ダイソーの16個入り110円也のリサイクル紙ポットに、発芽したばかりの枝豆幼苗を鉢上げしたのは2月下旬(2/28)でした。春蒔きのひよこ豆といっしょに、鉢上げ先は初のリサイクル紙ポットです。


鉢上げから約10日、双葉(子葉)しか出てなかった枝豆(早生枝豆、湯あがり娘)の幼苗たちは、リサイクル紙ポットの中で順調に成長して、初生葉(しょせいよう、マメ科で子葉が開き、本葉が出る前に開く大きな対の葉っぱ)の間から本葉もちらっと見えるようになりました。


まだ寒の戻りで夜温が0℃近くまで下がる当地横浜(南関東)ですが、この苗サイズならたぶん大丈夫。昼間に気温が上がる晴れの日を待って、畑に持ち込みました。


↑3月9日、枝豆(奥)とひよこ豆(手前)の苗。


リサイクル紙ポットはポット自体が古紙のみ(紙100%)から作られてます。土に埋めると水分を吸って溶ける(加水分解)性質があるため、植え付けは苗を引っこ抜かずに、ポットごと植え穴に落とすだけ。ただ、今回使ってみた感じ、紙ポット特有の注意するポイントがふたつ、分りました。


まずは乾燥問題。


一般のポリポットに比べると、紙ポットはかなり乾燥しやすいです。紙ポット自体が吸水、保水するし、紙は通気性も良いので、ポット外面からもじゃんじゃん水分が逃げるようです。ですから、水やりは頻繁に、さらに、植え付け前にも、写真↑のように、たっぷり水やりした方が良さそう。


もうひとつは、植え付ける際の深さ問題。


ふつうの植え付けは苗の株元を埋めないように根鉢の高さを地面に合わせてやります。しかし、リサイクル紙ポットの場合は、写真↑のような"高さを合わせる、ふつう植え"では、活着に難があるかもしれません。


ダイソーのリサイクル紙ポットやメーカー品のジフィーポットを使った方々、その多くは、"紙ポットは全部、土に埋めるように"と口コミしています。たぶん、そうしないと、紙ポットがちゃんと分解されないようなのです。


3月9日、枝豆の紙ポット苗を定植。


枝豆は相性が良いと言われるトウモロコシのウネに混植します。写真↑のように、2週間前に自家苗を移植した春トウモロコシは元気に活着してました。枝豆はその脇、日当たりの良い、トウモロコシの株間の南側に植え付けます。


バルブプランターで植え穴を開けて、


植え穴にはしっかりと水やりしてから、


枝豆苗を、リサイクル紙ポットごと落としました。


深植えです。覆土したら、リサイクル紙ポットが見えなくなるくらい。


さらに、保湿のために、苗の株元にはもみ殻をたっぶり被せました。これで、リサイクル紙ポットが土中分解してくれて、枝豆がしっかり根っこを張ってくれたら、大成功です。聞くところでは、リサイクル紙ポットが溶けるにはだいたい1ヶ月くらいかかるとか。


はたして、枝豆苗はちゃんと活着するのか。


開けていた不織布を枝豆苗にも被せて、穴開きビニールも元に戻して、


我が菜園の最強の寒さ対策、二重トンネル完成。


予報ではまだ寒い日が続きそうなので、これで枝豆苗の活着を待ちます。おそらく、不織布は今月いっぱい、かな。



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