古い記事をリニューアルしました。(2024/5/22) 




葛城市辨之庄の下市街道(長尾街道・高野街道)の道標。 
[南面]_左、たゑま、竹の内、大阪、さか(可)い、道 
(「か(可)」は変体仮名) 



[東面]_村中安全 



[西面]_文字なし 



[北面]_文字なし 



頭頂部の形状。



南側から。以前は北西の角地に古民家が建っていたが2015年の末頃に解体され、2016年2月には新しい住宅が建った。写真は2015年。

2016年。

2019年。



西側から。太神宮常夜燈の右には自然石の道標-Bがある。



北側から。新庄・御所方向。



東側から。長尾・當麻方向。


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新庄の北、辨之庄集落の北東端の下市街道(長尾街道・高野街道)がL字に折れる場所に太神宮常夜燈(1802年・享和2年)、「右 つほ(本)さか(可) よしの(乃) 道」と刻まれた自然石の道標-Bとともに立っている。

南面に「左 たゑま 竹の内 大阪 さか(可)い 道」、東面には「村中安全」と刻まれている。

江戸期、吉野大峰詣での宿場町としても賑わっていた新庄のすぐ北に位置する集落ではあるが、辨之庄にも旅籠や茶屋があったという(新庄町史(1967年))。

以前、道標の背後の角地には古民家が建っていたが2015年の末頃に解体され、2016年2月には新しい住宅が建った。工事によって道標が移動されたような形跡は無い。

なにか分かれば追記していく。


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・各面の内容 

[南面]_左、たゑま、竹の内、大阪、さか(可)い、道 
[東面]_村中安全 
[西面]_文字なし 
[北面]_文字なし 
(「か(可)」は変体仮名) 


寸法 : 高102cm×幅30.5cm×厚18cm 


光圓寺西 (下市街道(長尾街道・高野街道)) 



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<2015/6/2 初投稿> 
<2019/9/2 補筆> 
<2022/10/29 補筆> 
<2024/5/22 リニューアル(写真更新・補筆)>