スペースが空いたので、急きょ大玉スイカの栽培を始めました。


空いたと言っても、せいぜいウネ半分、60cm幅x1.2m長さくらいです。ここに大玉スイカの市販苗(らおう、接木苗)をふた株、写真↑のように、水捌け改善のために袋嵩上げしてから、株間60cmで植え付け(5/3)ました。


地植えなら3m四方に広がる大玉スイカ、もちろん、ここで地面を這わせる余裕はありません。活着したら支柱を立ててツルを上に誘引、スイカは空中にぶらりんと成らせる予定です。


小玉スイカやミニカボチャでは何年もやってる空中栽培、ですが、一個で10kgくらいになる大玉スイカはさすがに初めて、支柱の組み方を、かなりしっかりやらないと、クラッシュしそうでヤバいです。


トマトの雨よけセット、2019年夏に購入。


しかも、自分なりにシバリ、この大玉スイカのために新しく資材を買わない!という前提で、手持ちの支柱をあちこち探しました。そして出てきたのが、写真↑の雨よけセット。トマトの雨よけ用に勧められて、5年前にホームセンターで買ったものです。


昨年からトマトは雨よけ無しで栽培してるので、1セットだけ余ってました。ただ、これだと肩幅が90cmと、スイカのツルを伸ばすにはちと狭い、、、ので、やっつけで改造してみました。


直管パイプを切る。


これまた、余っていた直管パイプ(19mmφx1.8m)を3等分、60cm長さに切り分けて、


ガムテープでぐるぐる。


連結用のパイプ(12mmφx10cm)には、ガムテープを巻いて、はめ込みスキマを調整しました。これで、直管パイプがうまく市販の雨よけセットに組み込めれば、肩幅は90cmから1.5mに伸びるはず。


さて、いざ、いよいよ大玉スイカ誘引棚(トマト雨よけセット改)を組み立てます。


縦支柱と渡り、うまく繋がりました。


ウネをちょうどふたつ跨いで、渡りのところに、急造した直管パイプのスペーサが入ってます。縦支柱の間隔は60cm、高さは挿しこみ深さ30cmで1.7mくらいになりました。


ちなみに写真↑手前のウネは枝豆です。


さらに横支柱を4本、足しました。


交差したところは金属製のフックバンドで留めています。見た目、写真↑ではなんか華奢な印象ですが、市販の雨よけセットは20mmφの太パイプを使ってあります。繋ぎは19mmφの直管パイプ、横支柱も20mmφあり、意外と強い棚になりました。


この後、スイカのツルが空中を這えるように、棚の上から園芸ネットを被せたら完成です。


試しに棚にちょっとだけぶら下がってみました、、、さすがに軋んで折れそうでしたが、まあ、これなら大玉スイカ2個、20kgくらいはイケそうです。ヨシ。


誘引を始めます、5/19。


苗の植え付け(5/3)から2週間強が経ちました。アンドンの中が茎葉でキツキツになったので、ビニールを外したら、親ツル子づるがワサワサに伸びてました。


親ツル+子づる一本で。


スイカの栽培、ふつうなら親ツルを摘芯して、出てきた子づるを数本伸ばす、、、なのですが、今回は空中栽培というストレスがかかるやり方なので、若苗にはダメージがデカい親ツル摘芯はやめときます。予備の子づる一本と合わせて2本だけ、上に誘引してみようと思います。


左が親ツル、右が子づる。


伸ばす2本以外の子づるは、すべてハサミで切り取りました。


誘引開始から2日後、

大玉スイカふた株、5/21。


縦支柱に麻紐で括りつけた親つるが、特に問題なく、上に向かって伸びています。ここまでは、まずまず順調かな。


スイカの雌花はたいてい、6〜8節おきくらいに付きます。雌花の数が希少なせいもあり、スイカは人工授粉が必須なわけですが、だいたい2番花(13節)なら、吊るす位置も棚の真ん中辺りになり良さげ、誘引しながら雌花が咲くのを待ちたいと思います。



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