクセルペダルから一度足を離して軽く乗せ直すとエンジンの回転が落ることに気が付いた。

それ以来、流れが遅い街中などでは、意識的にアクセルを踏みなおして走ってます。
状況にもよるけど、2000回転で走っていたのが1600回転位に落ちてくれるので、
燃費がよくなる事が多くなった。


ブレーキは踏み込まないと効かないタイプみたいで、
慣れないと少し怖いが、慣れれば急な沈み込みもしないので悪くない。
ただ、個体差かもしれないが、もう少し効きが良くてもいい気がする。


車両感覚は、慣れればなんでもないことだけど、他の車より左前方の感覚がつかみにくく感じる。
(実は買ってすぐ、少し鋭角に路肩に寄せたら、左の前ホイールを縁石でガリっとやった事がある。)
後方の感覚は、車体後部が短いので、バックで止める時に停止位置が手前になりやすい。

真後ろの視界は、ガラス窓なのでよく見えるし、中からだと意外と大きく感じる。
斜め後ろは幌でちょっと見づらいが、ドアミラーが見やすいので慣れれば大丈夫。

幌はとてもよく出来ていて感心している。
強風の時はバタつくし、大雨の時は少し心配になるけど、雨漏りはしないし丈夫な幌です。

古い人間の自分には、「オープン=屋根付き車庫」って言うイメージが強かったが、
この車は、幌の寿命を気にしなければ露天の車庫でも平気な感じがしています。
ハードトップも用意はしてあるけど、試着して少しのあいだ試したのみで今は埃をかぶっている

ちなみにハードトップだが、本体はNA・NB用ともに同じで、ドアガラスの戸当たりゴムが違うのみ。
取付金具はトランク前方のメッキの板にフックを付ける他、ドアの後ろにも取付金具を付ける。
こちらは内装を外して穴明けする必要があるので取り付けは少し難しかった。
余談だが、この金具をつけると金具が出っ張っるのでトノカバーが付けずらくなった。

ハードトップを車体へ着けるときは、取付金具同士をキチンと合すのが結構難しい。力持ちでも一人での取り付けは実質難しいので二人がかりで丁寧にあわせる必要があった。
一度つけると今度は外すのが億劫になるのでオープンが楽しめずストレスがたまった。

マニュアル車でサーキットをガンガン飛ばすなら幌がバタつかないハードトップが良いと思うけど、
この車はオートマ車なのでゆったりとオープンを楽しんで走るほうが向いていると感じてる。

車内は、冬場でも暖かいが、その分、夏場はとても暑くなる。
エアコンは効くけど、今年のような酷暑だと結構厳しい。
特にフロアトンネルが熱くなる。
運転手なら左足、助手席なら右足が熱くなる。これはオートマのトルコンオイルの熱のせいだろう。
ちなみに、マニュアル車のフロアトンネルはこんなには熱くはならない。


エアコン使用時のパワーダウンは少ないタイプのようで、
燃費も、極端に落ちることも無いので助かっています。

燃費はリッター7キロ台の時もあったけど、最高は、先日の奈良旅行の帰りのリッター13キロ。
最近はエアコン付きで、普段は9キロ台から11キロぐらいで走ってます。


動力性能は、スポーツカーの皮をかぶった一般車っていう感じだけど、
走りだしちゃえば、スピード感が、かなりある。
60キロぐらいで走っているつもりでも40キロぐらいだったなんて事がよくある。

100キロも出せば、十分速く走っている感じがするので、免許に優しくて良い(笑)。


タイヤは195/50-15インチのTOYOのDRBを純正の15インチホイールに履かせている。
自分の運転では未だにタイヤが鳴いたことが無いので、普通に乗るならこれで十分だと思う。

14インチにするか最後まで迷ったけど、最後は単純に好みで履かせてみた。
この組み合わせで、特に不満はなし。

サスペンションは、路面によってはゴツゴツ感は有るものの、とてもよく出来ている。
カーブで、アクセルを踏んでいきながら曲がっていく感じが、とても楽しい。

ただ、ハンドルの戻りが少し重いのが、好きじゃない。
昔のFR車のように、曲がり角の終わりにハンドルから手を離してアクセルを踏みこんでも、
クルクルとは戻ってはくれない。

この辺は、FRとFFの違いというよりパワステの影響なんだろう。

首都高のような、路面のつなぎめが大きい所は、
ドカンと突き上げが来るが、ハンドルが取られることなく、すぐ収束する。

高速では、エンジンマウントを変えてから、振動が減り、ハンドルの座りも良くなった。
気が付いたらトップギア・4000回転位で走っていた、なんてこともあった。


だいたい、思いついた感想はこんな感じです。


厳しいことも随分と書いたけど、後悔するほど不満があるわけじゃない。
速く走らなくても、結構楽しめる車だなって、自分では思っています。

飛ばす人から見れば、つまらない乗り方だと思われるかも知れないが、
雰囲気を楽しめれば良いような、軟派な自分にはちょうど合っているみたい。

こないだみたいに、まる一昼夜近く走ってもそれほど疲れなかったのは、ATの利点だし満足してる。

気になる所もだいぶ有ったけど、直したり乗り方を工夫していくうちに、調子もよくなって来てくれた。
それなりに手間や金もかかっているけど、その分愛着も、より増してきた。
せっかく手に入れた車なのだから、乗って満足出来ないようだとつまらないし車がかわいそうだからね。


この暑さも、もうじき終われば、この車の本領発揮の季節です。
屋根を開けて、空いた山道を走る感じは、とても良い。

これから楽しみな季節がやってきます。