この春、残念なことにニンニク(中華ニンニク)にはサビ病、中晩生の玉ねぎにはべと病が出てしまいました。


幸い、中華ニンニクは葉っぱに斑点が出たくらいで玉はしっかり太り、なんとか収穫できたのですが、中晩生玉ねぎ、ネオアースの方はダメでした。まだ収穫まであと1ヶ月くらい、玉がようやく太り始めるタイミングで、葉っぱが枯れて溶け始め、チェックしたら、ウネ一本、全部やられてました。


そんなわけで、ニンニクは早めに収穫、ネオアースは小さい玉ですべて撤収となりました。


ただ問題はこの後、、、ニンニクのウネにも玉ねぎ跡地にも、おそらくべと病、サビ病の原因菌(カビ菌)がうじゃうじゃ残っていると思われます。"できるだけ無農薬"の我が菜園で考えられる手は、太陽熱マルチ、、、たっぶりの水やりで湿らせたウネに透明マルチを掛けてしばらく放置、真夏の太陽で病原菌を退治する。


ですが、それをやれるのは長い梅雨が明けて、真夏の太陽がギラギラする7月半ば過ぎからです。


まだ少し時間があるので、その前に、ちょいと確かめたいことがあります。

玉ねぎマルチを外す、5/23。


ウワサでは、"べと病もサビ病も違う科の野菜には伝染しない"とか。今回罹患した玉ねぎもニンニクもどちらもヒガンバナ科(旧ユリ科)、ならば、それ以外の野菜なら、後作に植えても大丈夫?


耕転。


幸い、種まき適期でかつ収穫早めな野菜は冒頭写真↑のようにいくつかあります。タネもたくさん余ってるので、これらを玉ねぎ、ニンニクの跡地に直まき栽培してみようと思います。


直まき予定の野菜たち、

おかひじき、サラダスティック、スティッキオ、サラダかぶ、ラディッシュ赤、ラディッシュ白、春菊、小松菜、ほうれん草。


ちなみに、おかひじきとほうれん草がヒユ科、春菊はキク科、スティッキオはセリ科、あと残りはぜんぶアブラナ科です。


蒔き溝を作る。


耕転したウネには堆肥や肥料は何も入れず、そのまま平らに均したら、ならし板の角を使って、写真↑のように、約15cm間隔で蒔き溝を作りました。


玉ねぎ跡地、すじ蒔き、5/23。


ニンニク跡地、すじ蒔き。


蒔き終えたら、覆土して手のひらでしっかりと鎮圧、さらにジョーロでたっぷり水やりしてから、保湿のために、日よけの寒冷紗をトンネル掛けしておきました。


さて、無事に発芽してくるか、、、


1週間後、

暴風予報、風よけで防虫ネット追加、5/29。


トンネルを開けてみました。

玉ねぎ跡地、5/30。


ニンニク跡地。


写真↑手前のおかひじきと真ん中のスティッキオだけがまだ発芽せず、ですが、他はすべて発芽してました。ここまではとりあえず、順調?


すじ蒔きが厚めだったせいか、子葉がかなり混み合って徒長してるので、間引きました。


例えば、小松菜。

混み合ってます。


間引き開始。


間引きました。

徒長気味だったので、残した株には軽く土寄せもやってます。


ラディッシュ。

間引き前。


間引き後。


と、間引き作業をして、軽く土寄せしたら、防虫ネットと寒冷紗トンネルを戻しました。


直まきした野菜たちは、順調ならサラダ用に1〜2ヶ月で収穫します。春菊、小松菜、ほうれん草もやわらかい葉っぱを早採り予定。はたして、科目が違えば、べと病、サビ病あとに何もしないでも、野菜はちゃんと育つのか。楽しみに見守りたいと思います。



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