桜満開の中.今年も神水備前焼作家.岡本徹正先生の「桜湖窯」の窯開きに参加してきました。
昨秋のゆの里での陶芸教室にご参加の皆さんとご一緒に。
岡本先生の手解きの元、自分で作った作品も、先生の作品を焼き上げる窯に一緒に入れていただいたので.その引き取りも兼ねて、です。
日展作家の先生の作品と一緒の窯です。
なんと贅沢なことなんでしょう♪
山全体が桜色に染まった岡山県北の三休公園に窯はあります。
式典では例年通り、ゆの里の重岡社長がご挨拶。
その後、岡本先生の手によりいよいよ窯が開けられます。
どんな作品が出てくるのか?楽しみでもあるのですが、楽しみ以上に緊張する瞬間でもあるのです。
今年は3/12から10日間寝ずの番をしながら、赤松の割り木922束を焚べながら最高温度1190度という高温で焼き上げたとのこと。
ギリギリまで高温にして焼き締めることで出現する水と土と炎の芸術。
その温度に耐えきれず割れてしまう危険。
その結果がこの瞬間目の前に表れるわけです。
納得できる作品に仕上がっていない場合。
先生は躊躇いなくハンマーで作品を割ってしまわれます。
「自分の命より長く存在する作品、自分が納得できないものは残すことはできない」と。
今年は、窯の中で大きな音が響きました。
残念無念です。
芸術って.厳しいですね。
お弟子さんにより運び出された割ってしまわれた作品。
これを見るだけで、どれほどの大作だったのか、わかります。
でも、その後には続々と先生やお弟子さん.そして私たちの作った作品が運び出され、嬉しい対面も♪
今回は、重岡社長がゆの里ラボでの備前焼と神水備前焼(ゆの里の温泉水を土に練り込んで焼き上げた備前焼)の最新の研究結果をお持ちくださいました。
この内容についてはまだ論文発表前なのでここでは書き留められませんが、本当に興味深い研究でした。
そして、窯出しされたばかり、生まれたてほやほやの作品の即売会もお楽しみなのがこのイベントです。
窯から出された作品たちは、洗われて、底にやすりをかける最後の仕上げをして。
即売されます。
お気に入りの「ひとつ」に巡り会えれば、即ゲットですよね♪
私も「ひとつ」我が家にお迎えすることにしました。
満開の桜の中でのご参加の皆さんとの記念写真。
「また来年も!」と約束をして別れました。
岡本先生♡
先生の陶芸教室や作品を楽しみに待っている私たちのためにも、今年もお元気でいらしてくださいね!
今年の窯開きの前には、姫路城へ寄りました。
こちらでも満開の桜🌸
さらに釜開き前夜には、津山城の桜まつりの春の花火。
華やかな2023年の窯出しツアーとなりました!
この備前窯出しのツアーのご参加は、前年のゆの里での陶芸教室にご参加された方に優先してご案内しています。
なので、行きたい♫という方はぜひ今年の陶芸教室にご参加くださいね!
ご一緒しましょう〜.楽しいですよ!
【追加】
夜遅く家に帰って早速自作の花瓶に家にあった花を。花は新鮮じゃないけど💦
このしずく型にしたかったのよね。いい感じにできてとっても満足です。
自分で作ると愛着も湧きますね。