トウモロコシと一緒に植えると互いによく育つと言われる枝豆、しかし去年はダメでした。肥料食いのトウモロコシに対して、自分で空気中の窒素を取り込み根っこに溜めるらしいマメ科は確かにとても良さげなコンパニオンに思えます。しかし、枝豆にとってトウモロコシから甘受できるメリットが見当たりません。強いて言えば、枝豆の天敵であるカメムシの抑制効果がある?


↑去年4月、トウモロコシと枝豆。


去年の混植でトウモロコシは立派なのが採れました。しかし、枝豆はひょろひょろ、鞘付きも悪くて話になりません。写真↑のようにトウモロコシの間に直まきしたのですが、日当たり不足だったようです。一応、トウモロコシがある程度育ってから直まきして、草丈の伸びたトウモロコシの茎の隙間から日差しをもらえる、、、という目論みだったのですが。


↑4月24日、枝豆を直まき。


そんなわけで、今回はやり方を変えてみました。まずは植えるタイミングですが、枝豆の直まき↑をトウモロコシ苗の定植前にやりました。トウモロコシは同じ日に自宅で紙ポットに種まき、発芽したら畑に持ってくる予定でした。


↑5月2日、トウモロコシ苗の定植。


あとひとつ、枝豆の植える位置を変えてます。去年は2条植えのトウモロコシに挟まれるように、真ん中に一列でした。今回は日当たりを確保するため、枝豆をトウモロコシの外側、60cmのウネ幅の肩に枝豆を直まきしてます。


ちなみに、この時点で、直まき(ふた粒ずつ)した枝豆は全部の植え穴で発芽(冒頭写真↑)してました。


↑5月29日、南側から見る。


我が菜園のウネは東西方向。夏の間は太陽は東南から上がり、真昼にはだいたい仰角が南78度くらいになります。トウモロコシ、枝豆ともに草丈が低い5月末頃は、まだ写真↑のようにほぼ均等に日差しが当たってました。


しかし、トウモロコシはここからの成長が凄かった。


↑6月12日、北側から見る。


雄穂が出た時に追肥をトウモロコシの条間にやりましたが、その効きか、トウモロコシが一気に倍くらいに草丈を伸ばしました。こうなるとさすがに、写真↑のように真昼でも北側の枝豆には日差しが木漏れ日状態、ちと厳しい感じです。南側はしかし日差しは充分、葉っぱも茂り、こっちは期待できそう。


↑6月16日、枝豆に花。


梅雨入りした6月中旬、枝豆に一斉に花芽が付きました。枝豆の天敵、カメムシはこの花の匂いに寄ってくるとか。ここから防虫ネットは閉めっぱなし、トウモロコシの収穫がたぶん枝豆より早いのですが、そこまでは触りません。


大豆の未熟果を食べる枝豆、おいしく食べるには収穫時期の見極めが大事。うっかりすると硬い大豆になってしまいます。だいたい開花から40〜50日が採り頃と言われますから、今の感じだと7月下旬くらい?


↑7月14日、防虫ネットを開けてみる。


ヒゲが真っ黒になったトウモロコシをもぐため、防虫ネットを開けました。トウモロコシは実がびっしり詰まって美味そうなヤツが採れました。ついでに枝豆を見てみたら、おー、鞘がたくさん付いてます。しかも、鞘はぷっくり。


↑同日、3株だけ試し採り。


これはもう食べ頃かもー、と3株だけ切り取ってみました。畑で鞘を切り離し、鞘の両側を切ってすぐに塩分4%の熱湯で茹でてみます。3株(正しくは2本立ちx1株と一本立ちx2株)で食べられる鞘が230個、切り離した鞘を測ったら全部で780grありました。


↑枝豆、湯気で曇ってます。


茹でること約8分、すぐにザルに上げ流水で粗熱をとり、うっすら塩味の枝豆を食べてみたら、うまい。いっしょに居た小さい子供もひと言。うんめー。


トウモロコシに混植した枝豆、今回はどうやら大成功のようです。


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