いよいよ4月からサトケン(佐藤研一)さんの新連載が始まります。
知り合って結構長い時間が経つのですが・・・、
サトケンさんの講座には出たことがなく。
OFFの時のサトケンさんだけしか知らないままではいけないわ!
ONの時のサトケンさんのことも知らなくちゃ♪ということで、週末、都内で開催された
「重ね煮講座」へ参加してきました。
その結果、ONもOFFも、私の知っているサトケンさんそのものでした(笑)
表も裏もない。
生活そのもの、彼の日常そのものが「サトケン」を体現しているということです。
そういう生き方、いいですよね!
さて。
重ね煮については、ご本も出ていますし、ネット上でもたくさん情報がアップされています。
興味のある方は、ぜひ、調べてみてくださいね。
でも、せっかくなので、さわりだけ、私が印象に残ったことをシェアしますね。
全国を飛び回っているサトケンさん。
都内での講座は意外と珍しいのですよ。
このタイミングで行けて、良かったです♪
ご参加者は1/3が男性。
それもサトケンさんらしいのかな?
今回は基本の重ね煮を実習。
材料は、しいたけ、たまねぎ、人参。
それを千切りにして、陰陽の原理をもとに重ねて、とろ火で鍋の中に対流を作ります。
鍋の中で「いのちの水の循環」が起きるように、です。
「野菜は、今もここで生きている」
とサトケンさん。
だって、人参もそこに置いておくと、葉っぱが出てきますよね。
玉ねぎだって、放っておくと、芽がでてきちゃう。
まさに、今、生きているいのちをいただくのですよね。
妙に納得♪
どこかのだれかの畑で、種から手塩にかけて育てられた野菜が、偶然にも私の手元に来て、それをいただくことで私のいのちの一部になるのです。
まさに、日本語の「いただきます」は「いのち、いただきます」ですね。
そんなことを再確認させてもらえたサトケンさんのお話でした。
話を元にもどして。
放っておくと、育とうとする野菜たち。
なので、野菜を保存する時、長持ちさせるコツとして「生長点を取る」というのがありますよね。
野菜の「生長点」。
そこにその野菜が生きるためのエネルギーが集まってきます。
新鮮な「いのち」そのものをいただく時には、その「生長点」が大事。
それを切り落としてしまわないように、気をつけます。
↑
玉ねぎは、ここ。いつも、私は切り落としていました。
↑
にんじっはここ。
葉っぱの付け根です。
土などがついていたら、菜箸の先などでぐるぐるして汚れを取り除けば、切り落とさずにすみます。
それらを愛おしむように、丁寧に千切りに。
鍋の底と野菜の上に、ほんの僅かのお塩をふります。
そして蒸気穴のない蓋をした鍋で蒸し煮にします。
蓋をする前に、ちょっとした「儀式」をするのが、サトケン流。
昔から言われていることですが、料理の決め手はビタミン「愛」♡
大自然への感謝。
そして農家さんを始めとして目の前にある材料に携わってくださったすべての方への感謝の気持ちも込めて、ビタミン「愛」注入です。
そのお作法については、実際にサトケンさんの講座に出てからのお楽しみとしましょうね。
焦げ付きそうだったら、餅焼き網などを下に入れて。
立ち上がる蒸気の香りが、しいたけ、タマネギ、にんじんのどれかがトンがるのではなく、溶け合った「いい匂い」がして、一番上の人参に火が通っていたら、出来上がりです。
それを混ぜ混ぜ、粗熱を取ったら、5日から1週間は冷蔵庫で保存ができるそうです。
味見をすると、砂糖やみりんなど全く加えていないのに、旨味が引き出されて、とっても甘い♡
これだけで十分も満たされます。
今回は、これを具に、味噌汁、豆腐ハンバーグ、ポテトサラダをサトケンさんが作ってくれました。
真に心も細胞も喜ぶお料理。
特にびっくりしたのが、お味噌汁。
だしを加えなくても、重ね煮とお湯とお味噌だけで、コクのある美味しいカラダに優しいお味噌汁の出来上がりでした。
出来合いのお惣菜を買って帰ることだってありますよね。
そんな時だってこのお味噌汁があれば、こころの満足度が違ってくるはず。
いつも常備しておきたくなります。
私は家に帰ってすぐに復習♪
一鍋をあっという間に食べてしまったので、すぐ2鍋目を仕込みました。
いつも冷蔵庫に重ね煮のストックがある生活って、なんとも言えぬ安心感がでそうです。
ハマってしまいました!
日常を変えずに人生を変える。
そんなメッセージが、実験と共にサトケンさんから届いたきがします。