ランナー苗で繋いで四年め、イチゴは例年なら10月半ばに夏越しした苗を植えてきました。ところが先日、イチゴ栽培の指導をしてる方(宮崎大輔氏)の話を聞く機会があり、9月の手入れというテーマでしたが、いきなり"イチゴの苗はできるだけ早く植えて下さい"という話から始まって、びっくり。曰く、


イチゴが寒さで休眠に入るまでに、苗を大きく育ててやれば、翌春には大きな実がたくさん付きます。


だそう。



そう言えば、菜園雑誌"やさい畑"の最新号(2022年秋号)にも似たような話が書いてありました。引用すると、


"イチゴ、植え付け前に苗をできるだけ大きく。大きな苗が大きな粒をつける" (p36、原文のまま)


つまり、3号(9cm)ポットでの育苗が一般的なイチゴ苗、秋にホームセンターで売られているのもほとんどが3号ポットですが、それを定植前に3.5号(10.5cm)に鉢増しして、株を大きくしてやりましょう、という記事でした。ちなみに、この記事は先ほどの指導員さんとは別の専門家の監修、しかし、どちらも、秋にイチゴ苗を大きく育てるという点は同じです。



確かに、これまでの10月中旬植えではイチゴの苗はそのまま葉っぱを下げて休眠に入りました。新しい葉っぱが出ることはなく、冬には外葉が枯れてしまい、クラウンと呼ばれる成長部も小さいまま。


しかし、それでも翌春には新しい葉っぱが立ち上がり、しっかりとたくさんの花芽を付けてました。まー、言われてみれば、たくさん付いた赤い実がいささか小さめだったのかもしれませんが。



これまで4年間、それなりに凸凹はありましたが我が菜園でのイチゴの成りに不満はありません。甘くてまずまずのサイズがたくさん採れてきました。


ただ、異なる専門家ふたりが口を合わせるように、"イチゴ苗は大きくしての大粒どり"を勧めているのは気になります。



今年も我がイチゴのランナー苗たちは、無事に夏越しできました。畑では2.5号(7.5cm)ポットで受けて親株から切り離し、8月に入ってから3号(9cm)ポットに鉢増ししています。


このまま例年どおり10月半ばまで育苗するか、それともふたりの専門家の勧めどおり、早々に畑を準備して今月中に早植えするか。さて。


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