セロリを白い茎にしてほしい。
そんなリクエストから、今回はセロリの軟白栽培を試してみます。先生は北区画のセロリ大好きアベさん、カンタンよー、新聞紙を巻いて遮光してやるだけよー、やってみい、、、と軽く笑われましたが、はい、やってみます。
セロリはふつうに植えっ放しだと、茎も葉っぱと同じく緑色になります。香りはセロリですがやや固め、しかし、栄養価はスーパーで売ってる白いやつより、ぐっとマシマシ、らしいのでこれまではずっと緑のセロリで収穫してました。
しかし、調理となるとちょいと事情が違うよう、たまには"ふつうに白い"セロリが欲しいんだとか。
植えて1ヶ月のセロリ。
アベ先生指導のもと、セロリの軟白栽培に初挑戦です。写真↑は市販苗を植えてから約1ヶ月のセロリ株、真ん中に太めの主茎があり、周りに細めの脇芽が出ています。
まずは脇芽を外す。
主茎に養分を集中させて立派に太らせるため、細い脇芽はすべて外しました。茎を摘んで外に倒しながら引っ張るとカンタンに取れます。
外した脇芽は葉セロリに。
茎が主役のセロリですが、実は葉っぱの方には茎よりも多くの栄養素が含まれてるそうです。ですから、外した脇芽は捨てずに持ち帰り、、、そのまま葉セロリとしてサラダに混ぜたり、スープに浮かべたりして、食べる予定。
株元がスッキリ。
脇芽を外すとセロリ株は太めの茎だけ残り、スッキリしました。ここをしばらく遮光してやれば白い茎のセロリになるはずです。
紙を巻いて括る。
新聞紙を勧められましたが、たまたま梱包用の紙(スキマにくしゃっと丸めて入れるやつ)が手元にあったので、それを使いました。写真↑のように20cm幅で株元をくるりんと巻いてます。
"セロリの背が伸びたら、また紙を追加してやればいいよ"
3株だけ巻きました。
今回栽培してるセロリは4株、その内のみっつを紙で遮光してみました。写真↑奥のひと株だけは従来どおり、遮光なしで緑のセロリを育てます。
やっていて気づきましたが、、、緑のセロリだと必要なときに外葉からチャチャっとかき取り収穫ができるのですが、これが軟白栽培だとちと面倒。収穫のたびにいちいち紙を外さないといけません。うーん。ちびちび消費したい家庭菜園には軟白栽培は向いてないかも、です。
防虫ネット。
苗の植え付けからずーっと被せてきた防虫ネットです。紙を巻き終えたら、元に戻しました。
セロリは病害虫が付きにくい野菜ですが、唯一の天敵がキアゲハ。畑を優雅に飛び回る美しいアゲハ蝶の仲間ですが、こいつの幼虫(かなりデカくてグロいイモムシ)がセロリ大好きなのです。
"一度、旅行で不在にしてたらさー、葉っぱを全部食われたさ。悔しいから、セロリに付いてた幼虫は全部デデトールしたけど、ウネ一本でなんと100匹もいやがった。もう、がっくりだったよ"
はい、防虫ネットは必須です。
ちなみに、軟白栽培のセロリはこのまま様子見ですが、だいたいあとひと月もあれば、スーパーで並んでる白い茎セロリ並になる由。ときどき草丈をチェックしながら、楽しみに待ちまーす。
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