RCバルブワイヤーを調整していた時の話です。

 

 

88のRCバルブはエンジンをかける前にイグニッションをONにするとLoの位置で止まるようになっていますが、この間点検していたらサーボモーターがLoの位置あたりでピクピクと小刻みに動き続けるようになっていました。

 

いろいろと調べてみるとRCバルブコントローラーユニットの劣化が原因らしいけど、自分のNSRの場合はRCバルブ用のワイヤーを外した状態では、Loの位置でもモーターはピタリと止まっています。

 

自分の手元にはPGMとRCバルブコントローラー&サブコンにサーボモーターなどの電装部品が数セットほどストックしてあるのでそれらを次々と交換してみましたが、どれも同じ現象が再現されます。

 

そんなわけでそれらの電気部品の全てが劣化しているのか、それとも他に原因があるのか何だか切り分けができず暫く頭を抱えていました。(念のためにT2レーシングでOH調整をしてもらったサーボモーターを組付けても動作は変わらず)

 

そのうちに、自分のNSRはリヤバンク用のRCバルブのワイヤーを最近交換したばかりだったことを思い出した。よく点検してみるとモータープーリーがLoの時に引っ張られる側のワイヤーの1本が「微妙」に遊びが少なくてモータープーリーがLoの位置に行くことを妨げていることが分かった。交換したワイヤーは新品ではなく少し曲がり癖が付いた中古品であるので見落としていたようです。改めてワイヤーに給油したり取り回しをやり直して極力スムーズに動作するようにしてから、RCバルブワイヤーの調整をし直した。

 

RCバルブワイヤーの調整はマニュアル通りに先ずエンジンを始動してサーボモータープーリーをHiの位置にしてから全開側の調整を始めるのですが、今回は全開側の調整をするとともに、サーボモータープーリーをLoの位置に回して引っ張られてる側のワイヤーの遊びが有るかを確認しながら調整した。

 

おかげでそれ以降はイグニッションONの状態でもモーターがピクピクと動く症状は出なくなりました。あー、よかった!!

 

サービスマニュアルにしてもRCバルブ全開時の調整方法が書いてあるだけで、RCバルブ全閉時のことは何も書いてない。RCサーボワイヤー張り方のコツがあるとすれば張り気味に張るのではなく、やはり緩めに張ったほうが良いのだろう。

 

本来ならRCサーボコントローラーとサブコントローラーを新品に交換して検証したいところだが、とりあえずこの状態で実際に走行しながらRCバルブの動作をチエックしていきたいと思う。