決算書で社長の公私混同が見え隠れする部分 | 資金繰り道場 別館

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松本 眞八(マツモト シンパチ)です。

 

 

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東京都の小池知事が選挙前の

公約に従い給料半減するといいます。

 

 

これにより年収は1,450万円になり

都議会議員の年収1,700万円より

低くなるといいます。

 

 

 

前都知事が公私混同のお金の

使い方をして辞任に追いかまれた

経緯があるのでご自身も身を切る覚悟で

都政に臨まれているのだと思います。

 

 

やはり組織のトップに立つ人は

お金の使い方をはじめ

細かなところまで振る舞いを

厳しく見られているものです。

 

 

 

実は銀行も

中小企業の社長の現金の使い方を

非常によく見ております。目

 

中小企業の社長さんは

 

自分で稼いだお金なんだらか

どう使おうが自由だろ!!

 

 

心情は分かります。

しかし銀行の考え方は

さに非ずなのです!!

 

 

 

では銀行員は社長日頃の

行動をつぶさに観察しているか?

四六時中張り付くのは物理的に

無理です。ではどうしているか?

 

 

会社の決算書の

資産項目の一番てっぺんにある

 

 

 

現金札束

 

この部分を見ています。

現金はまさに札束のこと

会社の預金口座の

残高ではありません。

 

 

現金預金と記載されている場合が

ありますがこれは手元の現金と

預金口座の預金残高の合計です。

 

 

 

こんな時は決算書の後ろに

ついている勘定科目内訳明細

というものを確認して

 

 

 

現金と預金口座の残高を

確認します。

 

 

これを確認すると

社長の現金の公私混同具合が

よくわかります。

 

 

 

一般的な会社であれば

手元にある現金は

いかほどでしょうか?

 

飲食や物販など代金を

現金で回収する業種は

別として

 

 

 

特殊な事情がない限り

中小零細企業では

10万円程度ではないでしょうか?

 

 

 

しかし実際の決算書の現金残高を

みると百万単位の現金がある事

になっているケースがあります。

 

 

 

こんなケースでは社長さんに

こんな内容の質問を投げかけます。

 

 

決算書の●月●日時点では

現金が●百万円ある事に

なっていますが実際に現金が

●百万円ありましたか?

 

 

 

その質問に対して

そんなあるわけないでしょう・・・

またはよくわからない・・

 

 

こんな返答だと

間違いなくお金札束

公私混同があります。

 

どうして社長がお金の

公私混同をすると会社の

現金残高が増えるのか?

 

 

その理由は・・・・

 

 

まずお金を使おうと思い

カードで会社の口座から

お金を引き出します。

 

 

そうするとその瞬間の会社の

決算書の勘定科目の動きは

 

 

預金口座の残高が減り

現金残高が増えます。

(*または仮払い金)

 

 

その後お金を使うのですが

 

 

会社の関係で使ったなら

経費として計上できるのですが、

 

 

前東京都知事のように

 

 

家族と回転すし寿司に行って使った。

家族旅行温泉に使った。

個人的にキャバクラシャンパン行って使った。

 

 

こんな感じで使ってしまうと

 

 

税理士の先生から

これはさすがに会社経費で

落とせませんね・・・えー

 

 

と領収書を突っぱねられて

そのあとそのままにしていると

 

 

決算書上の現金勘定の残高は

 

 

私的に使ったお金は減るが

経費処理できない部分は

帳簿上の現金残高が減らない。

 

 

こんな現象が起こります。

 

 

税理士の先生ときちんと

コミュニケ―ショーンが取れている

場合はこのようなケースの処理は

しかるべき処理をやってくれるの

ですが完全丸投げのケースですと

上記のような事態になります。

 

 

 

オーナー会社では

 

 

会社のお金と個人のお金を完全に

分離して仕分けするのがきわめて

難しいので銀行側もある程度は

黙認しているケースはあります。

 

 

しかしここは程度とバランスの問題で

業績が比較的順調な時はかなり

ゆるゆるですが

 

 

逆に業績が悪くなったときに

厳しく見られるのが常です。

 

 

事実業績悪化すると

 

決算書上は現金がある事に

なっているでしょうが!!むかっ

 

 

と銀行に厳しく追及されて

その後の対応や処理に

非常に苦慮したケースがあります。

 

 

俺は大丈夫か??と感じたら

まずは自分の会社の決算書を見て

自社の現金残高が決算書上

どうなっているのか?

 

 

 

そしてその残高の現金が

実際にあるのか?

そんな確認をしてみてください。

 

 

 

 

決算書上の残高>実際の現金残高

これが甚だしい場合は赤信号ですよ。

 

 

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