7月になりました。畑の大玉トマトも6段めの花が咲いてます。


大玉トマトの登熟日数は開花からだいたい45日くらい。写真↑のように、今開き始めた6段めの花房が赤い実になるのは早くても8月半ば頃になります。夏野菜とは言え、生育適温が最高で26〜28℃まで、30℃を越えると生育がイマイチになると言われるトマト、ましてや、ミニトマトに比べると着果負担が大きめの大玉トマトですから、猛暑の8月に、はたして露地(畑)でまともに成ってくれるか怪しいところ。


そんなわけで、大玉トマトは例年、7月初めに摘芯してきました。摘芯することで、今付いてる5段めまでの果房(まだ緑色)に養分を集めて、真夏でもなんとか形の揃ったデカいトマトを採ろうという作戦です。今年も、写真↑のように、6段め手前でぱっつん。


大玉トマトの摘芯、7/1。


写真↑に見えてる花房が5段めのやつ、ハサミは残す花房から上に葉っぱを3段残して入れました。残した葉っぱの付け根に小さな脇芽が出てますが、これはいわば遊び枝(成長点)として、ひとつだけ残しておきます。


そして、摘芯に合わせて、

大玉トマトに追肥、7/1。


ウネ間の防草シートをめくって、軽く追肥しました。資材は写真↑のとおり、いつもの有機化成666と微量要素などが入ってるハイパワー苦土石灰、ひと株あたり、ひとつまみずつです。


大玉トマトの追肥。


追肥したウネ間、白黒マルチの下からは大玉トマトの根っこが伸びてました。根っこに肥料が触れないように気をつけながら、肥料を土に混ぜ込みました。


太玉トマトへの追肥はこれでお終い。草勢が強かった今年は結局、施肥はこれ一回きりでした。


大玉トマトの袋掛け、7/1。


そして7月と言えばもうひとつ、トマトの天敵、タバコガ(オオタバコガも)の産卵が活発になります。夜間に産み付けられた卵から3〜5日で孵化した幼虫はトマトが大好き、枝を伝って移動しながら、まだ青い実でも構わずにトマトに小さな穴を開けて、次々と侵入、食い荒らします。


ミニトマトなら数があるのでまあ我慢しますが、各段に3〜4個成らせる大玉トマトは別。しっかり虫よけ対策をやります。


使うのは100均の水切りネット。

タバコガ対策のネット、100均。


不織布なので、通気性と日当たりは確保しながらも、虫がもぐりこむ余地はありません。こいつを果房全体に被せて、開口部はしっかり麻紐で果房の付け根に縛ります。


開口部を麻紐で縛る。


ちょいと面倒ですが、収穫した真っ赤な大玉トマトにタバコガの小さな穴が空いてたー、というショックを避けるためには、仕方ありません。


ちなみに、この水切りネット、タバコガには無敵なのですが、残念ながら、カラスよけにはなりません。カラスは水切りネット越しに赤いトマトを視認するみたいで、あのクチバシで突かれたら、簡単に破れてしまいます。


下段には収穫ネット。


そんなわけで、水切りネットを被せるのは、(地面に降りた)カラスから届かない大玉トマトの2段め以降。1段めは写真↑の赤い収穫ネットとナイロン糸でカラスよけしています。


麗夏、雨よけ無しです。


我が菜園の大玉トマトは雨に強いという麗夏、たしかにウワサどおり、昨夏は雨よけ無しでも実割れはありませんでした。今年は雨よけ無しでの露地栽培、シーズン2、写真↑のように、ようやくほんのり色づいてきましたが、さて、この夏はどうでしょう。



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