我が菜園ではスーヨー(四葉)と加賀節なりという2種類のきゅうりを栽培しています。


どちらも在来種で、スーヨーは中国からやってきたイボイボ付きの細身で長め、加賀節なり(写真↑)もイボイボがキツい昔ながらのきゅうりですが、節成りということで、主枝の節ごとに実が付くタイプです。 


 左がスーヨー、右が加賀節成り、6/19。


これまではきゅうりと言えば我が菜園では、省スペースの節成り一択でした。理由は、写真↑のとおり、右の加賀節成りの枝の伸び方にあります。加賀節成りは脇芽をほぼ出さないまま、大きな葉っぱを付けた主枝だけが一本、ずんずん上に伸びてます。つまり、支柱が一本あれば栽培できる。


比べて、左のスーヨー、放任すると脇芽がワサワサ、主枝も上に伸びますが、脇芽も同じくらいに横に広がってます。いわゆる"飛び節成り"と呼ばれる品種(ふつうのきゅうりはたいてい、これ)はそれなりの栽培スペースが要り、かつ、脇芽をうまく管理してやらないと大暴れして大変なことになる。


スーヨーの収穫、7/2。


そんなわけで、放任で暴れまくるスーヨーの方は実が付いたら、ひと工夫しています。


脇芽の切り戻し。


主枝に付いた実はそのまま収穫していますが、問題は脇芽にデカい実がぶら下がった時。写真↑のように、収穫ついでに、都度、実が付いた枝を主枝近くでぱっつん、思い切って切り戻しています。


スーヨーの花芽、7/2。


それでも草勢の強いスーヨーくん、勝手にネットをよじ登り、主枝から脇芽をガンガン出してきます。ふと見上げると、写真↑の感じ。さすがに中国四千年を生き抜いた(ホントか?)固定種だけのことはあります。


そんなスーヨーのオススメの収穫サイズは25〜30cm長さ、、、ですが、繁茂する葉陰にこんなやつを発見。

スーヨー、40cm越え。


ふつう、きゅうりはうっかり取り忘れると巨大化しますが、スーヨーは長くなる?


ただ、今年は省スペースの加賀節成りに加えて、スーヨーを植えてみました。というのは、主枝が伸びる加賀節成り、確かに省スペースなのですが、、、


加賀節成り、主枝が伸びて、6/14。


主枝の伸び方がハンパありません。6月半ばには、写真↑のように、早くも高さ2mのネット支柱の先端に到達しました。


昨年まではこのタイミングで、誘引紐を外して、主枝をズルズルと引き下ろしてました。しかし、これがなかなか大変、、、2mに伸びた節成りはそれなりに重くて、しかも茎も固くて。


そんなわけで、今年はひと工夫、写真↑のように、支柱を近くのインゲンの垣根にまで渡して、節成りきゅうりの主枝を這わせてみようという目論見です。名付けて、きゅうりの谷渡り、、、


節成りきゅうり、6/27。


2週間後、こんな感じになりました。上に伸びたい主枝は都度、クリップで支柱に留める必要がありますが、まあまあ目論見どおり、横誘引はうまく行ってます。


が、

節成りきゆうり、近況、7/2。


主枝の伸びの早さ、、、想定を越えてました。写真↑のように、あっという間に、横支柱を渡り終えて、収穫真っ盛りのインゲンの垣根に届きそう。


デカい葉っぱも広がり、花も咲き、きゅうりもふつうに採れてるので、この先どうするか、悩ましいところ。


ちなみに、節成りは収穫中に主枝を摘芯しません。仮に摘芯しても、ふつうのきゅうりみたいにはガンガン脇芽は出ないし、仮に脇芽が出ても付いたきゅうりがなかなか大きくならないのです。あくまでも主枝にぶら下がるきゅうりを採り続ける、、、つまり主枝を伸ばし続けるしかないわけですが、さて、この先はどうする?



にほんブログ村 花・園芸ブログ 果樹・野菜(家庭菜園)へ
にほんブログ村



家庭菜園ランキング