定植(3/31)から約2週間でズッキーニに最初の花が付きました。今年は一般的な長いウリ形のズッキーニに加えて、丸いやつも植えましたが、どっちにも花が咲いてます。


ウリ科のズッキーニ、カボチャの仲間ですが、花の咲き方はカボチャとは大違いです。カボチャの場合はまず株元に雄花がたくさん出て、ツルがある程度伸びてから雌花が咲きます。雌雄異花なので、授粉には雄花を雌花にくっつけてやるのですが、雌花が開く頃には雄花がたくさん咲いてるため、授粉には困りません。


ところが、ズッキーニ。同じく雌雄異花のくせに、最初に咲くのは雌花のみ。


(4月14日、黄丸ズッキーニ)


(同日、緑丸ズッキーニ)


写真↑のように、ズッキーニに第一花(果)が付いてますが、すべて雌花です。雄花らしき蕾は見えますが、ウリ科の授粉チャンスは一回のみ、雌花が開く早朝だけです。この感じではとても間に合いそうにありません。


この"ズッキーニの雄花が咲かない問題"、対処法はいくつかあります。


ひとつは、カボチャの雄花が近くに咲いていれば、カボチャの雄花で人工授粉に代用する。私も実際やった事がありますが、カボチャの仲間は交雑しやすいようで、結果はばっちりでした。


もうひとつは、このまま放置して花が落ちたら未熟果で収穫する。写真↑上の黄丸ズッキーニは100円玉くらいですが、食べたらちゃんとズッキーニの味がしました。ただ、待ちすぎると未授粉果は腐って落ちますから、収穫するタイミングは大事です。



そして対処法、最後のひとつ。

今回、私は第一花(果)をすべて摘除しました。草勢強めのズッキーニですが、写真↑から分かるように、我が菜園のズッキーニはまだ本葉が5〜6枚の若苗。ここで実を付けさせると着果負担で生育が遅れそうな懸念があるからです。


雌花をどんどん咲かせるズッキーニは肥料食いでも知られてます。第一花を摘除するのに合わせて、第一回めの追肥。株間のマルチに穴をあけて有機化成肥料を半握り(20ml)ずつ入れました。


これからは葉の色を見ながら、2〜3週間ごとに追肥をしてゆきます。



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