きゅうりはいつもゴーヤーと並んで植えてます。アーチ支柱だったり園芸ネットだったり、年によりツルの這わせ方は変わりますが、基本的にはきゅうりとゴーヤーは同じ仕立て方、主枝が伸びたら摘芯、子づるを出させて、実をたくさんぶら下げる。例年6月7月はきゅうりが優勢で大きな葉っぱの下に次々に緑の実が付きますが、7月終わり頃に失速、代わって遅れ気味だったゴーヤーは8月あたりから盛り返す。そんなパターンを繰り返してました。


しかし、この夏、きゅうりを初めて主枝一本仕立てにしてみました。理由は品種が"節なり"だったからですが、いつもなら背の高さまで伸びたら摘芯していた主枝ですが、切らずにそのままどこまでも伸ばしてみたのです。


↑6月21日、きゅうり。


きゅうりはふた株だけ植えました。我が菜園は100%自家消費、3.5人世帯ですから、きゅうりの最盛期はふた株でも余ります。


今年は写真↑のように主枝をまっすぐ上に誘引しました。葉っぱの付け根から出る脇芽(子づる)はすべて摘除、ただし雌花が付いてたらその先で切り戻しました。つまり、メインの収穫は主枝に直接付いた雌花からのみにしたわけです。節なり品種は主枝の節ごとに雌花を付けるので、こういうやり方でもイケる(一定の収量を確保できる)らしいのです。


↑6月22日、主枝が天辺に到達。


主枝のみに着果させるので、同時にたくさんは成りません。ですから株が成り疲れしにくい。ひょっとしたらこのやり方、きゅうりの"ばーっとたくさん実を付けるけど長持ちしない"という短命さも改善してくれるかもー、というわけです。


ただ問題はありました。脇芽を切ったせいか主枝の伸びが早く、写真↑のように、主枝の先があっという間に支柱の天辺に届いてしまうのです。


↑同日、支柱を追加。


2.1mの園芸支柱の先に1mくらい支柱を継ぎ足しました。もう地面からはつま先立っても手は届きません。脚立代わりに道具箱を持ってきて、やっとこさ。しかし、この1mもだいたい1週間もあれば主枝は伸びて征服してしまいました。うーむ、さすがにもうこれ以上、支柱は伸ばせませんから、ツル下ろしです。


↑茎クリップ。


きゅうりの茎を留めていたクリップ(市販品)を外して、慎重に主枝を下に引き下ろしました。下の方は余った主枝を支柱のまわりにゆるやかにくるりと巻いておきます。


↑6月29日、ツル下ろししたきゅうり。


支柱追加から1週間、ツル下ろしした長さはちょうど1mくらい?追加した支柱分でした。これからまた1週間くらい、主枝を伸ばして節に付いたきゅうりを収穫してゆき、さらにツル下ろし、そしまた1週間。


↑7月16日、収穫。


気になるきゅうりの収穫量ですが、これまで、特にピーク時よりは少なくなりました。だいたい3日ごとに写真↑のように、4〜5本。それでも我が家の消費からはまだ多すぎるのですが、採れる本数が安定してるので助かります。


しかし、長く保つかと期待した主枝一本仕立てでしたが、


↑8月1日、きゅうりに異変。


西側のひと株が急に枯れてしまいました。うどん粉病やベト病も来てなくて、葉っぱはすこぶる健康そうに見えていたので、びっくり。これから根っこを引っこ抜いてみますが、見た感じ、どうもそっちから来てるようです。


幸い、左側の株はまだ元気。それに7月に種まきした2番手も伸びてきてます。8月に入りましたが、もうしはらくはきゅうりの収穫ができそうです。


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