冬越し栽培の春キャベツ、収穫まで時間はかかりますが、無農薬でもわりとカンタンで、出来もこれまでまずまずでした。その勝因?はおそらくキャベツの天敵、蝶々や蛾の不在。
アブラナ科のキャベツは虫の大好物で、一般的な春秋の作付けでは虫対策が必須です。
"できるだけ無農薬"の我が菜園の場合、例えば、産卵する蝶々や蛾、地中からやってくる虫などからキャベツを守るために全面マルチと防虫ネットを掛けて、さらに、木酢液など煙りの臭いで虫を追い払い、それでもダメなら、天然由来のニームオイルを散布する。しかし、それでも外葉に穴が空き、中にはフンがちらほら。
↑穴あきのビニールトンネル。
そんなわけで、春秋作付のキャベツなら無農薬ではかなり難度が高くなるわけですが、一方で、虫の心配がなくなる冬越し栽培の春キャベツは別モノ。
当地横浜(南関東)なら11月中旬に紙ポットに種まきして、子葉が開いたタイミングで畑に紙ポットごと定植してやれば、あとは写真↑のように、穴あきのビニールトンネルを被せておくだけです。
↑1月13日、年が明けてトンネルの中。
春キャベツの苗、冬越し中は寒さに強い本葉5〜6枚の小苗が春先のとう立ちを遅くなり、良さそうです。
↑2月11日、新しい葉っぱが出始める。
当地横浜、今年の2月は記録的な暖かさでした。トンネルの中の春キャベツも、そんな気温に反応したのか、成長点から新しい葉っぱを出してきました。これは、例年より早めに巻き始める気配?
↑3月27日、防虫ネットに掛け替え。
3月に入り、晴れた日は畑で紋白蝶をちらほら見かけるようになりました。虫対策もあり、穴あきトンネルを外して、代わりに防虫ネットを被せました。
その時の春キャベツの様子は、
↑同日、春キャベツ。
おー、葉っぱがハンパなくデカい!
まだ玉は小ぶりですが、これはそろそろ早採り収穫を始めても良いかもー。
↑3月31日、春キャベツ。
4日後、玉が膨らんできました。指で押したら、固いやつがふたつ。春キャベツは8株、100%自家消費の我が菜園ですから、早めに採り始めます。
春キャベツ、収穫しました。
指で押して固いやつ、ふたつだけです。サイズ的には玉レタスみたいで、葉っぱはシャキシャキ、早採りはこんな感じでヨシかな。
まずはふたつだけ。
残りはあと六つ。
畑の周りで、ようやく桜が開きました。柔らかい春キャベツも採れ始め、当地横浜にも本格的に春到来です。
春キャベツ栽培メモ。
品種、春キャベツ"春よ恋" byトウホク交配
□土づくり、11/8(野菜残渣、米ぬか、有機石灰、生ごみ粉)
○種まき、11/17、紙ポット(トイペ紙芯ハーフ)
△定植、11/24、穴あきビニールトンネル
■収穫、翌年3/31〜
追肥はなし。
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