4月中旬(4/12)に種から育てた自家苗を定植した大玉スイカ、遅霜対策でずっとビニールトンネルを掛けてました。親ツルを五節めで摘芯(5/5)してからまだ1週間ですが、ビニールトンネルを開けたら、黒マルチの上で子づるが写真↑のように、わさわさ。


草勢の強い大玉スイカですが、ふつうに地這い栽培すると最低でも3m四方のスペースが必要となります。狭い市民農園ではそれはとってもムリ、、、なので最初の頃は栽培自体を諦めてました。が、待てよ。



過湿を嫌う大玉スイカ、問題はその重さです。小玉スイカなら、大アーチを組んだ空中栽培でうまく湿気対策しながらやれてますが、ならば大玉は、、、例えば、地面近くにネットを張って這わせればどうだろう。


5〜6kgになる重い大玉スイカですが、地面近くを這わせたら下から簡単に支えられかるもー、と3年前に思いつきました。


写真↑のように、わさわさになった大玉スイカの株の真上、60cm高さに誘引用のネット(防風ネット)を渡します。



大玉スイカは元気な子づる2〜3本をネットに誘引するのですが、地面からネットへの立ち上げは、風対策もあり、仮支柱を立てて、しつかり麻紐で結びました。



誘引する子づるの先はUターンしてネットの上へ、ヒゲが自分でネットに絡みつくまでは、洗濯バサミで留めてやります。


最後に、大玉スイカの株元、マルチの上に敷き草をしてやれば、とりあえずは誘引は完了です。



かくして、大玉スイカの中二階栽培、今年の全景は写真↑の感じになりました。


黒マルチのウネ奥に大玉スイカがふた株、あります。その手前、ネットの下の空きスペースには他の野菜たちを植えました。いずれも地上部の草丈が低い、奥から大根、ビーツ、人参、牛蒡です。


この先、大玉スイカの子づるは勝手に伸びますから、2〜3番めの雌花を待って人工授粉、その先は放任します。


なお、誘引ネットは子づるを誘引するだけですから、強度はありません。授粉に成功して大玉スイカが無事に着果したら、それぞれに地面から新たな支えをあてがってやるつもりです。


(追記) この大玉スイカの中二階栽培ですが、詳しい内容や使用する資材などは菜園雑誌やさい畑6月初夏号(5/2発売)に"スイカのハンモック仕立て"として紹介されています。



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