従兄が岡山で薬局をしておりまして・・・毎月、健康やお薬についての通信や薬品会社の冊子など送ってくれます。
その中に、天然痘のワクチン普及に取り組んだ福井出身の医師 笠原白翁という記事がありました。 笠岡白翁(1809~1880)。
この白翁という名前がなんと、白神、ハクシン、つまりワクチンから由来するそうです。で、さらにこのワクチンはラテン語のハクシーネ=雌牛、1798年 にイギリスのエドワード・ジェンナーが、牛痘を人間に接種することによって天然痘 を予防できると実証したことに由来するそうです。
初めて日本で種痘を施した際は、その痘苗をどう運ぶか?という大きな課題がありました。
白神は、なんと、種痘した子供を次の村に運ぶという手段をとりました。深い積雪の中を決死の思いで歩んだ日もあったそうです。
考えてみれば、私たちは、新しい何事かがすでに整った時代を生きています。
新しいことを始めるときにはどんな苦難や抵抗があったことだろうか?
今、自分は、新しい何事かを興そうとしている人たちをどのように受け止めているのだろうか?
ふとそんなことを考えさせられました。