行列のできる法律相談所:レストランで隣の客がうるさい場合、割引できる?(20160821) | モンタナの本日も絶不調!??!

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北村弁護士の見解:1万円割引出来る
 
「1万円程度は割引できると思います。高級店の場合には、ある程度いい雰囲気で食事や会話を楽しみましょうという事ですね。店側には、もし客が騒ぎだしたらそれを制止して、場合によっては帰っていただく努力をすべき、そういう債務があるというのが高級店と高級店に行くお客様の共通認識と考えられます。4分の1程度は店の雰囲気の対価としてお金を頂いているという考え方ですね。」
 
菊地弁護士の見解:1万円割引出来る
 
「ある程度の高級店になると、雰囲気を醸し出すための造作ですとか什器や備品、従業員・店員のマナー教育とか、投資するわけですね。当然経営者としては。で、料金に投資分が反映されているわけですよ。4分の1くらいを割引が妥当な値段だと思いますね。」
 
北村・菊地弁護士の見解は合理的と言えば合理的ではあるが、VTRの内容を少々大袈裟に捉え過ぎている感が否めない。高級飲食店に行く以上、サービスを受ける側も提供する側もそれなりのマナーや心構えは必須であると言えよう。ただ、周りが五月蝿いと感じるかどうかは個人の主観の要素が強いため、何処まで主張出来るかの判断は極めて難しいと言える。
 
本村弁護士の見解:割引出来ない
 
「これは無理ですね。例えばですけど、客が離れて取っ組み合いのケンカを始めたとか、ここまでなったら食事ができませんから店側はやめさせないといけない。でも普通に食事はできた状況だったということなんですよ。そうなると店側の義務違反ということはないわけです。」
 
本村弁護士の見解は合理的。客が取っ組み合いの喧嘩を押っ始めたとか店側のサービスが悪過ぎる等の客観的に見てサービスを提供する側の落ち度が誰から見ても分かる場合はサービス料等の減額を考量する事情になるだろうが、今回のようにただ五月蝿いだけでは普通に食事する分には影響は殆どないと考えられるため、減額は現実的には難しいと思われる。