2月も中旬になりました。当地横浜(南関東)ならトマトは4〜5月の植え付け予定ですから、育苗期間を2ヶ月みると、そろそろポット蒔きする頃合いになりました。
トマトは大玉、ミニ、そして加熱用のグルメトマトという三品種を栽培してきましたが、中でもミニトマトはこれまでに色々な商品名/ブランドのものを育てて、食べてみました。そんな中からふたつ、印象に残ってるものをメモしておきます。
まずは、食感ならプチぷよ。
↑プチぷよ、種。
近ごろのミニトマトはフルーツ化が進み、甘さを求めて新しいものが色々開発されているようです。しかし、私のような、トマトに酸味を求める人間には、最近のミニトマトは食べやすいけど、肝心の味がやや薄くなってる感もあります。
しかし、このプチぷよくんはちょっと違いました。謳い文句は"赤ちゃんのほっぺ"とあるように、なにせ、皮がとっても薄いのです。赤い完熟果を口に含むとその名のとおり、プチッと弾けます。しかも、まー、トマトとしてならかなり甘い。
サラダに混ぜたり、加熱したら、ミニトマトとしての主張は消え失せるので、単品食いがオススメですが、流行りの甘いミニトマトなら、これイチオシかな。
ただ、難点もあります。薄皮ゆえにちょっとの雨でも割れやすい、甘さがあるせいか虫が寄りやすい、草勢が強くないので、栽培(脇芽欠きや雨よけ)には手がかかる。
そんなわけで、次。
放ったらかしでもガンガン赤い実を付けてくれ、しかも、雨にも強い(割れにくい)ミニトマトがアイコでした。
↑アイコ、苗。
アイコの特徴は果実がやや細長い形、まるでイタリアの加熱用トマトに似てますが、食べてみたら、しっかりと酸味も残る甘いトマト味です。巷の(プチぷよみたいな)甘いトマトよりもゼリーが少なめ、果肉がしっかりあるので、食べ応えもあり。サラダに混ぜてもちゃんとトマト味がします。
まー、味はそれぞれの好みなのであまり強くは言えませんが、家庭菜園的なアイコの良さはなんと言っても、育てやすさでしょう。
ちゃんとした苗を植えてやれば、あとは追肥無し、放任(ジャングルになりますが)でもバリバリ赤い実を付けるし、ふつうに脇芽欠きしながらだと、まずまずデカめの実が採れます。さらに、皮がしっかりしてるからか、雨に当たっても割れにくいのが嬉しい。
と、ここまで、私の経験からのオススメ品種をふたつ紹介しました。が、、、我が菜園の今年のミニトマト、栽培品種は、プチぷよでもアイコでもありません。
オススメしといて、なんでやー、と叱られそうですが、今年はこれ。
↑チェリーメイト。
理由は単純で、とある方からタネを無料でいただいたから。
チェリーメイト、種袋を読むと、これもプチぷよ系らしく、謳い文句は"糖度が高く甘くておいしい"、写真を見たら、どうやら丸くて赤い実をつけるようです。
まー、新しくタネを買うなら、育てやすいアイコくん一択なわけですが、せっかくいただいたので、ご厚意はムダにせず、今年はチェリーメイトを作ってみようと思います。
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