乗り越えた先に今がある | 公認会計士 野田弘子の会計と経営の話し

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楽しみにしていた3月歌舞伎座中止、なんと松竹は無観客での上演を録画配信してくれました。「新薄雪物語」、堪能しました。吉右衛門と仁左衛門、見ごたえありました。歌舞伎といえば義太夫もの、となれば吉様ファンなのですが、私の履歴書、その他を読むと、若い時の苦労あっての今とわかります。祖父の養子となり、若くして継いだ二代目の重責、父・兄と別れての東宝から松竹への復帰。後ろ盾のない中で、諸先輩に食い下がって教えを乞う。中でも心打つのは歌右衛門とのやりとりです。ダメ出しはあっても褒められない日々、ある時、歌右衛門に呼ばれて楽屋に行くとたった一言「結構でしたよ。」苦労の報われた瞬間だったことでしょう。

私たちは、現在、二代目吉右衛門のその完成された芸を見ることができますが、日々の精進あっての今なのです。まさに泥中の花、苦労を乗り越えた先にしか花は咲かないのですね。