日本ではあまりポピュラーではありませんが、毎年、ひよこ豆を栽培しています。


インド料理やメキシコ料理にはよく使われて、ホクホクした食感の美味しい(&栄養価も高い)小さな豆ですが、我が家ではもっぱらトマトベースのスープ、ミネストローネに入れたりしてます。


鳥のクチバシのような突起があることから、英語名もchickpea、見た目も可愛らしいのですが、日本で栽培するとなると、ちょいと難度が上がります。


(昨年5月25日、ひよこ豆のウネ)


それは、ひよこ豆が雨(湿気)にとても弱いから。主たる生産地のインドでは乾季を選んで作られ、メキシコは、、、雨がほとんど降りません。しかし、日本には梅雨があります。


写真↑は昨年5月下旬、そろそろ収穫になるひよこ豆の様子です。ご覧のとおり、登熟して枯れかけた株とまだ青々した株が混在しています。ほんとは全体が一気に茶色に完熟して欲しいのですが、なかなかそうなりません。


(昨年6月1日、ひよこ豆)


それでも梅雨に入ると、雨に打たれて、未熟な莢を付けたまま、枯れて倒れてしまうひよこ豆。ですから、例年、写真↑のような緑の豆で収穫せざるを得ません。


まー、枝豆みたいで、これはこれで美味いのですが、、、


当地横浜(南関東)の梅雨入りは6月ころ、なんとかその前に収穫するべく、例年なら秋蒔きして、不織布トンネルの中で冬越しさせて、梅雨前に春取りしてました。


しかし、聞くところ、ひよこ豆は春蒔きもできるらしい?

(ひよこ豆、栽培暦)


種袋を見たら、写真↑のように、確かに春蒔きパターンもあります。


よし、冬越し栽培は3年やってきてイマイチでした、四年め、今季のひよこ豆は春蒔きを試してみるか。


(2月20日、種まき)


そんなわけで、さっそく種まきです。春トウモロコシに混植する早生枝豆といっしょに、紙ポット(トイレットペーパー紙芯ハーフ)に市販の種まき培土(肥料なし)を詰めて、



ひよこ豆、早生枝豆(湯あがり娘)をそれぞれふた粒ずつ、蒔きました。豆類は競い合ってよく育ちます。ですから、もしふたつとも発芽したら、そのまま二本立ちで栽培するつもり。



ひよこ豆、早生枝豆も発芽適温は20℃くらいです。今年はかつてない暖冬のようですが、さすがに夜温度はひと桁になるので、種まきした紙ポットはヒーター入りの育苗箱(18〜23℃設定)に入れました。


ちなみに、豆類は総じて過湿に弱い(腐りやすい)ので、"水やりは控えめにしながら"、発芽を待ちまーす。



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