夏野菜の種まきを始める時期になりました。夏に収穫するナス科、ウリ科野菜などは発芽適温が高いので、まだ畑には蒔けません。外気が低いなかで種まきから発芽、定植サイズまで育てるには加温が必須になります。促成栽培するプロ農家さんは大掛かりな踏み込み温床やビニールハウスに大判の電熱線シートを敷いたりするようです。が、家庭菜園ならもっとお手軽な加温で充分と探してたら、Amazonにありました。


メーカーはHyindoor?の園芸用ヒーターマット、サイトの製品説明によると、サイズは"25.4×53cm。温度:10-15度が上昇する"とあります。使い方の説明がきわめて怪しい日本語なので、あちら産でしょうが、その安さに惹かれてポチりました。Amazonプライム会員は送料無料、しかもお届け日が"本日中"、マジですかー。


その夜、ほんとに"本日中"に届いたヒーターマットを早速、手持ちの透明コンテナボックスに敷いて、電源(家庭用単相100V)を繋ぎました。水を入れた2Lペットボトル3本と土を詰めた育苗ポットを入れて、一晩、庭先に放置します。ポットの土には置き針式の地温計のプローブを挿しておきました。


(注意、湿気や製品不良からの漏電やショートが怖いので、電源プラグの先には安全のため漏電ブレーカーを経由させてます)


翌日は晴れ、午後2時に地温計をチェックしたら、最高/最低は36.8/12.6℃でした。気温が7.5/3.6℃でしたから、温度差は最低温度で+ 9℃くらい。昼間は太陽光の助けもあって外気温に対して+29℃も上がりました。ちなみに透明の蓋は閉めてました。


ヒーターマットに書いてある"10-15度上昇"にはわずかに及ばずですが、まずまずの結果ではあります。


実力テストをもうひとつ、夜中の冷え込み対策で使い古しの毛布を次の日の夕方からかけてみました。すると、翌朝の地温計表示は最低温度が15.8℃。その朝の外気温は1.7℃まで下がりましたから、温度差は+14.1℃、夜間の毛布による保温効果は大したものです。


感想、Amazonで買ったヒーターマット、毛布と組み合わせて使えば、冬の育苗には充分に使えそうに思います。ただ、晴れた日の日差しに要注意、コンテナふたの開閉など調整が必要かもしれません。



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