東坊城町の個人宅に道標が保存されている。(※以下すべて許可を得て撮影している) 



正面には 「右 くぢら 左 たゑま 道」 と刻まれている。櫛羅の滝と當麻寺方面を案内しているものと思われる。



左側面には文字は無い。ノミ痕のようなものが見られる。



右側面にも文字は見られない。



裏面にも文字は無いようだ。





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橿原市東坊城町の個人宅で保管されている道標。花崗岩の正面を平らに削った半自然石型の道標で、側面にノミ痕のようなものが見られる。正面には 「右 くぢら 左 たゑま 道」 と刻まれており、櫛羅の滝と當麻寺方面を案内しているものと思われる。

詳細は不明だが、案内先が示すように元は現在の葛城市や御所市あたりにあったもののようだ。長らく(おそらく昭和30年代後半から)橿原市曽我町にある民家で保管されていたものをこの場所に移設されている。

また同所には、名神高速道路の建設工事の際に撤去され、昭和30年代に京都の伏見から引き取ってこられた明治41年の銘のある道標も大切に保管されている。先の道標と共に曽我町の民家より移設されたとのこと。曽我町の家にはもう1基あったとのことだが昔に無くなってしまったようだ。

※個人宅にあるためにマップには場所の詳細を載せていない。
※記事内の写真はすべて許可を得て撮影している。


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・各面の内容 

[正面]_右、くぢら、左、たゑま、道 
[他面]_文字なし 


寸法 : 高59cm×幅33cm×厚27cm 



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