プロケア通信 -17ページ目

根昆布

○根昆布


 根昆布とは、昆布の根元寄りの固い部分を指す呼び方で、昆布の種類ではない。従来は商品価値が低いために廃棄されていたのであるが、カルシウム、ヨードなどのほか、ぬめりの成分である食物繊維のアルギン酸など特筆すべき機能成分の宝庫であることがわかり、積極的な活用が求められるようになった。


 根昆布は、昆布の葉の分部に比べて栄養素が寄り豊富に含まれており、現代人の食生活を補うのに有益だが、硬い上に付着物もあって食用しにくい面がある。そのため、根昆布そのものの乾燥品の他に、健康食品として加工・成形し、エキスを粒状化にしたり、さらには梅を含有したもの、醤油などの調味料を配合した製品などもある。


 効用としては、昔から高血圧を予防するとされていたが、それはアルギン酸とラミニンが腸内からのナトリウム摂取を抑えるからだという。島根医科大学の発表によると、脳卒中を起こしやすいネズミに昆布粉を餌として与えたところ、全く脳卒中を起こさなかったという報告がある。アルギン酸には、腸内のコレステロールを包み込んで吸収を阻害する作用と、消化液の胆汁酸が再吸収されるのを防ぐ作用(胆汁酸はコレステロールが原料なので、再吸収されなければ血中コレステロールが消費される)によって、結果的にコレステロールの低下を実現する。また、昆布のヨードは体内で沃素酸に変わり、血管を収縮させるアドレナリンというホルモンの働きを抑えるので血管が拡張し、その結果、血圧を下げるのに役立つともいわれている。便秘に関しては、昆布特有のぬるぬる物質(アルギン酸)が食物繊維として作用し、腸の働きを活発化させ、改善することが確認されている。



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プロテイン

○プロテイン


 プロイテンとは英語でタンパク質のことであるが、健康食品として捉えた場合は、特に高タンパク質といった意味合いを持つ。


 タンパク質は摂取する絶対量も大事だが、必須アミノ酸の含有バランスが大切で、この条件を満たした食品が高タンパク食品ということになる。従って市販されているプロテイン食品は、一般的な食生活では偏りがちな必須アミノ酸のバランスを積極的に改善しようとする高タンパク食品である。


 高タンパク食品の効用、作用は以下のようなものがある。


 (1)ストレス対策に有効である。ストレスに耐えるための生体の対抗手段は、コーチゾンに代表される副腎皮質ホルモンである。このホルモン作用は筋肉や皮下脂肪を分解してブドウ糖に変えてしまうため、手足が痩せたりする症状が現れる。ところが高タンパク食を摂ると、血液中のタンパクが増え、コーチゾンは筋肉などのタンパクよりも血液中のタンパクの方を利用するようになり、生体の安定を保てるわけである。


 (2)インフルエンザ対策に有効である。ウイルス性疾患に対してインターフェロンが有効とされているが、その主原料はタンパク質であり、十分なタンパク質を摂ればそれだけインターフェロンが多く生産できるわけで、風邪などの対策にも役立つわけである。


 (3)肥満対策に有効である。肥満を解消するための食事制限(断食)の欠点の一つは、肥満の正体である貯蔵脂肪の消費とともに内臓のタンパク質消費も更新する。そのためタンパク質の不足から貧血や内臓障害を起こしやすい。この食事制限の欠点を補う、比較的有効な肥満対策が高タンパク食なのである。


 (4)以上の他、高タンパク食には、筋肉や骨を発達させる効果、頭の回転をよくしボケを防止する効果、皮膚や毛髪の老化防止、解毒作用の促進などが期待できる。



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りんご酢(バーモントリンゴ酢)

○りんご酢(バーモントリンゴ酢)


 リンゴ酢が健康食品として、広く知られるようになったのは、アメリカからバーモント療法が紹介されてからである。カナダとの国境に近いバーモント州には古くから伝えられた民間療法があり、そのせいか、アメリカで最も長寿者の多い地方になっている。この事実に着目した医師のジャービスが、リンゴ、はちみつ、海草の3つの食品を柱にした自然食療法(バーモント療法)を提唱した。


 このバーモント療法の中で、特にジャービスが注目したのがリンゴ酢である。リンゴ酢には豊富なカリウムが含まれており、カリウムの不足は発育不良、慢性疲労、高血圧、心臓障害などを引き起こすことがわかっているので、リンゴ酢を常用すればこれらの疾患を防ぎ、健康を増進できると考えたのである。


 原料のリンゴの含有成分をみると、水分86%、糖分が13%、それに脂肪、タンパク質、ミネラルなどだが、ミネラルでもカリウムが特に豊富で、110ml(100g中)も含有されている。これらの成分は、リンゴ酢になっても糖分が酢に変わるだけで、カリウムの量はほとんど変わらない。つまり、リンゴの有効成分を損なわず、さらに酢酸の働きが加わるのである。


 現在、日本で市販されているリンゴ酢には、100%リンゴ果汁を自然に発酵させて造ったものと、アルコールを加えて発酵させたリンゴなどがあるが、100%リンゴ酢にはカリウムなどが多く含まれており、それだけ有効性も高い。カリウムは、カルシウムやマグネシウムと一緒に働いて血液をアルカリ性に保ち、血液の新陳代謝を盛んにする。また、ナトリウムと一緒になることで余分な塩分を排泄するので、疲労防止や高血圧予防に役立つ。


 ちなみにバーモント地方で行われているリンゴ酢療法の効果には、以下の6点が認められている。


 (1)つわりには、グラス1杯の水に、リンゴ酢を茶さじ1杯加えて飲むと治まる。(2)慢性頭痛には、リンゴ酢と水を同量、容器に入れ、ストーブなどの上に置き、ゆっくり温める。湯気が昇り始めたら、顔を湯気に当てる。(3)咳止めには、グラスにリンゴ酢を茶さじ1杯、グリセリン酸カルシウム(薬局にある)を大さじ2杯、それにはちみつをグラス8分目くらいまで加え、よく混ぜる。これを咳のたびに舐めるといい。(4)めまいには、リンゴ酢とはちみつを茶さじ2杯ずつ混ぜ、水で割って飲むとよい。(5)リンゴ酢とはちみつを各大さじ1杯ずつをコップに入れ、水で薄めて、風邪をひいて喉が痛いときにうがいをするか、飲むとよい。(6)石けんで洗顔したあと、洗面器に半分の水を入れ、これらリンゴ酢とはちみつを各大さじ1杯ずつ入れて、よくかき混ぜる。これでもう一度洗顔すると、肌がすべすべして、化粧のりがよくなる。


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