スイカの栽培を予定してるウネ↑です。
写真↑のように、過湿に弱いスイカのために、耕転した土を盛り上げて、かなりな高畝にしてあり、雑草抑えで全面黒マルチを被せてます。さらに、スイカはツルを上に誘引しての空中栽培で、ツルを這わせるアーチ支柱の上にはビニールシートで雨よけを掛ける予定。
これだけやれば、さすがのスイカも快適に育ってくれるはず、、、なのですが、そう簡単にはゆきません。
原因は我が菜園の土壌にあります。
"べとべとの粘度質だからねー、かなり深く耕さないとダメだねー"
毎年、色んなスイカを地這いで栽培してる北区画のアベさん、スコップで畑をガリガリ耕しながら、そんな話をしてくれます。ただ、そんなアベさんでも、
"雨が続くとダメなんだわ、雨よけしててもさ、地面の吸い込みが悪いから、ウネに雨が流れこんでくるんよ。ほら、何年か前に、スイカ全滅したやん"
はい、それは確かに覚えてます。長雨で我が市民農園はどこもかしこも地這いのスイカは腐ってしまい、空中栽培だった我が区画でも、炭疽病が出て大変でした。
あの悲劇は繰り返したくない、、、そんなわけで、スイカの水はけ改善、今年はもうひと工夫してみようと思います。
↑ウネに袋を並べる
それは、肥料袋を使っての嵩上げ栽培。高ウネをさらに高くして、スイカの根っこが長雨でも水浸しにならないように、というわけです。
まずは使用済みの肥料袋を半分に切り、底を抜いてから、園芸支柱を使って、写真↑のように、90cm間隔でウネに並べました。
↑カッターでマルチを切る
根っこが袋からウネの中に伸びるよう、マルチに穴を開けます。肥料袋の底にカッターを突っ込んで、マルチに❌で切れ目を入れ、
↑マルチに四角い穴を開けました
切れたマルチをひっくり返して、土を露出させました。これで、肥料袋を通り抜けたら、根っこはさらにウネの中へと長く深く伸びてゆけるはず。
↑袋に入れる用土
次に、袋に充填する用土を混ぜ合わせます。
新たに培土を買ってもよいのですが、そこは家庭菜園、できるだけ経費は節約で、自宅から自作のリサイクル土(古いプランター用土を天日干し、ふるい、堆肥混ぜ込みしてひと月以上養生してたもの)を持ってきました。
↑もみ殻と混ぜる
畑の土と違い、リサイクル土はすでに排水性ばっちりなのですが、さらにダメ押しで、もみ殻をたっぶり混ぜてやります。
リサイクル土が10に対して、もみ殻を3くらい。
↑嵩上げ用土、できました
しっかり混ぜたら、写真↑の感じ。もみ殻が目立って、見た目にも水はけが良さそうです。
↑嵩上げ用土を詰めました
できた嵩上げ用土を肥料袋に詰めました。試しにジョーロで水やりしたら、、、すぐに染みてしまい、表面にまったく水が残らず、、、水はけ良好、これならスイカの根っこも快適でしょう。
↑スイカは雨よけ+空中栽培です
今年は大玉スイカ1株と小玉スイカ2株を同じウネに手前から並べる予定、さらに一番奥には、これまた雨に弱いメロンをひと株だけ植えてみるつもりです。
肥料袋を使っての嵩上げ栽培、粘度質ベトベトの我が市民農園でもスイカ、そしてメロンがちゃーんとできますように、、、頼みますよー。
おまけ、
写真↑右、スイカ支柱下の防虫ネットの中はイチゴ(よつぼし)とニンニクの混植ウネですが、
赤いイチゴ、そしてニンニクの芽がポツポツ、採れ始めてます。

プリメロ菜園通信

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