家庭菜園ではあまり見かけない食用ほおずき、その実は収穫すぐならほのかに甘酸っぱく、1週間くらい常温で追熟させると、あのマンゴー?みたいに甘くなります。


しかも、ナス科の食用ほおずきは同じナス科のトマトやピーマンと栽培のやり方はよく似ていて、かなり簡単、草勢が強くて、放っておいても節々にもれなく実を付けます。ただ、家庭菜園でまったく流行らないのは、たぶん、トマトやピーマンに比べると実がかなり小さい上に、収穫したときの味が淡いせい?


食用ほおずき、苗の定植、4/24。


そんなわけで、食用ほおずきの苗はホームセンターではまず見かけません。ですから、種まきして苗を作り、写真↑のように、本葉が3〜4枚になったら畑に定植しています。


今年も4月下旬(4/24)、自家苗ふた株を株間40cmで雨よけミニハウス内に植えました。雨よけ栽培した方が虫食いのない、きれいな実になるようです。


写真↑奥が食用ほおずきふた株で、手前のいっしょ植えしてるのは、同じく種から育てた甘とうがらし(万願寺とうがらし)の自家苗です。食用ほおずきは上へ上へと枝を誘引してゆくので、株間の狭い甘とうがらしですが、ほおずきの株元で日差しを充分浴びて、問題なく、こんもり育ちます。


ビニールトンネル。


食用ほおずきの生育適温は地温18℃以上、念のために苗を植えてしばらくは、穴あきトンネルを被せておきました。


定植から3週間、5/15。


ビニールトンネルを外しました。新しい葉っぱがワサワサ、写真↑右側のひと株は支えきれずに倒れてしまってます。幸い、まだ茎折れはしてませんが、危ないところでした。


早くも、実が付いてる、5/15。


食用ほおずきは、写真↑のように、節目(葉っぱの付け根)ごとに新しい脇芽が出て、そこに小さな花を咲かせて、実を付けます。


放っておくと、新しい脇芽がまた分岐して実を付け、、、倍々ゲームで枝が増えてゆくので、早い段階で伸ばす枝を決めます。そして他の脇芽を切り取らないと、あっと言う間に枝葉が茂って大変なことになります。


我が菜園の食用ほおずきは、60cm幅x80cm長さという小さなスペースでふた株栽培するので、2本仕立て、最初に出た脇芽と主枝の2本を残して、後の脇芽は葉っぱ一枚でた先で切り取ってゆきます。


麻紐を巻く。


主枝はわりと太めでしっかりしてるので、麻紐をぐるぐる巻きして大丈夫、誘引が苦手な私でもカンタンにできました。


食用ほおずき、2本仕立て。


誘引する麻紐の先は、雨よけミニハウスの屋根パイプ(直管パイプ)に蝶結びで止めておきました。これから枝葉ががんがん伸びてきます。蝶結びなら、引っ張るだけで簡単に麻紐を屋根パイプから外せて、伸びた枝をぐるぐる巻きにできます。


甘とうがらしにも支柱。


ついでに、いっしょ植えした甘とうがらしにも、写真↑のように、支柱(16mmφx1.5m)を立てました。こちらは主枝を支柱に麻紐で括り付けるだけ、あとは放任です。



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