雨よけ栽培のネットメロン、パンナTFにキレイな網目が張りました。授粉からちようど60日、そろそろ登熟完了、収穫どきです。


パンナTFは、主枝を5節め(葉っぱ5枚め)で摘心して、元気な子づるを2本選んで、園芸支柱に垂直に誘引しました。いわゆる、子づる二本立ての立ち栽培です。


メロンは草勢が強くて、選んだ子づる2本はどんどん伸びます。放っておくと葉元から出る脇芽(孫ツル)に雌花が咲き、自然授粉して、次々に着果。株もわさわさで大変なことになります。そんなわけで、子づる一本には2〜3個だけ着果させ、あとはすべて摘花しました。


さらに着果から10日、メロンがテニスボールくらいになったら、子づる一本に形の良いのをひとつ残し、あとは摘果しています。


(メロン、授粉日5/30のタグあり)


ネットメロンは外皮に網目が張る他は、登熟してもこれと言った完熟サインがありません。


ですから、収穫のタイミングを計るのにいちばん確実なのは、授粉した日を記録しておくこと。私は授粉した日(あるいは自然着果を見つけた日)をタグに書いて、果実の脇にぶら下げてます。


授粉から収穫までの日数は、メロンの品種によって微妙に違うようですが、そこはそれ、種苗メーカーさんが種袋にちゃんと書いてくれてます。


パンナTF(byタキイ種苗)の場合は57〜60日。


(メロンの茎あたり)


ただし、登熟日数だけではちょっと不安なので、ネットメロン完熟を確かめるチェックポイントがあとふたつ、あります。


まずは写真↑のメロンの茎まわり。


ここが写真↑のようにひび割れてコルク化が始まってるかどーか、です。メロンの品種(プリンスメロンとか)によっては、ここに離層ができ、やがて剥離して完熟した実が落ちることもあります。パンナTFは落ちませんが。


(メロンのお尻)


もうひとつは、写真↑のように、メロンのお尻を見ます。


かつては花が付いてた箇所ですが、ここが写真↑のように、軽くひび割れてる感じならオッケー。指で押して柔らかく感じたら、やや取り遅れ、鼻を近づけたら、、、お、かすかにメロンっぽい、甘い匂いもしてます。


これなら、大丈夫でしょ。


(7月28日、メロンをひとつ、切り取りました)


授粉日は同じ5/30ですが、今日はひとつだけ、切り取りました。


メロンに近い葉っぱ一枚は写真↑のように、完全に枯れてます。隣りの葉っぱも黄色くなってますが、実はこれもメロン成熟のサインだそう。


メロンに多いのは果実の肥大成熟に伴って葉のマグネシウムが果実へ転流し、その結果生ずる欠乏症である。 このうち収穫間近になって結果枝の葉の葉脈間が黄化し、やがて黄褐色に枯れるタイプのものは、成熟の目安にされることもあるほどで収量、品質にほとんど影響しない。(島根県のサイトから引用、原文のまま)


(パンナTF、茎をカット)


収穫したネットメロン、お決まりの茎カットで、写真↑のように、高級メロンっぽくなりました。重さは1.5kg。しかし、まだ食べることはできません。


収穫したメロンは追熟のため屋内に吊るしました。


ネットメロンは追熟してやると果肉が柔らかくなり、甘さをより感じやすくなるそうなのです。追熟は必ず常温で、だいたい1週間くらい。


そんなわけで、食べられるのは来週。食べる直前には冷蔵庫に2〜3時間入れて冷やしてから、、、待ち遠しいです。



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