ポップコーンはトウモロコシの仲間です。


ですから、栽培のやり方や育てる適期もほぼ同じ、わりとカンタンに作れてます。トウモロコシの天敵アワノメイガもあまりポップコーンは好みじゃないらしく、食害も少なめ、、、ただ、未熟果を食べるスイートコーンとは違い、爆裂種のポップコーンは実が完熟して葉っぱがカラカラに枯れるくらいまで収穫を待ちます。さらにフライパンでパンパン弾けさせるには、収穫した後も吊るして、乾燥させる必要があります。


そんなわけで、食べられるまでまあまあ時間がかかる(畑を占有する)ポップコーン、ですが栽培難度が低い(手がかからない)ので、畑の片隅で6株くらい、毎年作っています。


ちなみに、ポップコーンには2種類あって、これまで作っていたやつは、


↑バタフライ。


小粒で実が弾ける"バタフライ"タイプでした。市民農園の大先輩に種を分けていただいたので、品種は不明ですが、フライパンで写真↑のように、パチンときれいに割れてます。


もうひとつのポップコーンは、よくキャラメルがけとかで売られてる、




キノコ型、これらはたぶん、実(タネ)もバタフライに比べるとちょいデカめなのかな。


バタフライは自家採種したり、新しくタネを買ったりして4年くらい栽培してきました。ちょいと飽きてきた感もあり、今年は気分転換、このキノコ型ポップコーンを初めて栽培してみようかと思ってます。もちろん種から育てるわけで、選んだタネはこちら。


↑まるポップ。


一代交配の"まるポップ" by サカタのタネさん。曰く、


"家庭で簡単にポップコーンが作れるトウモロコシ。草丈が高く生育が旺盛な晩生種です。穂は長めの大型で収量は多いです"


どれほどかと言うと、


"穂からとれる粒数は約650粒です"


おー、これは凄い。

ただし、ポップコーンの栽培に関して、特に我が市民農園のような他人の区画と隣り合わせの畑では、大事な注意点があります。それは、トウモロコシの交雑問題です。

トウモロコシはとても交雑しやすく、その雄蕊から飛ぶ花粉は一説では200mの範囲に及ぶとか。しかも、スイートコーン同士ならまだしも、爆裂種と交雑したスイートコーンはかなり不味くなるとか。

そんなわけで、サカタのタネさんも、自サイトで注意を喚起してます。曰く、

"ポップコーンの花粉がスイートコーンに受粉すると食味が低下する場合があるので、スイートコーンと最低200m離して栽培するか、開花期がずれるようにタネまき時期を遅らせましょう"

はい。

↑ポップコーンの雄蕊、昨年夏。


せっかくのスイートコーンをダメにしたら申し訳ないので、私は例年、市民農園をひとまわりして、みなさんのトウモロコシ作付予定を確認しています。


だいたいみなさん、トウモロコシ(スイートコーン)は4月種まきで6〜7月収穫。なので、今年もこれから確認しますが、たぶん我が菜園のポップコーン栽培は4月後半からスタートする感じでしょうか。



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